カジュアルパンツの代名詞といえばジーンズですよね。定番のアメカジスタイルからトラッドなスタイルまで、どんなファッションにも合うアイテムとして、もはやなくてはならない存在です。
そんなジーンズの最も有名なブランドといえばLevi’s(リーバイス)。1853年にアメリカ・サンフランシスコで創業したアパレルメーカーです。一時期ヴィンテージブームで何十万もの値をつけた「501」というモデル名や、パッチ部分の2頭の馬が左右にジーンズを引っ張る絵はあまりにも有名ですよね。そこで今回は現行のリーバイスジーンズの中から代表的なモデルとそれぞれの特徴を解説していきたいと思います。
各モデルのシルエットと太さについて
ジーンズの魅力はリジッドやダメージ(色落ち)のようなその表情にありますが、それと同じくらいジーンズ選びに重要なポイントとなるのがシルエット。色は一目見てわかりやすいですが、シルエットはなかなか判別がつきにくいですよね。そこで各モデルのシルエットを一覧にまとめてみました。年代によって各モデルのシルエットは異なりますが、公式サイトによると現行モデルは以下のように区別することができるかと思います。
Type | シルエット | フィット |
---|---|---|
501 | ストレート | 普通 |
501Skinny | スキニー | 細い |
501T | テーパード | やや細い |
502 | テーパード | やや太い |
503 | ルーズ | 太い |
505 | ストレート | 普通 |
505C | スリム | やや細い |
510 | スキニー | 細い |
511 | スリム | やや細い |
512 | スリムテーパード | やや細い |
ちなみにテーパードとは太ももから裾にかけて細くなっていくシルエットのことで足を細く長く見せる効果があります。同じ501でもバリエーションがありスリムやスキニーなどシルエット別に幅広く展開されていることがわかります。
では早速各モデルの特徴を解説していきたいと思います。
リーバイス 501
リーバイスと言えばやはりこれは外せません。ジーンズの中でも定番であり、リーバイスを代表するモデル、リーバイス501。
1873年に誕生し、120年以上たった今でも多くの人に愛用されています。元は鉱山などで働くワーカーたちが着用する丈夫な労働着であったものの、1953年に当時人気俳優だったマーロン・ブランドが映画で着用したことで人気に火が付きました。
現在では501といってもさまざまなバリエーションモデルがあります。スキニータイプの501Skinnyや、やや細身でテーパードされた501Tですね。中でもレギュラーストレートは501の中でも最もスタンダードなタイプ。2013年にリニューアルされてからは、より現在らしいシルエットながらも501の持つ味を残しています。
どんなコーディネートとも合わせやすい、大人の男性に人気のライン。裾幅が少し細めのラインなので、足をスッキリと綺麗に見せてくれますね。リニューアルしてから少し裾が細くなりました。定番のシルエットだからこそシンプルなコーディネートにも存在感を出してくれますね。今風のシルエットで501を楽しみたい場合は501Tもおすすめです。
「昔から愛用している501なので、何回も買い替えています。スニーカーにもブーツにも合わせられる裾の太さです。何歳になっても愛用できるリーバイス王道のデニム。」
「長年着用しても飽きないシルエット。履きこむほど色の変化も楽しめて、履きやすくなっていきます。」
引用元:楽天
(リーバイス)Levi’s 501(R) カスタマイズドテーパード THUNDERCLOUD 28894-0066 Medium Indigo – Worn In 30
リーバイス 502
502のレギュラーテーパードは、テーパードシリーズの中でも一番ベーシックかつ着回しのきくデザインです。太ももラインはゆったりしていながら、足首にかけて細くなる定番のテーパード型。カジュアルなデニムスタイルながらも、全体的にまとまった印象を与えてくれます。
程よくストレッチが効いているので、毎日の着用にも気軽で、尚且つどんな体系の人にでも合うのが特徴。また、クラシックレギュラーストレートはリーバイスの中でも最高のシリーズ。
ベーシックなストレートながらも全体的に少し太めなのが特徴ですね。501のストレートよりも少し太くなり、フロントがジッパーであることが違い。やや太めのストレートデニムが好きな人におすすめです。
現在公式サイトにはラインナップされていませんが、レギュラーストレートタイプの502クラシックも販売されています。
「ラインが綺麗で、履き心地も良いです。長年変わらないシルエットが飽きが来ずに長く履けると思います。」
「太すぎず細すぎない、絶妙なラインです。スッキリ見える形なのでキレイめなコーディネートにピッタリです。足元がばたつかないので、スニーカーから革靴までどんな靴も相性良いのが嬉しいです。」
リーバイス 503
503はストレートの中でも太めのラインのルーズフィットストレートジーンズ。膝から裾にかけて特にルーズなシルエットなので、足元にアクセントを置きたいスタイルの人におすすめ。
リニューアルによって以前の生地や縫製などが変わり、国産デニムに太めの縫製になりました。しかしながら従来の型や歴史はふんだんに取り込まれていて、ヴィンテージジーンズに見られる仕様も採用しています。
太めのルーズなシルエットながらも、股上は普通なので腰回りはスッキリとした印象ですね。体型に自信のない人や、脚の形をカバーしたい人にもおすすめ。ストリートやアメカジスタイルに取り入れても相性良いでしょう。
柔らかく履き心地の良い生地なので、長時間の着用やデイリー使いにも最適。全体的にゆったりしているので、ジャストサイズを選ぶか、もう1サイズ下げてよりルーズ感を楽しむのも良いですね。
「ヒップから太ももがダボっとした形でとても良いです。生地もしっかりしているので長年愛用出来そうです。」
「トレーナーなどと相性が良い形です。程よい太さで動きやすいところも気に入っています。ストリート系のスタイリングにもとても合います。」
リーバイス 505
505も501同様ストレートタイプの王道シルエット。腰回りから太もも周りまでがゆったり目に作られており、そのまま裾までストンとストレートに落ちるシルエットです。
1967年当時の505モデルからインスパイアされたオーセンティックでクラシカルなシルエットで、サイズダウンによりスマートな履きこなしも可能。股上が深めで履きやすく窮屈感のないジーンズです。
またスリムフィットタイプの505Cもラインナップ。Cはカスタマイズドの意味で、通常の505に比べて、スリムな現代的シルエットになります。
「言うことなしです。最高です。昔のスタイルやっぱり良いです。」
「古き良き股上の深いジーンズをお探しの方にオススメなのが、この505CLASSICです。」
引用元:Amazon
リーバイス 510
リーバイスのスキニーが欲しいという人にピッタリの510はスキニータイプです。特に膝から裾にかけては特に細身になっていて、ピッタリとしています。しかしストレッチの効いた素材なので、スキニーでも着用は楽ですし、負担はありません。動きやすさと流行のどちらも考慮されたデザインですね。
ジャストサイズで履いても苦しくないので、マイサイズでラインを楽しむことがおすすめです。男性でも最近はスキニーが流行しているので、少しゆったり目のトップスとバランス良く合わせるといいでしょう。
高級感あるレザーパッチや、補強用のVステッチなどディテールにもこだわりが感じられます。細めのベルトループで腰回りはよりスッキリと細く見せられますね。
スキニーなのでカジュアルなスタイルから、少しドレッシーなスタイルまで幅広く着回しできます。
「生地が柔らかくて履き心地抜群です。動きやすく、細すぎないスキニーなので良かったです。」
「初めてのスキニーデニムですが、とても履き心地良くて驚きました。ウエストはピッタリめですが、レングスはくるぶしぐらいなので、ブーツインなどもしやすい長さが良かったです。」
リーバイス 511
リーバイス511はシリーズの中ではスリムなタイプです。スキニーまでの細さではないものの、腰から足首にかけてスッキリとスリムなライン。細身ながらも素材にポリウレタンが入っているので、伸縮性に優れて履きやすい素材です。
スキニーまで細いデニムは苦手だけれど、細いデニムが欲しいという人にピッタリですね。股上は浅く、ヒップから太ももラインもスッキリと見せられます。そのため脚長効果もあり、世界中で人気のモデル。
2000年代に入ってから誕生したモデルなので、流行感やスタイリッシュさを演出できるラインと言えるでしょう。リーバイスの数あるデニムの中でも品が良く、大人なカジュアルを楽しめるシリーズです。
Tシャツでカジュアルに合わせても、ジャケットでカチッと合わせてもどんなスタイルにも合うデニム。このシリーズの良さを出すためにも、ジャストサイズで履くのがおすすめ。
「少し小さいかなと思うサイズで購入しましたが、かなりのストレッチで小さめサイズでも問題ありませんでした。履き心地もシルエットも抜群です。」
「股下が浅いモデルは初めてでしたが、腰回りのフィット感良く、ストレッチが心地いいです。シルエットが綺麗で足が長く見える効果もあります。」
リーバイス 512
512は、一つ前に紹介した511をテーパードにカットしたテーパードスリムタイプのジーンズです。スキニーほど細身ではなくスリムよりも少し細めを楽しみたいという人に向けた、ちょうど510と511の間のようなシルエット。
流行のスリムとテーパードを組み合わせたデザインは現代的で、どんなファッションにも合うスタイル。ストレッチ性もあるため、履いていて窮屈になったり疲れることもありません。
無駄のないすっきりとしたフィット感で、最旬のスタイルを楽しめます。
「スキニー程きつくなく、いい形のジーンズだと思います。」
「裾が細めなので足元がバタつかず、いいです。」
引用元:Amazon
まとめ
ベーシックなストレートスタイルから細身のスキニーまで、ジーンズのシルエットは多様になっていますね。同じ色味のジーンズでもシルエットが変わるだけで、全体のファッションがまた違って見えることも多いです。デニムはどんなファッションにも合わせやすいため、様々なシルエットのジーンズに色々と挑戦してみるのも面白いと思います。
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