本や雑誌の自炊や書類、名刺の電子化におすすめのドキュメントスキャナー8選|非接触タイプやモバイルタイプなども合わせて比較と紹介

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本の電子化、いわゆる自炊をしておけば、いつでも手元のスマホやタブレット、PCで読めて非常に便利ですよね。本だけでなく書類や名刺も電子化しておくことで、無くしたり探す手間が省けたりと良いことづくめです。

そんな電子化に必須となるのがドキュメントスキャナー。普通のスキャナーとは違い、名前の通り本や書類のスキャンに特化した製品ですね。自動原稿送り装置(ADF)が搭載されている製品であれば、大量の印刷物を次々と連続スキャンすることが可能で、自炊やたくさんの書類の電子化をサポートする強い味方です。

そこで今回はそんなドキュメントスキャナーの紹介。自動原稿送りが可能な各メーカーのシートフィードタイプに加え、本や書類を裁断せずにスキャンできる非接触タイプ、持ち運び可能なモバイルタイプなどをピックアップして比較したいと思います。

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シートフィードタイプ

富士通 ScanSnap iX500

シートフィードタイプのスキャナとして不動の人気を誇る、富士通のフラッグシップモデルScanSnap iX500。「シートフィード」とは、よくある家庭用スキャナーのように原稿をセットして下から光をあてて内容を読み取るのではなく、セットした原稿を自動送りによりスキャン部分を通過させることで情報を読み取るタイプのことですね。シートフィードタイプは多くが自動原稿送り(ADF)機能がついており、1枚ごとに原稿をセットし直す必要がないため、大量のスキャンが必要な本の自炊や、書類の読み込み作業を効率化することができます。

基本的なスペックとしては、A4サイズまで対応しており、最大50枚までの原稿を一度にセットが可能。スキャン速度は1分あたり25枚となっています。また白黒の場合の解像度が600dpiですので、文字だけの文庫本でも字が潰れることなく、正確に読み込むことができますね。

ドキュメントスキャナーでは原稿がくっついた状態で送られてしまうことを防ぐ「重送検知」と呼ばれる機能が重要になります。仮にこのような状態で原稿が送られてしまうと、つまりや故障につながるので、常に確認をする必要があるんですね。この製品には重送検知機能があるため、つまりの心配をする必要もなく、別の作業をしながらでも読み込みをすることができて便利です。

またOCR(文字認識)対応も注目のポイント。本来スキャンしたデータは画像として保存されるため、デジタル文書のように読みたい箇所があったときに検索して該当箇所を探すことはできません。しかし読み込んだ文書を文字データに変換する「OCR処理」を行うことで、テキストとして保存することができるため、スキャンしたデータでも検索やコピー&ペーストがえるようになるというわけです。

そのほかにも、傾き検知機能によってズレの補正ができたり、Evernoteなどのクラウドサービスと連携できたりと、機能が豊富で性能の高さが魅力のこの製品。名刺のスキャンにももちろん対応し、独自名刺管理ソフトのほか、有名な名刺管理アプリ「Eight」や「Wantedly Pepole」との連携もできます。機能性の高さや編集機能、使い勝手の良さで選ぶなら、このドキュメントスキャナーで間違いないと言える製品ですね。

Eight - 100万人が使う名刺アプリ

Eight – 100万人が使う名刺アプリ
開発元:Sansan, Inc.
無料
posted withアプリーチ
Wantedly People名刺管理&連絡先アプリ

Wantedly People名刺管理&連絡先アプリ
開発元:Wantedly, Inc
無料
posted withアプリーチ

Canon imageFORMULA DR-C225W

キャノンのシードフィードタイプのドキュメントスキャナーDR-C225W。こちらも富士通のScanSnapと同じく機能性の高さが魅力の製品です。

超音波で重送検知を行う機能を搭載しており、重送の心配はありません。さらに「テキストエンハンスモード」を使用することによって、原稿の黄ばみや汚れを除去してデータの読み込みが可能になります。自動傾き補正や裏写り除去機能によって、原稿を綺麗で正確に読み込むことができ、クラウド連携などにも対応するまさに多機能ドキュメントスキャナですね。

非常にコンパクトであることも、この製品の特徴のひとつ。卓上でも問題なく使用することができるコンパクトさで、設置スペースを抑えて省スペース化に役立ちます。ただしそのコンパクトさゆえに、一度に30枚までしか原稿をセットできないため、大量の原稿をスキャンする場合には少し効率が下がってしまいますね。

スキャン速度は、解像度600dpiの白黒であれば1分あたり13枚、300dpiのカラーであれば1分あたり25枚の読み込みの速度。これはドキュメントスキャナとしてはやや遅い部類になりますね。多機能かつコンパクトなドキュメントスキャナーが欲しい人に最適な製品となっています。

Brother ADS-3600W

ブラザーから発売されているシードフィードタイプのスキャナーがこのADS-3600Wです。この製品の特長は、何と言ってもそのスキャンスピードの速さ。解像度600dpiの白黒での読み込みであれば1分あたり24枚、300dpiであればカラー両面原稿でも1分あたり50枚のスキャンが可能で、スキャン速度はドキュメントスキャナの中でも最速レベルです。一度のセット可能枚数も50枚と、基本的なスキャナ性能に関しては十分に満足できるクオリティですね。

もう一点特長的なのが、タッチパネルを搭載していること。ドキュメントスキャナーは多機能な製品が多く、使い方を覚えるのに苦労する面がどうしてもあります。PCなどからの操作は比較的わかりやすいのですが、本体のみで手軽に使いたい場合では困ることも多いですよね。その点、このスキャナーはタッチパネルによる直感的な操作が可能で、物理ボタンを採用している他社製品よりも、本体のみでも使いやすくなっています。

機能面では重送検知にもちろん対応。超音波を用いており、他製品と同等の効果を発揮します。他にも、傾き補正や裏写り除去など、ドキュメントスキャナーとして基本的な機能は搭載していますね。ただし、他の製品に搭載されている「文字くっきり機能」のようなものは搭載されていないため、その点は注意が必要です。

WiFiにも対応し、PCやその他の端末に転送できるだけでなく、EvernoteやFacebookへPCを介さずに転送することもできます。NFCにも対応し、スマホやICカードなど対応するデバイスを近づけるとお気に入り登録を呼び出して、自動でスキャンを開始する機能も便利ですね。スキャンスピードの速さと、直感的な操作がしたい人におすすめの製品となっています。

EPSON スキャナー DS-570W

EPSONから発売されているシードフィードタイプのスキャナーDS-570W。この製品の特長は40万スキャンに耐えうるという耐久性の高さにあります。他のスキャナーが20万回程度であることを考えると、これは驚異的ですね。大量の文書をスキャンすることが多い自炊や業務用途にも最適ではないでしょうか。

読み取り速度は解像度600dpiの白黒であれば1分あたり17枚、300dpiのカラーであれば1分あたり35枚のスキャンが可能で、ドキュメントスキャナーとしては早い部類です。一度にセットできる原稿の枚数も50枚と多いため、使い勝手も良いですね。

画像処理技術として「文字くっきり機能」が搭載されており、汚れや日焼けなどで状態が悪い原稿であっても正確に読み込むことが可能。また、傾き補正機能も搭載しているので、ズレのないスキャンもできるようになっていますね。重送検知には超音波での検知に加え、通紙した用紙の長さからの検知も採用。より正確性の高い重送検知を可能にしています。

ネットワーク機能では、WiFiに対応しており、PCを介さずにデータの転送が可能。対応アプリの「Epson DocumentScan」を利用することで、スマホ等の端末で直接読み取ることができます。他のアプリへもデータを共有して利用することができるので、スキャンしたデータを、様々な手段で簡単に管理確認できて便利ですね。

スキャンする文書の量が多く、比較的高速なスキャンと高い耐久性を求める人におすすめの製品となっています。

裁断せずに使える非接触スタンドタイプ

富士通 スキャナー ScanSnap SV600

ScanSnap SV600は、今まで紹介してきたシードフィートタイプとは異なり、原稿を上から撮影するオーバーヘッド型のスキャナー。このタイプの利点としては、原稿と接触することなく読み込むことができるので、自炊の際にも裁断をする必要がなく、原稿が破れやすい素材や絵の場合でも傷つける心配がないということですね。また、シードフィードタイプに比べてサイズがコンパクトなので、卓上に置いていても邪魔になりません。

SV600はスタンドタイプでありながら、多彩な機能も搭載しています。例えば複数の原稿を自動的に判別して、読み込むことができる「マルチクロップ機能」。名刺など小さい原稿であれば、一度に複数枚を同時に読み込むことができます。また「クイックスタート機能」では、その名の通り、起動から3秒で読み込みを開始することができます。簡単、早い、コンパクトという三拍子揃った、使い勝手の良いスキャナーですね。

サイズはA3までの読み込みに対応。また、片面ずつのスキャンが可能で、1枚当たりわずか3秒で読み込むことが可能です。流石にシードフィードタイプには負けますが、この速度なら自炊でもなんとか現実的なスピードではないでしょうか。本や雑誌、漫画をどうしても裁断せずに自炊したい人や、大事な絵などで原稿を傷つけたくないという人におすすめの製品となっています。

モバイルタイプ

富士通 スキャナー ScanSnap FI-IX100A

ScanSnap FI-IX100Aはバッテリー駆動可能なモバイルタイプのドキュメントスキャナー。場所を選ばず読み込みを行うことができ、フル充電で約260枚ものスキャンが可能です。本体も世界最軽量400gと非常に軽くてコンパクトなため、外に持ち運んで利用することも十分に可能ですね。

スキャン速度は1枚当たり5.2秒で読み込むことができ、片面のカラースキャンに対応。このスキャン速度は、バッテリータイプのシートフィードスキャナーとしては、世界最高クラスの速さを誇ります。自動原稿送り(ADF)は流石にできませんが、手動挿入による連続スキャン(CDF)には対応。フルオートとはいきませんが連続して多くの原稿をスキャンすることも可能です。

またFI-IX100Aはクラウドサービスへも対応しており、データの保存や共有を簡単に行うこともできます。データ容量が無制限となる「Evernote Premium 3ヶ月版」が同梱されており、読み込んだデータを大量に保存することもできますね。やや自炊向きとは言い難いものの、モバイルタイプとしては最高性能を誇るスキャナで、外や持ち運んで使いたい人に最適な製品となっています。

まとめ

今回は自炊や文書の電子化に必須なドキュメントスキャナーの紹介でした。本や漫画、雑誌から仕事関係の書類や名刺まで、紙媒体を全て電子化しておくと本当に便利ですよね。場所もとりませんし大量の書類の中からでも検索で素早く目的のものを見つけることができます。

今回紹介したドキュメントスキャナーは、各製品ごとに違った特長があり、利用シーンや重視するポイントによって最適な製品が変わると思いますので、ぜひ比較や購入する際の参考にしていただければと思います。

本や漫画を自炊する時のもう一つの必需品、裁断機については下記にまとめてあります。

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