海外旅行時にスマホで使うネット通信手段を比較。ローミングや現地SIM、レンタルWiFiなど各サービスのメリットデメリットのまとめと解説

シェアする

海外旅行時にインターネット通信をどうするかは悩みどころですよね。最近はGoogle Mapやレストラン検索、その他旅行に便利なたくさんのアプリが揃っているため、スマホによるデータ通信は旅の必需品だと思います。そこで今回はキャリアの海外ローミングサービスやレンタルのWi-Fiルーター、現地SIMを使う方法まで、海外での通信手段の特徴やメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。

通信事業者(キャリア)のローミングサービス

ローミングとは、通信事業者(キャリア)同士が提携して、自社の通信エリア外でも他社の通信設備(基地局)を利用して通信ができるようにする仕組みです。

海外には日本の通信事業者の基地局はありませんが、ローミングサービスでは、既に基地局を持つ現地の通信事業者と提携して、海外でも通信できるようになっています。

docomo、au、softbankの3大キャリアは、それぞれローミングサービスを提供しています。どのキャリアも1日当たり最大「2980円」で利用できるようになっています。

docomo

・海外1dayパケ

渡航先で利用を開始してから24時間利用できるプランです。30MBの速度制限があり、定額料は「980円」「1280円」「1580円」の3種類が用意されています。104の国・地域に対応しています。事前に申し込みをすることで利用できます。

・海外パケ・ホーダイ

事前申し込みが不要で、「データローミング」機能をONにするだけで利用できるプランです。速度制限がなく、1日当たり20万パケット(約24MB)まで「1980円」、それ以上でも最大「2980円」で利用できます。104の国・地域に対応しています。

au

・世界データ定額

渡航先で利用を開始してから24時間利用できるプランです。利用開始の設定をするだけで使用できます。150以上の国・地域に対応していて「980円」で利用できます。日本で加入しているデータ定額サービス/料金プランの容量からデータ通信を利用する形になります。

・海外ダブル定額

20万パケット(約24MB)まで1日当たり「1980円」、それ以上でも最大「2980円」で利用できます。163の国・地域で使用できます。

Softbank

・海外パケットし放題

25MBまで1日当たり「1980円」、それ以上でも最大「2980円」で利用できます。163の国・地域で使用できます。

・アメリカ放題

アメリカ本土やハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)などのスプリントネットワークを対象にしたプランです。対象機種が限られておりiPhoneシリーズやiPadシリーズでのみ利用できるサービスです。

メリットとデメリット

メリット

・国内で通常利用するのと全く変わらずに使用できる

・申し込みをするだけで最も手軽に利用することができる

・データ容量を気にする必要がない

デメリット

・1日の定額料金が高めに設定されており利用料金が高い

・格安SIMで使っている場合は音声通話以外を使うことができない

レンタルWi-Fiルーターを利用する

日本でWi-Fi端末(ルーター)を借りて利用する方法です。空港で受け取って帰りに返却することもできます。また、1台あれば同行している人の端末も接続できるため、グループで旅行する場合は有効活用できます。スマホ以外にタブレットやノートPCなど複数端末を使う場合もこの方法がオススメ。渡航国に応じて各社で値段は代わり、キャンペーンもよくしていますので、レンタルする場合は前情報を頼りにするよりも一通り各公式サイトで値段を確認するようにすればお得に利用できると思います。

・グローバルWi-Fi

世界200以上の国・地域で利用できます。4G LTE/3Gプランなどがあります。「1カ国渡航」「複数カ国渡航」などで設定料金が異なります。

・イモトのWi-Fi

世界200以上の国・地域で利用できます。4G LTE/3Gプランなどがあります。2カ国以上の渡航で利用できる「世界周遊プラン」は、1日当たり1580円で利用することも可能です。

・Wi-Ho

90か国以上で利用できます。「海外1カ国用Wi-Ho」「複数カ国用プラン」などがあり、最安で1日当たり390円から利用できます。



メリットとデメリット

メリット

・キャリアのローミングサービスを使うより1日あたりのコストが安く済む

・複数人/複数端末で利用する場合はコストパフォーマンスが良い

・予算や使用日数に応じて柔軟に通信プランの選択ができる

デメリット

・受け取りと返却を行う必要があり少しだけ手間がかかる

・常に持ち歩く必要があり、軽装で出かけたい時にも荷物になりやすい

・連続使用時間や対応企画などルーターのスペックをしっかり確認しておかないと、思うように使えない場合がある

海外利用可能なプリペイドSIMカードを使う

旅行先対応のSIMカードを買って、現在使用中の携帯もしくはSIMフリーWiFiルーターのSIMカードを差替えする方法です。SIMカードとは、電話番号を特定するための固有のIDが登録されており、通話やインターネット接続するために必要なカードのことです。日本で使っているのと同様に携帯電話を使用できるため、いつでも電話や連絡を取ることが可能です。

最も安く通信手段を確保できる場合が多いのがこの方法です。渡航先にもよりますが、主要な行き先の場合は、国内/海外問わず通信事業者のSIMがAmazonなどのECサイトで購入できます。また現地のSIMは空港で販売されていることも多く利便性が高いです。

SIMフリースマホ+海外SIM

SIMロックを解除した端末かSIMフリーの状態で販売されているスマホにSIMを差し替えて使用します。SIMカードを差し替えたことで、携帯電話自体の番号が変わってしまうため、音声通話をする場合は、新しい番号を事前に伝える必要があります。ただ、最近はLINEのようなメッセージングアプリを使ったデータ通話も可能ですので、そちらをメインの通話手段にすれば、気にする必要はなくなりますし、データ通信専用のSIMでさらに価格を安く済ませることができます。

SIMロック解除についてはこちらで少し解説しています。

SIMロック解除も!2年縛りから解放されたiPad mini 4を格安SIM(MVNO)へ乗り換えるための解約準備まとめ
2015年9月にドコモで購入したiPad mini 4のCellularモデルですがそろそろ契約から2年が経過します。当時iPhon...

SIMフリーモバイルルーター+現地SIMを利用する

SIMフリー(SIMロックがかかっていない)のモバイルルーターを購入し、渡航先で利用可能なSIMカードを組み合わせて利用する方法です。

こちらを利用する場合はスマホ本体のSIMロックを解除する必要がなく、またSIMを差し替える必要がないため電話番号はそのままで安くデータ通信を行うことが可能です。

SIMフリー対応のモバイルルーターは自分でSIMカードを選択できます。当然日本で格安SIMをさして使うこともできますし、海外に行く際も毎回レンタルする必要もなく何かあった場合にも現地でSIMを購入すれば使えるため、1台購入しておいても損はないかと思います。私がオススメするのはNECのAterm MR05LN。3つの周波数を束ねて高速通信が可能な上、デュアルSIM対応で用途に応じて切り替えることができます。価格重視ならモバイルバッテリーになるHuawaiのルーターも安くてオススメですよ。

国内購入可能な海外用プリペイドSIMカード

1ヶ国のみに対応したSIMと複数国対応のSIMがあります。複数国対応の方が価格が少し高い傾向にありますので、もし1ヶ国のみの使用であれば、「渡航国+SIM」で検索すると対応のSIMが出てきます。データ容量や使える日数に限りのあるものや通話のできないデータ通信専用のものもありますので、用途に応じたものを選ぶよう注意してください。

メリットとデメリット

メリット

・他サービスと比較して価格が圧倒的に安くなる可能性が高い

・通話のみのプランや通話+データ通信プラン、容量別、日数別など多様なサービスから選択することができる

・(SIMフリースマホの場合)キャリアのローミング同様、スマホだけで使うことができる

デメリット

・購入の手続きや設定に慣れが必要であったり時間を要する場合がある

・キャリア契約のスマホの場合、SIMロック解除が必要になる

・現地でのアクチベーションにWiFi環境が必要になったり、思わぬトラブルに遭遇する可能性がある

・(SIMフリースマホの場合)電話番号が変わってしまうため、告知していないと通話ができない

・(SIMフリールーターの場合)レンタルルーター同様、荷物になってしまう

データ容量に制限がある場合の注意点

データ通信容量に制限のある場合、特にルーターを使ったWi-Fiを利用する際には、注意しておきたいことがあります。それはクラウド系のソフトを使ったバックアップや同期の処理です。例えばiPhoneではiCloudバックアップやiCloudフォトライブラリ、Appの自動ダウンロードなど、Wi-Fi接続時に自動でデータをアップロードするような設定がオンになっていることが多く、このままだとすぐにデータ容量を使い切ってしまう可能性があります。特に旅行先では写真やムービーを撮影する機会も多いと思いますので、必ず設定をオフにするようにしましょう。

スポンサーリンク

まとめ

紹介したように海外でのネット通信手段は複数ありますが、それぞれメリットやデメリットがはっきりとしています。何よりも価格重視であればプリペイドSIMが最もお得ですし、手軽さ重視であればローミングサービスが一番です。グループで行動する場合や、仕事の都合や緊急時の連絡として電話番号は変えたくないけどデータ通信は安く済ませたいということであればWiFiルーターのレンタルが良いですね。海外旅行を少しでも快適なものにするために、通信手段の確保は非常に重要ですので、各サービスの特徴をしっかり理解して選択・利用するようにしましょう。

シェアする

フォローする

この記事をお届けした
LifeStyle Labの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!