登山に行く際、まず用意したいものと言えるのが登山用リュック。着替えや行動食など、登山には何かと持って行きたい物が多いため、それなりに容量が大きいリュックが求められます。加えて登山用リュックには、荷重を安定させるためのベルトやリュックを体にフィットさせるための背面パッドが付いており、登山の用途に特化しているのも特徴です。
そんな登山用リュックですが、各メーカーからさまざまな製品が販売されています。初めて買う人は、どれを選べばよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、おすすめの登山用リュックを厳選して紹介。容量別に、各製品の特徴を詳しく解説していきます。
登山用リュックの最適な容量
登山用リュックには、さまざまな容量の製品があります。目的別の最適な容量の目安は、以下の通りです。
- 20リットル台:防寒着が必要ない軽めの登山
- 30リットル〜50リットル:ある程度の道具を持ち歩きたい日帰り登山
- 50リットル以上:テント泊の登山
登山の目的に応じて、最適な容量を選びましょう。
20リットル台のおすすめの登山用リュック
THE NORTH FACE Vostok 28
アメリカの有名アウトドアメーカーTHE NORTH FACEが販売するのが「Vostok 28」。一見シンプルな見た目ですが、多機能を詰め込んでいるのが本製品の特徴です。28リットルの小柄な本体ですが、ポールループやウエストベルトを搭載し、軽めの登山であれば十分に対応できます。
メインの収納口は3口に分かれており、リュックの中身がゴチャゴチャにならない仕様です。小物をたくさん持ち歩きたい人にもぴったりですね。
素材には、耐摩耗・耐引裂強度に優れたROBICを採用。加えて本体底部は2重構造になっており、擦れに強いのも特徴です。頻繁に登山に行く人でも、長期間使い続けられます。
外観は落ち着いたシンプルなデザイン。登山用としてはもちろん、普段使い用にしてもいいですね。
GREGORY バックパック オールデイ
「バックパック オールデイ」は、アメリカのバックパックブランドGREGORYが販売する製品です。本製品は無駄な機能が少なく、シンプルで使いやすいのが魅力。収納口は少なめですが、その分どこに何を収納したかで迷いません。また収納口は大きく開く構造なので、物の出し入れも容易です。
ショルダーストラップは、体にフィットしやすいよう自然なカーブに設計されています。内部にはEVAが封入されているので、肩が痛くなることもありません。長時間歩き続ける登山にもぴったりですね。
デザインの豊富さも特徴で、10種類以上のカラーラインナップが用意されています。自分の好みに応じて、好きなデザインを選びやすいのが魅力ですね。
シンプルさとデザイン性を兼ね備え、誰にでも使いやすい登山用バックです。
CT Factory 登山リュック 折りたたみ 25L
CT Factoryが販売する「登山リュック 折りたたみ 25L」は、折り畳みに対応した登山用リュックです。折り畳んで収納ケースにしまえば、手のひらサイズまで小さくなります。使わないときは収納ケースにしまっておけば、邪魔になりませんね。登山時のサブリュックとして、メインのリュックに入れておいてもいいでしょう。
なお収納ケースは、小物入れやトイレットペーパーポーチとして使うこともできます。特にトイレットペーパーポーチとしての用途は、登山との相性も良いですね。
本体表面には、撥水性ナイロンが採用されています。水を弾くため、突然の雨にも対応できるのが強みです。
本体カラーはレッド・ブルー・ブラックの3色展開。好みに応じて好きなデザインを選びましょう。
折り畳み機能を活かし、さまざまな使い方ができる登山用リュックです。
30リットル〜50リットルのおすすめの登山用リュック
Coleman ウォーカー33
アメリカのキャンプ用品メーカーColemanが販売する登山用リュックが「ウォーカー33」。Amazonを始めとするECサイトでも絶大な人気を誇る本製品は、シンプルなデザインでありながら多機能を有しています。外側には4つのポケットが配置され、頻繁に取り出したいアイテムを収納するのに便利。またメイン収納口の内側には、小物を整理するためのオーガナイザーポケットが配置されています。小物をたくさん持ち歩くときも、リュックの中でごちゃつきませんね。
本体容量は31〜40リットルと、日帰り登山には必要最低限なサイズ感。1日分の着替えやちょっとした登山用具を収納するのにちょうどいい容量です。
カラーラインナップの豊富さも魅力。10種類以上の本体カラーが用意されているので、好みのデザインを選べます。
シンプルだけど使いやすい登山用リュックを探している人におすすめです。
UNDER ARMOUR アンディナイアブル3.0
「アンディナイアブル3.0」はアメリカの人気スポーツ用品メーカーUNDER ARMOURが販売する登山用リュックです。悪天候での使用にも対応した本製品は、全面に撥水加工が施されています。突然雨が降ってきても、リュックの中身が濡れてしまう心配がありません。底部のパネルは耐摩耗性優れ、地べたにリュックを置く際も安心です。
両脇のウォータボトルは、通常のリュックよりも大きめの設計。ペットボトルはもちろん、水筒もすっぽり収まるのが魅力です。
背負った際に背中と接するバックパネル部分は、人工工学に基づいた設計がなされています。長時間背負っていても背中が痛くならないので、登山には最適ですね。
本体上部には、アンダーアーマーのロゴが大きくプリントされています。ひと目でアンダーアーマーと分かる、スポーティーなデザインが魅力ですね。
屋外で快適に動き回れる登山用リュックを探している人にぴったりの製品です。
THE NORTH FACE テルス35 M NM61810
THE NORTH FACEが販売する「テルス35 M NM61810」は、登山時の快適性にとにかくこだわった製品です。前モデルからは生地強度を強化しつつ、軽量化を実現。登山時の負担を極限まで減らしているのが特徴です。小物入れ用のポケットは多数配置されており、中でも便利なのがヒップハーネス部のポケット。リュックを下さずともスマホやティッシュなどが取り出せるので、ストレスがありません。
本体はヒップハーネスとチェストストラップにより、2重で体へと固定することができます。リュックにたくさん物を入れていても重心が安定するため、長時間の登山にもぴったりです。
本製品にはレインカバーが標準で付属します。突然の雨に対応できるのはもちろん、リフレクター仕様なので夜間の視認性を高める目的でも使用できます。
本格的な登山にチャレンジする人にも満足度の高い製品です。
50リットル以上のおすすめの登山用リュック
OSPREY ストラトス 50
アメリカの登山用リュック専門メーカーOSPREYが販売するのが「ストラトス 50」です。背面部が全てメッシュ仕様になっている本体は、汗をかいても蒸れにくいのが魅力。夏場の使用にも適していますね。
全体の仕様としては本格的な登山を想定しており、登山用リュックに求められる機能は概ね搭載しています。ポールを固定するためのポールループやレインカバーなどは標準搭載なので、本製品を購入してすぐに登山にチャレンジできますね。
本体容量は50リットルと、1泊程度の登山にちょうど良いサイズ感。着替えや道具を余裕を持って収納できます。
機能面と容量面ともに、どんな登山スタイルにも対応しやすい登山用リュックです。
GREGORY BALTORO65
「BALTORO65」はGREGORYが販売する登山用リュックです。65リットルという大容量な本製品ですが、長時間背負っていても疲れにくい設計が魅力。ハーネスとヒップベルトの両方が独立して回転する機構を採用し、リュックが自然と体へとフィットします。背面部にはマトリクス換気型バックパネルを搭載し、空気の流れを効率化。暑い日に長時間背負っていても背中が蒸れません。
メインの収納口は上下に大きく開く構造を採用しており、大きな荷物でもスムーズに取り出せます。リュックにたくさん荷物を詰め込んだ際にも便利ですね。
本体カラーはブラック・ブルー・オレンジの3色展開。主張の少ないシンプルなデザインなので、どのカラーを選んでも服に合わせやすいです。
それなりに容量が大きく、快適に使える登山用リュックが欲しい人に最適な製品ですね。
HAWK GEAR バックパック 80L
HAWK GEARが販売する「バックパック 80L」は、さまざまなシチュエーションで活躍する大容量登山用リュックです。80リットルの本体容量は、簡易テントや複数日分の着替えも楽々収納できます。また大容量に合わせ、ヒップハーネスも分厚く設計されています。荷物をたくさん詰め込んでも、重心が安定しやすいのが魅力ですね。
長方形型の本体フォルムも特徴の1つ。丸型のリュックとは違い、リュックを立て掛けたり車に積んだりした際も形崩れしません。荷物を一杯まで詰め込んで使いたいときにもぴったりですね。
10色以上の豊富なカラーラインナップも人気の理由。落ち着いた色から派手目な色まで揃っているので、好みに応じて選びましょう。
大容量を活かし、登山だけでなく長期旅行や長期出張にも活用できる製品です。
まとめ
登山を楽しむなら、登山用リュックは必須アイテムです。たくさんの物を持ち歩けるのはもちろん、登山専用に設計されているため、長時間背負っていても体に負担がかかりません。
そんな登山用リュックですが、容量別にさまざまな製品が販売されています。目的や用途に応じて、最適な製品の購入を検討しましょう。
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