店まで足を運んで紙の本を買う必要もなく、手軽でちょっとした暇つぶしにも使える定額制の書籍・雑誌読み放題サービスは便利ですよね。私も数年前から使っていて、もう雑誌を購入することはほとんどなくなりました。よく読む雑誌以外にもたくさんのジャンルが読めることから、普段出会わないような情報に出会えたり、自分の知識を広げることにも役立っています。
そんな便利な書籍・雑誌読み放題サービスですが、運営する会社が色々とあり、どれを使えばいいのか迷うこともありますよね。最近はどのサービスにも主要な雑誌はだいたいラインナップされており、違いもイマイチわかりにくいです。
私自身は雑誌がメインのためしばらくdマガジンを使っていましたが、改めて自分に合ったサービスを選ぶためにも、主要な書籍・雑誌読み放題サービス8つを今回は比較してみました。利用シチュエーション別のおすすめも最後にまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。
雑誌以外も読める書籍全般の読み放題サービス
Amazon Kindle Unlimited
ECサイトから始まり、Webサービス、動画・音楽配信サービス、遂にはスマートスピーカー開発まで、幅広く多角展開をしているAmazon。株価の時価総額がアルファベット(Google)を抜いて世界第2位になるなど(ちなみに1位はApple)、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの超巨大企業です。
そんなAmazonが運営する電子書籍読み放題サービスがKindle Unlimited。このサービスの最大の特徴は12万冊以上の膨大な書籍量です。雑誌だけでなくビジネス書や文学書まで網羅。種類は限られますが、漫画もラインナップされています。
ただ雑誌だけに限定した場合、有名どころは抑えていますが、後述する楽天マガジンやdマガジンと比べるとやや充実度では劣っている印象ですね。
それでも毎月幅広く本を購入して読んでいる人には、とてもお得に利用できる読み放題サービスだと思います。一般書を沢山読む人は検討すべきサービスではないでしょうか。
月額料金(税込み) | 980円 |
読み放題出来る書籍数 | 和書12万冊以上 |
無料体験 | 30日 |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC、FireTV、Kindle端末 |
追記:12月11日までの期間限定で、2ヶ月間99円という格安価格でKindle Unlimitedが利用できるキャンペーンを現在実施中です。かなりお得に読み放題サービスが楽しめるようになっていますので、興味があればぜひこの機会に利用してみましょう。
※本キャンペーンは終了しています。
ちなみにKindle Unlimitedを使うなら、電子書籍リーダーのKindle端末がおすすめ!iPadのようなタブレットでもKindleアプリから利用できますが、より軽量で、間接光とe-ink技術採用で目に優しい、まさに電子書籍を読むのに特化したデバイスです。
ソフトバンク ブック放題
ソフトバンクが月額540円(税込み)で運営するソフトバンク ブック放題。雑誌が170冊以上、漫画が20,000冊以上読み放題になります。雑誌はとくにるるぶ系の旅行雑誌が充実していますので、旅行好きにはとても便利なサービスになりますね。
また、漫画も後述するauブックパスの5万冊以上というボリュームには劣りますが、ラインナップ的にはこちらのほうがまだ知っているメジャーな漫画がある印象。個人的には「カイジ」や「特命係長 只野仁」、「幕張」など懐かしくて久しぶりに読みたいと思える漫画が読めるので、これだけでも元が取れそうな気がします。
ちなみに名前の通り元々はソフトバンクユーザー向けのキャリア限定サービスでしたが、2017年10月5日からソフトバンク以外のスマートフォンやタブレット、パソコンからも利用できるようになりました。
月額料金(税込み) | 540円 |
読み放題出来る書籍数 | 雑誌170冊以上、漫画20,000冊以上 |
無料体験 | 30日 |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
auブックパス
KDDIが運営するauブックパス。月額562円(税込み)で雑誌270冊以上と、漫画・小説5万冊が読み放題のサービスになります。
雑誌数は270冊以上と多くなっていますが、実用書の数が多いので主要な雑誌は楽天マガジンやdマガジンにやや劣るといった印象ですね。漫画・小説も5万冊以上が読み放題ですが、メジャーな漫画はあまりない印象をうけました。
携帯大手通信会社3キャリア(docomo/au/softbank)が運営する読み放題サービスの中で、このブックパスのみauユーザー限定のサービスなのも少し残念なポイントでしょうか。
ちなみに35万冊がラインナップの中から一冊ごとに本が買える「アラカルト購入」も利用可能。auユーザーかつ、読みたい漫画が揃っていれば選択肢に入る読み放題サービスになると思います。
月額料金(税込み) | 562円 |
読み放題出来る書籍数 | 雑誌270冊以上、漫画50000冊以上 |
無料体験 | 30日 |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
雑誌がメインの読み放題サービス
楽天マガジン
こちらもAmazon同様、幅広くサービスを展開している楽天が運営する、雑誌読み放題サービス楽天マガジン。
最大の特徴は月額料金の安さです。月払いでも410円(税込み)となっていますが、年払いにすることで一月あたり324円(税込み※年間3,888円)と、驚異の低価格で利用できます。
支払いに楽天ポイントを使えることも非常に大きなポイントですね。楽天関連のサービスを使っていれば自然と貯まる事になるポイントですので、これが使えるのは素晴らしいです。この辺りはECサイトに加え、多様なサービスを展開している楽天ならでは強みと言えるのではないでしょうか。
特に楽天カードを持っている人は、普段の生活・買い物でも楽天ポイントがたまりますので、ポイントでの支払いのみでまかなうということも可能になりますね。
肝心の雑誌の読み放題ですが、200冊以上の有名雑誌が対象になっているので、読みたい雑誌がないということは起こりにくいと思います。楽天をよく使うユーザーなら楽天マガジンにしておけばサービスの相性的にベストではないでしょうか。
月額料金(税込み) | 410円※年払いの場合は3,888円 |
読み放題出来る書籍数 | 雑誌200冊以上 |
無料体験 | 31日 |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
dマガジン
ソフトバンク、auと同じく、こちらも大手通信キャリアであるdocomoが運営するdマガジン。auブックパスとは違いdocomo限定のサービスではないため、docomoユーザー以外でも利用できます。
dマガジンは楽天マガジン同様、雑誌に特化した読み放題サービス。月額432円(税込み)の価格で楽天マガジンとほぼ同数の200冊以上が読み放題になります。またdマガジンもdポイントの支払いに対応しているため、dポイントユーザーにはありがたいですね。価格面や他サービスの充実具合から考えると、やや楽天マガジンの方が上でしょうか。
ただdマガジンを利用したことがある経験者としては、dマガジンの一番のポイントは記事検索ができ、雑誌を記事単位で読めること。これがなかなか優秀で、キーワードから興味のある記事だけを効率的に読めるんですよね。雑誌単位ではあまり読まないようなものからも、情報だけをピックアップすることができます。
雑誌をしっかり読み込むというよりも、検索エンジン的に必要な情報を素早く読むというような使い方をしたい人は、dマガジンがおすすめです。
月額料金(税込み) | 432円 |
読み放題出来る書籍数 | 雑誌200冊以上 |
無料体験 | 31日 |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
ひかりTVブック
NTTが運営するひかりTVブック。こちらは基本的に電子書籍の販売サービスですが、月額486円(税込み)で雑誌読み放題の単体サービスを提供しています。
雑誌数は800冊以上と読み応え十分に感じますが、大半が実用書とるるぶで占められているように感じます。とはいえ主要な雑誌は揃っている印象ですね。
元々が豊富な電子書籍を販売するサービスですので、すでにひかりTVブックを利用していて、その付帯サービスとして雑誌読み放題の契約をする、という使い方がメインになりそうですね。常時ではありませんが電子書籍の購入に対して、大きなポイントキャッシュバックを行っているようで、うまく活用すればお得に電子書籍と雑誌が読めると思います。
月額料金(税込み) | 486円 |
読み放題出来る書籍数 | 雑誌800冊以上 |
無料体験 | 無し |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
動画配信会社が運営する雑誌読み放題サービス
U-NEXT
動画配信サービスで大手のU-NEXTですが実は雑誌の読み放題サービスが付属しています。月額2,149円(税込み)で12万本以上の動画と70冊程度の雑誌を見ることができますね。雑誌数の数で言えば他の読み放題サービスより少ないですが、動画のおまけとして考えれば充分な量とも考えられます。
また契約中は毎月1200円分のポイントが付与される点も見逃せないポイント。最新の映像作品視聴や映画館の割引チケットとしても使える他、読み放題サービスには含まれないコミックや一般書籍の視聴にも使えます。
月額料金だけで考えると少々高いように感じますが、見たい動画と読みたい雑誌が揃っていれば最高のサービスになり得ると思います。
月額料金(税込み) | 2,149円※1,200P付き |
読み放題出来る書籍数 | 雑誌70冊以上 |
無料体験 | 31日 |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
FODプレミアム
月額959円(税込み)でフジテレビの過去のドラマやバラエティーを中心とした動画が見られるFODプレミアム。こちらも雑誌の読み放題サービスが付帯しています。
雑誌数はU-NEXTよりは多く100冊以上となっており、主要な雑誌は揃えてあります。また電子書籍を購入の場合は全て20%のポイントキャッシュバックになるため、電子書籍をよく購入する人にはお得感がありますね。
動画はフジテレビ系に限られるとは言え、U-NEXTと比較して料金は半額以下で動画と雑誌が視聴し放題ということを考えると、なかなかリーズナブルかもしれません。こちらも見たい動画と雑誌が揃っていれば、ベストな選択肢になり得るサービスだと思います。
月額料金(税込み) | 959円 |
読み放題出来る書籍数 | 雑誌100冊以上 |
無料体験 | 31日※Yahoo!ID必須 |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
利用シチュエーション別おすすめサービスまとめ
・とにかくお得に雑誌を読みたい人
→実質月額324円(税込み)で読むことが出来る楽天マガジンがおススメです。雑誌数も200冊以上あるため、読み応えもバッチリ。
・雑誌以外の本も読みたい人
→12万冊以上が読み放題になるKindle Unlimitedがおススメ。ビジネス書や文学書などを毎月1冊以上読んでいる方にはピッタリのサービスです。
・スキマ時間を使って雑誌を読みたい人
→記事検索が出来るdマガジンがおススメです。いろいろな雑誌から読みたい記事のみ探して読むことが出来るので効率的です。
・旅行や地域情報が好きな人
→るるぶが充実のソフトバンクブック放題がおすすめです。全国各地の情報が網羅されていますので、旅行の計画をたてるときだけ契約するのもありかもしれません。
・雑誌以外に様々な動画も楽しみたい人
→配信動画が豊富でポイント付与もあるU-NXTがおすすめです。
まとめ
雑誌読み放題と言っても、サービスの提供先によって様々な違いがありますね。どうしても読みたい雑誌が特定のサービスにしかないという状況であれば、そのサービスを使うしか選択肢がなくなりますが、最近は主要雑誌についてはどのサービスにも比較的含まれている印象ですね。あとは自分がよく使うサービスや使い方に応じて選べば、書籍・雑誌読み放題を存分に楽しめるのではないでしょうか。
2大電子書籍リーダー&ストアであるAmazon Kindleと楽天koboの比較もしていますので、よろしければ下記記事もどうぞ。
2018/10/15追記:本を「朗読」で聴くサービス「Audible(オーディブル)」というAmazonのサービスを最近使い始めました。Audible(オーディブル)は、声で本を聴くという、今までにない新しい本の楽しみ方を体験させてくれるサービス。「下町ロケット」など人気の小説が豊富に揃っており、今回Amazonの音声アシスタントサービスAlexaへの対応をきっかけ無料体験に加入してみました。
私自身あまり本を聴くという経験はないのですが、小説を聴くというのも楽しいですね。また最も良いと感じたのは語学の学習になりそうな点。英語の教材などがたくさんあるので、語学習得にかなり役立ちそうです。いったん30日間使ってみて、継続するかどうか判断したいと思っています。
ちなみに今なら無料体験期間中に5分以上本を聴くことで50ポイント(プライム会員は100ポイント)がプレゼントされる「聴くほどキャンペーン メガ」が開催中。12月12日までの開催で、プライム会員であれば最大3,000ポイントがゲットできる超お得なキャンペーンのため、ぜひ今のうちに無料体験に登録しておきましょう。
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