寒い季節の必需品とも言えるファンヒーター。中でもセラミックファンヒーターは、石油ファンヒーターやガスファンヒーターと違い、電気だけでで動かすことができるため、手軽に導入できて人気も高いですね。薄型の製品やデザイン性の高い製品も多く、部屋の雰囲気を邪魔することもないため、他のヒーターからセラミックファンヒーターに買い替える人も多いようです。
そこで今回は、そんな数あるセラミックファンヒーターの中から最新モデルやデザインが優れたモデルなどを厳選。それぞれの製品の特徴などを紹介していきたいと思います。
パナソニック DS-FS1200
どんな場所にも馴染む外観と、シンプル操作の使い勝手の良さから、非常に高い人気を誇るパナソニックのセラミックファンヒーター。パナソニックでは、セラミックファンヒーターのシリーズを毎年のように販売していますが、このDS-FS1200は2018年最新のモデルになります。
サイズは315×280×135で重量は2.6kgと、外観は2017年モデルからの変化はなし。機能面で切タイマー機能が追加されていますね。それに伴い前モデルでは切・弱・強と三段階の運転切り替えスイッチが本体上部に1つだけ存在していましたが、FS1200ではもうひとつ切タイマー用のスイッチが追加されています。この切タイマー用のスイッチを使うことで、1時間刻みで最大5時間まで切タイマーを設定できるようになっています。
1170Wとハイパワーなため、広い空間を暖めることも可能。前モデル同様、手動で風向きを変える風向き可変ルーバーや、転倒時に自動的に電源を切るOFFスイッチも搭載されています。人感センサーや消臭機能のような余分な機能は排除されており、まさに部屋を暖めることだけに焦点を絞った製品と言えますね。
余計な機能が存在しないぶん、外観も操作性も非常にシンプル。また本体価格も抑えられており、ベーシックなセラミックファンヒーターが欲しいという人におすすめのモデルとなっています。
ちなみに前年度モデルとなるDS-FN1200もまだ一部の通販サイトなどでは販売されています。FS1200よりも安くなっていることが多いため、切タイマーが必要ない人はこちらのモデルもおすすめです。
デロンギ カプスーラ HFX30C11
オイルヒーターで有名なイタリアの有名家電ブランド、デロンギ。そんなデロンギから登場した最新のセラミックファンヒーターがこのカプスーラです。
その特徴は家電とは思えないデザイン性の高さですね。まるでポータブルスピーカーのようにも見える丸みを帯びたデザインに、マット仕上げのボディ、そして革のように見えるボディと一体になった金属製ハンドル部分など、その外観は非常にスタイリッシュ。とてもヒーターとは思えない佇まいで、インテリアにも自然に溶け込み部屋をおしゃれに飾ってくれそうです。
長年ヒーターを開発販売してきたデロンギですので、もちろんデザイン面だけでなく性能面も優れています。サイズは195×150×275mmとA4サイズより一回り小さいコンパクトサイズ、重さは1.4kgと軽量でありながら、パワフルな1150Wの高い出力を実現。卓上に置いて使うなど、利用の幅も広がりますね。安全性にも配慮したPTCセラミックファンヒーターを採用し、温度過昇防止復帰型サーモスタットや転倒時自動電源遮断装置といった安全装置もついており、安心して使うことができます。
カラーはアイボリーホワイトとアスファルトブラックの2色展開。シンプルなカラーと丸みを帯びたデザインがマッチしておしゃれですね。デザイン性にも機能性にも優れたセラミックファンヒーターとなっています。
Stadler Form Anna PTCファンヒーター
高性能かつユニークなデザインの家電を多く世に送り出している、Stadler Form(スタドラーフォーム)。こちらのPTCファンヒーターも他のスタドラーフォーム製品同様、スタイリッシュなデザインが特徴の製品ですね。四角い長方形の本体には余分なでっぱりやツマミは無く、金属製の足がしっかりと支えている様子は上品な佇まいを周囲に与えます。
最大1200Wのハイパワー運転が可能で、スリムなボディの中には2つの大きなファンを搭載。加えて約23cmと縦に広い送風口により、比較的高い場所まで暖かい風を届けることができます。足元だけでなく腰の辺りまで暖めることができ、キッチンでの利用などにも良さそうですね。
ちなみに名前にも入っているPTCとは内部に使われている半導体の事で、劣化が少なく長期間使えることがメリット。さらに温度が上昇するにつれて自動で電気消費を抑えるという特性もあるため、設定温度以上にならないように自動調整が働き電気代の節約にもなりますね。
サイズは185×150×370mm、重量は2.5kg、カラーは6色で日本限定カラーも用意されています。生活空間を邪魔しない事をコンセプトにデザインされたAnna PTCファンヒーターは、部屋のカラーや雰囲気を崩すことのない、スタイリッシュな製品となっています。
スタドラーフォームの家電については下記の記事でもまとめています。よろしければ合わせてご覧ください。
BRUNO(ブルーノ) コンパクトウッドハンドルヒーター
インテリアショップなどでも取り扱われ、累計販売台数が100万台を突破したホットプレートで有名なBRUNO(ブルーノ)。そんなBRUNOから登場したこちらのコンパクトウッドハンドルヒーターは、従来の四角形デザインのファンヒーターと一線を画す筒状デザインが特徴の製品です。
筒状の本体には木製の取っ手が付いており、その外観はまるでレトロな家具のような印象。コンパクトでどこにでも持ち運んで使えるようになっています。操作も非常にシンプルで、ダイヤルを回すだけという直感操作が可能。子どもやお年寄りでも難なく使うことができますね。
最大900Wのため、部屋全体を暖めるというよりも、どちらかと言えば一人用のファンヒーターと言ったところでしょうか。本体は上下に傾ける事ができ一方向に向かって温風が流れるため、暖めたい場所に向ければより効果的に使うことができますね。
サイズは191×167×273mmでカラーはホワイトとカーキの2色展開。おしゃれなレトロデザインで生活感を感じさせることのないファンヒーターとなっています。
プラスマイナスゼロ セラミックファンヒーター
おしゃれなデザイン家電の先駆者とも言えるプラスマイナスゼロ。グッドデザイン賞も受賞しているこちらのセラミックファンヒーターはそんなプラスマイナゼロの代表的な製品のひとつですね。
凹凸の無いスッキリしたデザインで部屋の雰囲気を崩すことなく、空間にも調和するこの製品。従来のセラミックファンヒーターにありがちな、ずんぐりとしていて光沢があり、いかにもヒーターという自己主張が強いイメージを一新しました。天面をオーパル型のフラットな物とし、面と線で描いたようなボディは凹凸が無く、すっきりとコンパクトに纏まっていますね。
サイズは300×290×115mmで重量は2.6kg。モードは強弱の2種類で、1時間・3時間・6時間とタイマーを設定する事も可能です。シンプルなボディ下部にはルーバーが取り着けられているため、左右だけでなく上にも動かすことができ、足元から膝や腰といった部分も重点的に暖める事も出来ますね。
コンパクトで目立たないデザインのため、自宅だけでなくオフィスに持ち込んで足元から暖めるのに向いていますね。1200とハイパワー運転も可能で、カラーはベージュとブラウンの2色展開。どんな部屋でも自己主張する事なく、空間に馴染むセラミックファンヒーターとなっています。
YAMAZEN DHF-K12
セラミックファンヒーターに限らず、ファンヒーター系の暖房が苦手という人も多いですよね。その要因のひとつが、室温の調整が難しくエアコンのように室温を一定にキープしづらいため、部屋が暑いなと感じたら電源を切り、寒くなったら付けるという煩わしさではないでしょうか。しかしYAMAZENのDHF-K12はそんな煩わしさを解消した製品になります。
DHF-K12は室温センサーを搭載し、16℃、20℃、24℃、26℃の4段階から好みの室温を選択可能。センサーとマイコン管理により温度を一定に保つことができるようになっています。本体表面の右上隅に現在の室温が表示されるため、室温管理にも役立ちますね。無駄な暖めを防ぐこともでき、寒い冬場でも快適に過ごす事が出来そうです。
サイズは250×120×365mm、重量は2.1㎏とコンパクト設計ながら1200Wのハイパワーも魅力のひとつ。トイレや脱衣所といった狭い空間からリビングのような広い空間でも大活躍ですね。また転倒オフスイッチや5時間過ぎると自動でオフするタイマーも搭載されており、安心安全に使うことができます。
本体のカラーは光沢の美しいブラックとホワイトの2色展開。セラミックファンヒーターの室温管理や操作が面倒と感じる人におすすめの製品となっています。
シャープ HX-G120
セラミックファンヒーターを使う上で気になるポイントと言えば、空気の乾燥ではないでしょうか。石油ファンヒーターなどと違い水蒸気を発生させないセラミックファンヒーターは、どうしても部屋を乾燥状態にしてしまいます。冬場の乾燥した環境では、ウイルスの繁殖なども気になりますよね。そんな問題を1台で解消できるようにしたのが、このシャープのプラズマクラスター搭載 加湿セラミックファンヒーターHX-G120ですね。
運転モードとして暖房・加湿・プラズマクラスター運転を搭載。それぞれ個別に使う事も出来ますが、組み合わせて使用する事もできるようになっています。これにより温風を出しながら空気洗浄、加湿をしながら空気洗浄といった使い方も出来ますね。内蔵してあるタンクやエアフィルターは取り外し可能で、丸洗いしても大丈夫なため手入れも非常に簡単でメンテナンス性も高いです。
シャープお得意のプラズマクラスターは浮遊しているカビ菌を除菌し増殖を抑えたり、ウィルスの作用を抑えるほか、消臭や布類に残る静電気も除去します。除菌や殺菌、消臭などの機能が搭載されたこの製品であれば、小さなお子さんやお赤ちゃんが居る家庭でも安心して使うことができますね。
温度と湿度のWセンサーを搭載しているのも魅力のひとつ。おまかせ(自動)運転で室温を快適に過ごせる20℃から22℃に、うるおい(自動)運転で湿度を室温に応じて55~65%に維持してくれるというのは嬉しいですね。サイズは450×180×417mmで、重量はタンクに水が入っていない状態で5.3kgと、セラミックヒーターとしてはやや重ため。ただ機能性を考えればそこまで気になる重さではないように思います。
冬は風邪やインフルエンザなど、病気になりやすい時期。1台で冬の室内環境を整える様々な機能が欲しいという人には、この多機能なセラミックファンヒーターがおすすめです。
ドウシシャ Pieria THC-11021
コスパが高くデザインにも定評があるドウシシャのPieriaシリーズ。このTHC-11021は、そんなPieriaシリーズから登場した、柔らかい印象を与えるセラミックファンヒーターです。
サイズは375×270×130mmで重量は3.1kg。薄型コンパクトデザインのため狭いスペースに置くこともでき、場所を選ばすに使うことができますね。本体前面部には人感センサーを搭載しており、自動的に運転・停止をおこなってくれます。常に人がいないようば場所に置くのも便利ですし、人がいなくなれば運転も停止するため無駄な電力を使うこともありませんね。
本体後面の吸気口には活性炭フィルターが取り付けられているのも嬉しいポイント。脱臭しながら暖めることができ、消臭効果が期待できます。消費電力は1000Wで運転モードは強弱の2種類、1時間・2時間・4時間の3段階のタイマー機能も搭載。切り忘れ防止や転倒オフスイッチといった安全装置も搭載されているため、安心して使うことができます。
美しく光沢のあるホワイトと、木目調の落ち着いた色合いをしたウッドカラーの2色展開。リビングやキッチンで足元を暖めるのはもちろん、消臭効果も期待できるためトイレや脱衣所などで使うのにも最適な製品となっています。
同じドウシシャのPeriaシリーズには人感センサー付きで足元を暖めるTHC-1061という製品もあります。こちらもレトロ可愛いデザインで人気がありますね。
アイリスオーヤマ KJCH-12DD3
セラミックファンヒーターは温風が出るまでの時間が短いが、ガスファンヒーターに比べると暖房能力が低いと言われてきました。そのためトイレや脱衣所といったスポット利用がメインになることも多いのですが、このアイリスオーヤマのKJCH-12DD3はコンパクトながらリビングでのような広い空間でも使えるファンヒーターとなっています。
サイズは260×135×379mm、重量は2.5㎏と持ち運びに便利なサイズとなっていますが、モータとファンが進化した事により、従来品よりも温風の届く距離が2.3倍にアップ。広い部屋でも活躍できるようになっています。運転モードは全部で3種類を用意。最大能力を発揮するパワフルと、稼働音を極力出さないようにする静音、そして電気代節約の節電モードがあるため、利用シーンなどに応じて使い分けることができますね。
人感センサーを搭載し、人の動きを感知して自動でON/OFFすることも可能。90秒以上人を感知しない場合は、一定時間経過後に運転を自動停止させる、というようなこともできるようになっています。人が居ない時間帯に無駄に稼働する事を止めてくれるため節電にも繋がりますね。もちろん再度人を検知した場合には自動で起動します。
チャイルドロック、転倒時安全装置、切り忘れ防止機能、過熱防止安全装置などの安全機能も充実。小さな子供の居る家庭でも、安心して利用できる製品となっています。
まとめ
使いたい時にすぐに電源を入れて暖めることができるセラミックファンヒーターは、寒い季節には本当に役立つアイテムですよね。他の暖房器具に比べて暖める能力がやや劣ってはいますが、最近の製品は1200Wクラス(コンクリ住宅で8畳まで対応)のものも多く、ある程度の大きさの空間は暖めることが出来るようになっています。
人感センサー付きやおしゃれなデザインのモデルなど、セラミックファンヒーターにも様々な製品がありますので、ぜひ好みや利用シーンに応じて最適な製品を選んでくださいね。
セラミックファンヒーター以外にも温冷対応のタワーファンや石油ファンヒーター、パネルヒーターなど、暖房機器のおすすめ製品を色々と紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
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