料理の下ごしらえを一気に楽にしてくれるフードプロセッサー。料理における「刻む」「混ぜる」などの面倒な作業を時短してくれるだけでなく、包丁では出来ないきめ細かい仕上げも可能で、1台あるだけで料理の幅を一気に広げてくれます。元々は業務用ニーズで開発されたフードプロセッサーですが、今となっては一家に一台と言っても過言ではないくらい一般的な調理器具になりましたね。
「掃除が面倒」というイメージが強いフードプロセッサーですが、近年はメンテナンス性を重視したモデルも多く販売され、掃除の手間は減りつつあります。また最新のフードプロセッサーでは「刻む」「混ぜる」だけでなく、専用のアタッチメントを使って様々な調理が可能となっています。
そんなフードプロセッサーですが、ここ数年で様々な特徴を持った製品が登場し、どれを選んだらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は数あるフードプロセッサーの中から、特におすすめの製品を厳選。それぞれの製品の特徴や機能を詳しく紹介していきたいと思います。
Panasonic フードプロセッサー MK-K81
1台で様々な調理に対応するのがPanasonicの「MK-K81」。ブレードを切り替えることで、「刻む」、「混ぜる」、「する」、「おろす」、「こねる」、「スライス」、「千切り」という7つの調理が可能です。また回転速度は3段階で切り替え可能なため、より一層料理の幅が広がりますね。
メインとなるブレードにはチタンの約1.2倍の硬度を誇る「ブラックハードチタン」を採用。フードプロセッサーのブレードは刃こぼれが目立ってきたら寿命と言われていますが、こちらのモデルは多少硬いものを調理しても刃が痛みません。フードプロセッサーのブレードは単体で購入してもそれなりに高いお値段となるので、長持ちしてくれるのは嬉しいですね。
商品ラインナップとしては他に、「MK-K61」という製品もあります。「MK-K81」の下位機種という位置付けですが、違いはスライス・千切り用のブレードが付属しないという点のみ。付属のブレードが1枚少ない分「MK-K61」の方が価格は安くなるので、用途次第ではこちらを選んでも良いですね。
YAMAMOTO フードプロセッサー YE-MM41
モーターメーカーでもあるYAMAMOTOが販売するフードプロセッサーがこの「YE-MM41」。モーターメーカーならではの技術を活かし、静かでパワーのあるフードプロセッサーを実現しています。特にパワー面は他メーカーのフードプロセッサーとの大きな差別化要素と言えますね。コーヒ豆を「挽く」、氷やナッツを「砕く」といったことにも対応しているため、活用の幅が広がりますね。フードプロセッサーにパワーを求める場合、こちらの製品は第一候補になってくるのではないでしょうか。
フードプロセッサーの回転数は800回転/分から3,000回転/分まで無段階で調整が可能。つまみを回すことで、少しずつ回転数が変化していきます。料理に合わせて回転数を変えるという使い方はもちろん、パンやパスタを作る際に様子を見ながら速度を変えるという使い方も便利そうですね。
商品ラインナップとしては、下位機種として「MB-MM56」という製品が存在します。性能的な違いとしては、「YE-MM41」には断続運転機能(回す→止める→回すを繰り返す運転)がついているのに対し、「MB-MM56」にはついていません。またスピードダイヤル部分の数字が「YE-MM41」は7つ、「MB-MM56」は4つとなっていますが、これはあくまで見た目上の違いだけであり、モーターの性能としては同じです。値段については下位機種である「MB-MM56」の方が安くなるので、予算次第ではこちらも選択肢に入ってきますね。
BRAUN マルチクイック9 MQ9075X
BRAUNの「MQ9075X」はハンドブレンダーとも呼ばれるフードプロセッサー。専用の容器とブレンダーを組み合わせてフードプロセッサーとして使えるのはもちろん、ブレンダー単体でミキサーのように使うこともできます。フルーツを押し潰して生搾りジュースを作ることもでき、まさにフードプロセッサーの進化系といったイメージですね。
握る強さを変えるだけで回転速度が調整できる「スマートスピードテクノロジー」が搭載されている点も、この製品ならではの特徴のひとつ。弱めに握れば食感を残した粗めの仕上がりに、強めに握れば滑らかできめ細かい仕上がりに、といった具合に自分の思いのままに仕上がりを調整できて非常に便利です。
商品ラインナップとしては他に、「MQ735」という製品も存在。2つの製品の大きな違いはモーターのパワーであり、「MQ9075X」は500Wのモーターを採用しているのに対し、「MQ735」は400Wのモーターを採用しています。パワーを求めるなら「MQ9075X」、値段の安さを求めるなら「MQ735」といったイメージですね。
TIGER マイコンフードプロセッサー SKF-H100
TIGERの「SKF-H100」の魅力は、一度に調理できる食材の容量の多さ。最大で650g、ハンバーグで言うと4人分のたねが一度に調理できます。これだけ容量が大きければ家族全員分の食事を作る際も助かりますね。
食材を入れるカップの部分はステンレス製となっているので、清潔に使うことができメンテナンス性も抜群。カップ側面は凸凹加工が施されており、食材がはりつきにくいのも嬉しいポイントではないでしょうか。
また液体調理が可能なのも「SKF-H100」の特徴の1つとなっており、スープやジュースなど、アイディア次第で様々なレシピが作れます。専用のレシピを参考にしても良いですし、自分で考えた新たなレシピにチャレンジしてみても良いですね。
前モデルにあたる「SKF-G100」との違いは、ブレードがより長持ちするようブラックチタンコートが施されている点と、コードが収納しやすいよう巻き取り式になっている点など。「SKF-G100」は依然としてAmazonなどのECサイトで評価が高く、まだ販売しているところもありますので、予算次第ではこちらを検討しても良いかもしれませんね。
ティファール ミニプロ ルビーレッドプラス MB601GJP
煙突のように縦に伸びた投入口が特徴的なティファールの「MB601GJP」。投入口が縦に長いため、きゅうりや人参といった「細長い食材」をそのまま投入することができます。投入口から食材を投入したら、後はプッシャーで押し込むだけで千切りやスライスが完成。細長い食材を事前に切り分ける必要がないので、手間が省けますね。
専用のアタッチメントは4つ付属し、1台で7種類の調理方法に対応します。またアタッチメントは全て重ねて本体の中に収納が可能なため、収納場所にも困りません。調理器具の収納性に定評のあるティファールならではの工夫ですね。本体の重量はわずか1.52kgで、持ち運びも容易です。
本体色はルビーレッドのみの展開。フランスメーカーらしいスタイリッシュなデザインで、キッチンに置いてあるだけでお洒落な雰囲気が出ますね。
PHILIPS マルチチョッパー HR2507/05
片手で持てるほどのコンパクトさが特徴なのが、PHILIPSの「HR2507/05」。容量は小さいですが、ちょっとした料理を作る分にはぴったりのサイズです。一人暮らし用のフードプロセッサーといったイメージですね。
本体にはボタンやスイッチなどが一切なく、上部をプッシュするだけのシンプルな設計となっています。サイズは小さいものの、500Wの大容量モーターが内蔵されているためパワーは申し分ありませんね。
人気の高かった旧モデル「HR2505/05」との違いは、凍ったものを切り刻むための「フローズンブレード」が付属となった点です。氷を刻んでフローズンカクテルを作ってもいいですし、凍らせた野菜を刻んで冷たいサラダなどのトッピングにしてもいいですね。
本体カラーはホワイト、ブラック、グリーンの3色展開。コンパクトでシンプルなデザインなので、キッチンに置いてもインテリアのように違和感なく馴染んでくれると思います。価格も5,000円前後で購入できるので、小さくて手頃なフードプロセッサーが欲しいという人におすすめですね。
DeLonghi マルチプロ フードプロセッサー DFPM250
超大容量・多機能でフードプロセッサーの高級モデルとも言えるのがDeLonghiの「DFPM250」。容量は1.2Lと各メーカーのフードプロセッサーの中でもトップクラス、機能も1台で12役と申し分ありません。
「刻む」「混ぜる」を始めとする基本的なフードプロセッサーの機能が備わっているのはもちろん、遠心分離型のジューサーや泡立て器としての機能も備わっています。1台あるだけで様々なシーンで活躍してくれそうですね。アタッチメントの数は多いものの、全て食器洗い機に対応しているので手入れも簡単です。
商品ラインナップとしては、「DHB891」というハンドブレイダータイプの製品もあります。ハンダブレイダータイプの方が好みという場合は、こちらを検討してみてもいいですね。
まとめ
1台あるだけで毎日の料理を手助けしてくれるフードプロセッサー。料理の下ごしらえの時短になるのはもちろん、包丁で食材を細かく刻むのが苦手という人もフードプロセッサーがあれば安心ですね。
フードプロセッサーは用途や家族の人数、予算によって最適な製品が変わってきます。各商品を比較して、ぜひ最適な1台の購入を検討してみてください。
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