2017年から盛り上がりを見せている完全ワイヤレスイヤホンですが、またまた期待のできる新たな製品が発表されました。今回発表されたのは、オーディオ関連機器のトップメーカーでもあるオーディオテクニカ。ATH-CKS7TWは同社としては初の左右分離型完全ワイヤレスイヤホンとなり、重低音を強化したSOLID BASSシリーズとしてラインナップされます。
数多くのヒットイヤホンを手掛けているメーカーだけに、その出来が非常に気になりますね。早速今回発表された製品の特徴を見ていきたいと思います。
SOLID BASSシリーズについて
今回発表されたのはオーディオテクニカのイヤホンシリーズ、SOLID BASSに属する完全ワイヤレスイヤホンになります。SOLID BASSシリーズのコンセプトは「重低音の常識を超えろ」というもの。そのコンセプト通りオーディオテクニカの製品の中でも、特に重低音を重視したイヤホン・ヘッドホンという位置付けになります。
そのためクリアでナチュラルな音というよりも、重厚でキレのある音と評価されることが多いシリーズですね。特にEDMやクラブミュージック、ロックなどの派手で重量感が求められる音楽ジャンルとはかなり相性が良くなっています。
他のSOLID BASSシリーズとしてはヘッドホンの「SOLID BASS ATH-WS660BT」やイヤホンの「SOLID BASS ATH-CKS990」がラインナップされています。
ATH-CKS7TWの特徴
ATH-CKS7TWの音質
イヤホン本体に全ての機能を詰め込む必要がある完全ワイヤレスイヤホンの場合、内部のスペース確保が難しく音質については犠牲になりがちです。しかしATH-CKS7TWはイヤホン本体からノズルにかけて、音響エリアと電気エリアを分ける積層構造「Dual-layer Technology(PAT.P)」を採用することで、音質を追求。これによりドライバーの性能を存分に引き出し、音をより高解像で楽しめるようになっています。
高効率な11mm径のSOLID BASS HDドライバーを搭載することで、深く鮮明な重低音再生も実現に。高精度に設計された磁気回路により磁力を強化、ドライバーの駆動力や制動力を高め、迫力ある重低音再生を可能にしています。
再生周波数帯域が5Hz~45kHzと、かなり幅広い点も注目のポイントですね。さらに大口径の音導管を採用し、音の伝達効率も向上することで広帯域再生に対応。低域から中高域にわたってクリアで、かつ伸びの良い高域再生を可能にしています。
ATH-CKS7TWの基本情報
バッテリーの持続性については、イヤホン本体にDC3.7Vのリチウムポリマー電池を内蔵することで、単体で約8時間と長時間の利用が可能です。充電ケースを併用することで、約20時間使用することができ、充電時間はイヤホン/充電ケースともに約2時間。連続待受は最大200時間となっています。
イヤホン本体にはMEMSマイクを内蔵し、ハンズフリー通話に対応。携帯電話の着信応答/通話終了/リダイヤル発信などのアクションも可能になっています。マルチペアリングにも対応し最大8台までの機器登録が可能。 複数の機器でイヤホンを使いたい場合に、非常に便利ですね。
Bluetoothはバージョン5.0を採用し、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応。対応コーデックはAAC、SBCとなっています。 付属品として充電用USBケーブルの他、XS、S、M、Lの4サイズイヤーピースも同梱。自分の耳のサイズに応じて最適なものに付け替えが可能です。
イヤホン本体の重量は8gでケースは75g。カラーはブラック、シャンパンゴールド、レッドの3色展開で発売日は7月中旬、価格は2万円前後となっています。
ATH-CKS7TWのスペック
ドライバーユニット | 11mm径SOLID BASS HDドライバー |
再生周波数 | 5Hz~45kHz |
対応コーデック | AAC、SBC |
バッテリー駆動時間 | 8時間(ケース使用で約20時間) |
重量 | 本体:8g ケース:75g |
Bluetooth | 5.0 |
まとめ
ATH-CKS7TWは接続の安定性に触れられていない点がやや気になりますが、音質にはかなり期待ができそうな製品です。これでもう主要オーディオメーカーで完全ワイヤレスイヤホンを発売していないメーカーは、ほぼないのではないかという状況になりましたね。
安定面や音質面で、まだまだ改良の余地があるジャンルの製品だと思いますので、これからも続々と新しく進化した製品の登場を期待したいと思います。
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