油を使わずヘルシーに揚げ物を調理できるノンオイルフライヤー。揚げ物が大好きだけどカロリーが気になるという人にとっては強い味方ですよね。また油の準備や後処理も不要となるため、調理も楽チンです。
揚げ物のイメージが強いノンオイルフライヤーですが、実は揚げ物の調理だけでなく惣菜の温め直しなどにも使えます。電子レンジではベチャベチャになりがちな食材でも、ノンオイルフライヤーなら出来立てのようなカリッとした食感が再現可能です。最近のモデルではパンやケーキなどの調理ができたりと、ノンオイルフライヤーが1台あるだけで料理の幅が一気に広がりますね。
そんなノンオイルフライヤーですが、近年は様々なブランドから様々な機能を持った製品が販売されており、どれを選んだらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、数あるノンオイルフライヤーの中から特におすすめの製品を厳選。それぞれの製品の特徴や機能を詳しく紹介していきたいと思います。
フィリップス ノンフライヤー HD9216/66
ノンオイルフライヤーの先駆け的な存在とも言えるフィリップスのノンフライヤー。油を使わずに揚げ物が作れるという当時では新しい画期的な機能から、発売当初はかなり話題になりましたね。独自の高速空気循環技術で油を使わずともサクサクの揚げ物が調理できるこの製品。ヘルシーでありながらも、油で調理した揚げ物と味の差はほとんどないと言えるほど美味しく仕上げることが可能です。
揚げ物はもちろん、グリル、ベイク、ローストにも対応。手軽な料理から手の込んだ料理まで、1台あるだけで様々な料理を作ることができます。時間と温度は手動で調整可能なので、調理の際の融通も効きますね。フィリップスのホームページに掲載されているレシピを真似するだけで美味しい料理が手軽に作れますし、オリジナルのレシピを試してみることもできます。
旧モデル「HD9200/27」では食材は1段でしか配置できませんでしたが、「HD9216/66」には食材を2段に分けて配置できるダブルレイヤーアクセサリーが標準搭載されるようになりました。複数の料理を同時に調理することができるので、忙しい朝にパンと惣菜を同時に調理するなんていう使い方をしても良さそうですね。旧モデルに比べて重量も1.2kg軽くなり、使い勝手も良くなっています。
丸みを帯びたスッキリしたデザインは、台所に置いておいても馴染みます。コードは本体に収納できるので、使っていない際に邪魔になることもありません。ノンオイルフライヤーと言えばこの製品と言ってもよい、定番の商品と言えると思います。
商品ラインアップとしてはノンフライヤープラス「HD9531/22」という製品もあります。こちらは操作方法がダイヤル式ではなくタッチパネル式となっており、より細かな温度や時間の設定ができるようになっています。位置付けとしては「HD9216/66」の上位機種といったイメージですね。
ティファール アクティフライ
ティファールの「アクティフライ」は、フライヤー内部のパドルがぐるぐると回転し、食材を自動でかくはんできるのが最大の特徴。食材を加熱しながらかくはんすることで、全体をムラなく調理することができます。
揚げ物を美味しく作れるのはもちろんですが、自動かくはん機能を使えば「炒める」「煮込む」といった調理もできます。例えばかくはんのスピードを上げて「チャーハン」、かくはんのスピードを落として「カレー」なども調理可能。ここまでくるとノンオイルフライヤーと言うよりは万能調理器といった感じですね。また「アクティフライ」の自動かくはん機能は特許技術となっているので、他社はこの技術を真似することができません。自動かくはん機能を使いたいのであれば、「アクティフライ」一択となります。
操作方法はタッチパネル式となっているので、細かな温度・時間設定が可能です。またボタンは「モード切り替え」「+」「−」「電源ON/OFF」の4つのみと非常にシンプルなため、操作に迷うこともありません。
フライヤー部分の蓋は透明となっています。調理中に食材の様子が一目でわかるのは嬉しいですね。重さは3.7kgと非常に軽いため、持ち運びも容易です。
アイリスオーヤマ FVX-D3B-S
一見オーブントースターのような形をしていますが、実はノンオイルフライヤーの機能も兼ね揃えているのがアイリスオーヤマの「FVX-D3B-S」。もちろんオーブントースターとしても使えますので、1台2役で活躍してくれます。キッチン周りの省スペース化を図れるのも嬉しいポイントですね。
また、一度に調理できる食材の量が多いのも特徴です。オーブントースターとして使う場合は食パン4枚分、ノンオイルフライヤーとして使う場合は唐揚げ約400g分が収まります。家族全員分の食事を作る時などは、「FVX-D3B-S」の容量の大きさが役立つのではないでしょうか。
サイズは幅34.1×奥行32.5×高さ34.8cmとなっており、一般的なオーブントースターと同じくらいです。オーブントースターを置くスペースがあれば、そこにそのまま「FVX-D3B-S」を置けるといったイメージですね。
商品ラインアップとしては他に「FVX-M3B-S」という製品もあります。こちらの製品には「自動調理メニュー」というボタンがついており、「唐揚げ」や「エビフライ」を始めとする計6種類の食材がボタン1つで調理できます。また操作方法がダイヤル式ではなくボタン式となっており、より細かな温度や時間設定が可能です。位置付けとしては「FVX-D3B-S」の上位機種といったイメージですね。
ROOMMATE ゼロフライヤーミニ EB-RM9700A
ROOMMATEの「EB-RM9700A」は、片手で持ち運べるほどのコンパクトなサイズが最大の特徴です。幅21.4×奥行22.9×高さ26.7cmとなっており、容量こそ少ないですが、置き場所に困らないのは嬉しいポイント。どちらかと言うと一人暮らし向けのノンオイルフライヤーといったイメージですね。
サイズは小さくても、温度設定は最大200℃までとパワーは十分です。フライヤー以外の機能はついていませんが、1万円以下のお得な値段で購入できます。必要最低限の容量と機能だけを求めている人にはぴったりです。
本体カラーはホワイトとレッドの2色展開です。シンプルで小柄なデザインなので、キッチンのどこに置いても馴染みそうですね。小型なので、食卓テーブルの上に置きながら調理するといった使い方をしても良いでしょう。
ショップジャパン カラーラ
「カラーラ」は大手ネットショッピングサイトでもあるショップジャパンが販売するノンオイルフライヤーです。温度設定は60〜200℃、時間設定は0〜60分と非常に幅広く、使い勝手の良いノンフライヤーとなっています。
カラーラの特徴はバスケット部分に熱風を取り込むための「ウインドキャッチャー」がついている点。食材全体をムラなく加熱することができるので、油を使って調理したかのようなカラっとした食感を再現できます。また揚げ物の他にも、ケーキやローストビーフといった料理にも対応しています。アイディア次第では、様々な料理にチャレンジできそうですね。
商品ラインナップとしては、本体のみの販売に加え、本体に専用の丸鍋が付属したセットも販売されています。丸鍋を使うと蒸し料理や煮物料理にも対応できるようになるため、料理の幅が一気に広がります。
オンライン生活 エコフライヤー LFR-803
操作のシンプルさと手入れしやすさを追求したのが、オンライン生活の「LFR-803」。余計な機能がついていないため、フライヤーに食材を入れて温度とタイマーを設定するだけで調理が可能です。家電の複雑な操作が苦手という人でも、これなら簡単にノンオイルフライヤーを使うことができますね。
料理後の手入れに関しては、フライヤーの部分と油受けの部分を取り外して丸洗いするだけ。食洗機に対応しているのも嬉しいポイントではないでしょうか。
本体上側には唐揚げやフライドポテトといった主要な揚げ物の設定温度と設定時間が明示されています。いちいちレシピを調べなくてもすぐに調理を開始できるのは便利ですね。
ElleSye 電気フライヤー
ElleSye の「電気フライヤー」は1万円以下という低価格で購入でき、かつ大容量なのが魅力です。3.5L分の食材を一気に調理することができるので、3〜4人家族の場合でもこれ1台で十分に対応。これだけ容量が大きければホームパーティなどでも活躍しそうですね。
こちらは海外製の製品となりますが、日本語のレシピがしっかり付属しています。また本体内部が一定温度を超えると自動で電源が落ちる仕様となっており、安全性にも十分に配慮されていますね。調理中に本体を開いてしまった場合も自動で電源が落ちるので、年配の方やお子さんが近くにいても安心です。
フライヤー部分と油受け部分は丸洗いできるだけでなく、フッ素コーティングがされているので汚れがこびりつきにくくなっていっています。ノンオイルフライヤーとはいえ食材そのものから出る油はフライヤーを汚しがちなので、手入れが楽なのはありがたいですね。
温度や時間の表示にはLCDディスプレイを採用。バックグラウンドが青色に点灯するデザインは視認性に優れるだけでなく、家電としてのオシャレさもバッチリですね。
まとめ
揚げ物をヘルシーに調理できるだけでなく、揚げ物特有の後片付けの手間も省けるノンオイルフライヤー。揚げ物をよく作るという人は1台持っていて損はない製品ですね。製品によっては揚げ物以外の様々な料理にも対応可能で、使えるシーンも幅広くなります。付属のレシピ集を参考にしてもいいですし、オリジナルのレシピにチャレンジしてみてもいいですね。
ノンオイルフライヤーは料理したい食材、家族の人数、予算などによって最適な製品が変わってきます。各商品を比較して、ぜひ最適な1台の購入を検討してみてください。
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