暑い夏には扇風機や冷風機として、寒い冬には暖房機(ファンヒーター)として使える、温冷兼用のタワーファンは非常に便利ですよね。季節家電や空調家電は使わない時期があるため、収納の必要もありますが、温冷兼用の製品であれば1年中部屋に置いて活躍することができます。
そこで今回は、そんな扇風(冷風)/ヒーター両対応のタワーファンの中から、デザイン面/機能面にも優れたおすすめの製品をピックアップ。通常の兼用モデルのほか、空気清浄機能や加湿機能、衣類乾燥機能といったさらに便利な機能を搭載した多機能モデルなどを紹介していきたいと思います。
おすすめの温冷兼用タワーファン
ダイソン Dyson Hot + Cool AM09
「羽根のない扇風機」や「吸引力が落ちない掃除機」など、数々の革新的な製品をリリースしているダイソン。タワーファンと聞けば真っ先に思いつくのが、やはりこのダイソンの羽根のないAM(Air Multiplier)シリーズではないでしょうか。
そんなAMシリーズの最新モデルとなるこのhot + cool AM09は、その名前の通り温風(ファンヒーター)と涼風(扇風機)を両搭載したタワーファンです。風を狭い範囲に向けて流せるフォーカスモードと、広範囲に拡散して流すワイドモードという、新しい気流設定を搭載。首振り機能と合わせて使えば、より早く均一に部屋を暖めたり、涼しい風を行き渡らせることができます。
従来のスリムボディは踏襲されており、どんな場所にでも設置可能。また、従来機の弱点であった運転音は、最新型になって静音性が75%アップし格段に良くなりました。これだと音で赤ん坊が起きる事も無く、羽根の無い構造のため小さなお子さんが誤って怪我をする事もありませんね。
ダイソンらしい完成度の高いデザインも、この製品の優れたポイントのひとつ。おしゃれでインテリア性も高く、機能とデザインを両立した製品となっています。
一世代前の製品であるAM05もまだ販売されているため、より安価にダイソンの扇風機兼用ファンヒーターが欲しい人にはこちらもおすすめです。
コイズミ ホット&クール プレミアムタワーファン KHF-1280
コイズミより販売されているKHF-1280は、16段階の送風量調節に加えて、一気に風が欲しい時に便利なターボ機能も搭載した温冷対応のタワーファン。どんな部屋の雰囲気にも合い、スリムなボディのため場所を取りません。
独自のスライドヒーター機構によって、温風と送風の吹出口が切り替わるため、高さが抑えられているのも特徴です。前面上部にあるディスプレイは送風なのか温風なのか、室温は何度なのかを大きく表示。そのため一目で設定温度や部屋の状態が把握できて便利です。
人感センサーの搭載により、感知範囲から人が居なくなると2分後には自動停止。余分な電気代が発生せず節約になる上、人の動きを感知するとすぐに動くため、わざわざ付け直す必要もありません。温冷対応で一年中使える上に、使いやすさを向上させる細やかな機能が搭載されたタワーファンとなっています。
このコイズミのKHFシリーズはラインナップも豊富で、スライドヒーター機構が無くなった分背が高くなったKHF-1281、送風量の調節が4段になりディスプレイも排除されたスタンダードなKHF-1282、従来機に比べて半分以下のサイズに縮小されたKHF-0883などがあります。用途や価格帯で最適な製品を選ぶことができますね。
空気清浄機能付きのおすすめ温冷兼用タワーファン
ダイソン Dyson Pure Hot + Cool Link HP03
HP03はダイソンの羽根無しタワーファンAMシリーズに、さらに空気洗浄機能を搭載した製品です。サイクロン掃除機の開発でも有名なダイソンが、その掃除機開発で培った技術を空気清浄機能へと転用したこの扇風機能付きのファンヒーター。まさにダイソンを代表する2つの製品の融合であり、ダイソンの製品開発技術の結晶ともいえる製品となっています。
空気清浄機能としては、空気中の花粉やウィルス、バクテリアだけでなく、他の空気洗浄機では取りきれないPM0.1レベルの微細な粒子まで徹底的に除去。加えて人体に有害なガスをも除去してくれます。このあたりはサイクロン掃除機の技術が活きていますね。
タワーファンとしての機能は涼風モードと温風モードを両搭載。夏場は涼しく、冬場は温かくしてくれます。専用アプリと連動させると、室内と室外の空気の状況をモニターし、更にはユーザーの希望する日時や設定で運転予約も可能に。他にも室内の空気の状態から自動で風量を調節するオートモードや、静音性を増すナイトモードなど魅力的な機能が搭載されています。
もちろんダイソン製品らしい、そのおしゃれでスタイリッシュな佇まいは健在。部屋を魅力的に飾ってくれますね。デザイン性にも優れ、空気洗浄機/ファンヒーター/扇風機と、3つの機能が1つにまとまったこのHP03は、1年中使えて利便性も非常に高く、価格以上のメリットをもたらしてくれる製品と言えます。
デロンギ 空気清浄機 スリムファンHFX85W14C
デロンギといえばオイルヒーターやエスプレッソマシンが有名なイタリアの家電メーカーですよね。イタリアンデザインと称される洗練されたデザインに、製品開発へのあくなきこだわりが感じられるデロンギ製品は、ファンも非常に多いです。
そんなデロンギから新たに発売になったのが、この温冷対応のスリムファン。涼風、温風、空気清浄と、1年365日活躍する製品です。その最大の特徴は体を優しく包み込んでくれる、デロンギ独自の3Dの風(3Dコンフォート・エア テクノロジー)。円形の美しい本体デザインから生み出されるコアンダ効果を応用したその風は、人への負担を軽減し、リラックスできる空間を生みだします。そのため従来の送風機やファンヒーターに比べて体の表面温度にムラが起きにく、1年中快適に過ごせますね。
涼風は10段階、温風は6段階の調節が可能となっており、各種情報の確認は上部にあるディスプレイで可能。他にも首振りやタイマー機能など、便利な機能も搭載されています。空気清浄機としてはPM2.5を99%除去できる特殊フィルターを採用しており、本体上部のカバーを外すだけで交換できるため、手入れに非常に簡単ですね。
1年中使えるということは、逆に言えば常に部屋に出しておくということになりますが、そのデザインはオブジェにも見える素晴らしさ。デロンギらしい洗練された本体形状に艶やかなメタリックグレーの外観は、部屋の雰囲気を高級感のある物へと変化させてくれます。見た目にも機能にも優れた温冷ファンと言えますね。
加湿機能付きのおすすめ温冷兼用タワーファン
シロカ 加湿つき温冷風扇 なごみ
全自動コーヒーメーカーや炊飯器の「かまどさん」など、近年キッチン家電のヒット作が多いシロカですが、生活家電や空調家電も多くリリースしています。そんなシロカから販売されているこのなごみは、コンパクトなデザインながら温風(ファンヒーター)、冷風に加え、加湿機能も搭載したタワーファン。秋や冬には温風/温風+加湿、春や夏には送風/冷風と4つの使い方ができ、オールシーズン活躍しますね。
キャスターを含めても腰の高さほどしか無く、どんな場所にも置くことが可能。本体背面下部にあるタンクから水を吸い上げることで、冬場には乾燥を防いで潤いのある暖房効果を、夏場には気化熱を利用した自然に近い冷風を送りだすことができます。どちらも体に優しく、年中快適に過ごすことができそうです。
風量は3段階から選べ、部屋の端から端まで行き渡るように風が左右に流れるスイング機能も搭載。マイナスイオンを発生するイオンモードもあるため、空気中のチリやホコリを除去する、空気清浄機としての効果も期待できますね。エアコンの強い冷風や乾燥する温風が苦手な人や、スポット利用、ちょっとした個室で使うのにも便利な製品となっています。
スリーアップ 加湿機能付き スリムタワー温冷風扇「ヒート&クール」 HC-T1804
従来はボックスのような形が多かった多機能温冷風扇を、スリムなタワー型にしたスリーアップのヒート&クール。温風・冷風を送り出せるため、オールシーズン使うことが多い温冷ファンですが、このスリムな形状であれば場所を取りませんね。
温冷ファンとしての機能も従来機と比べてもそん色なく、特にヒーターとして利用した場合は、最大1200Wというハイパワーな暖房を実現。本格的なヒーターとして利用することができ、寒い冬でもこれ1台で乗り切れそうです。
加湿モードを併用すれば、夏はひんやりとした冷風を、冬は乾燥対策に役立つ潤いのある温風を送る事ができて、快適に過ごすことができますね。上部に配置された各種コントロールボタンもシンプルで、本体デザインも非常にスタイリッシュです。
リモコン操作も可能で便利に使うことができ、オールシーズン活躍するスリムな温冷兼用のタワーファンとなっています。
ゼンケン スリム温冷風扇 ヒート&クール
ゼンケンより販売されているこのスリム温冷風機は、1台で4役こなせる温冷ファン。送風、適度に冷えた自然な冷風、温風、加湿温風と、季節や環境、状況に合わせて最適なモードで運転することができる製品です。
電気代がエアコンに比べて半額以下という、ランニングコストの安さもポイント。冬場には最大1200Wのパワフルなセラミックヒーターとして使うこともでき、オールシーズン活躍しますね。自動でスイングするルーバーによって冷風・温風共に上下左右に送り出されるため、広範囲に効果を感じることができます。
キャスターが付いているため持ち運びもしやすく、シンプルなデザインで、洋風/和風を問わず様々な部屋でマルチに活躍する1台となっています。
番外編:温風/衣類乾燥機能を搭載したサーキュレーター
YAMAZEN DRY FORCE
リーズナブルな生活家電などを豊富にリリースしている、YAMAZEN(ヤマゼン)。そんなヤマゼンから販売されているこのDRY FORCEは、「1年中活躍するサーキュレーター」をコンセプトに開発された製品です。遠くまで直線的な風を飛ばすサーキュレーターに、温風機能を搭載し、オールシーズン活躍する製品となっていますね。
丸みを帯びた羽根の部分は上下左右に首振りをし、冷風と温風を部屋の端まで送り出してくれます。最大の特徴である衣類乾燥モードでは、室内干しにかかる時間がこれまでの半分に短縮する事が可能ということで、非常に便利に使えますね。
コンパクトなデザインとなっているため、机の上に置いたり、ちょっとした隙間などに置くこともでき、コンセプト通り年間を通して使えるサーキュレーターとなっています。
スリーアップ ヒート&クール HC-T1805
スリーアップから販売されているこのHC-T1805は、豊富な機能が魅力のサーキュレーター。夏場には本来の機能であるエアコンの風を拡散するサーキュレーターや扇風機として、冬には温風を使って暖房や衣類乾燥に使うことができるようになっています。
他にも4段階の送風モードや心地よい自然風モード、静音性に優れたおやすみモードなど、機能が非常に充実。オフタイマー設定もあるため、無駄な電気代を発生させず経済的に使うことも可能です。左右の首振りを自動にすることもでき、衣類乾燥モードで一列に並んだ衣服を均等に乾かすというような使い方もできますね。
モノクロのシンプルでおしゃれなデザインは、どんな部屋においても違和感なく馴染みます。サーキュレータータイプのため、小さなボディは置く場所を選ばず、多機能なため1年を通して大活躍してくれる製品となっています。
まとめ
季節を問わずまさにオールシーズン活躍する、温冷対応のファンは非常に便利です。しかし1年中使えるということは常に部屋においているということにもなるため、機能面に合わせてデザイン面も重要視したいところですよね。
今回紹介した製品は先進的な本体形状であったりシンプルであったりと、機能面だけでなくデザイン面にも優れたラインナップになっています。夏や冬も快適に過ごせるように、ぜひお気に入りの1台を見つけて、暮らしに役立ててくださいね。
温冷対応のタワーファン以外にも石油ファンヒーターやセラミックファンヒーター、パネルヒーターなど、暖房機器のおすすめ製品を色々と紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
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