価格帯別おすすめの完全ワイヤレスイヤホン10選|大人気AirPodsや、そのライバルとなる高音質、安定接続モデルを厳選

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AppleがAirPodsを発売して以来、一気にイヤホン市場のメインストリームとなった左右分離型(左右独立型)の完全ワイヤレスイヤホン。まだ新分野のオーディオ機器ではありますが、その勢いは衰えることなく、数多くのメーカーから様々な機能を持った製品が販売されています。

そこで今回はそんな完全ワイヤレスイヤホンの中から、価格帯別におすすめのモデルを紹介。圧倒的な人気を誇るAirPodsを含め、高音質なモデルや左右のイヤホンの接続安定性に優れたモデルを、厳選してお伝えしたいと思います。

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完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で重要なポイント

左右のイヤホンの接続安定性

完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で、注目しておきたいポイントはいくつかありますが、最も重要なのは左右イヤホンの接続安定性ではないでしょうか。完全ワイヤレスイはその名前の通り、通常のBluetoothイヤホンとは違い、左右のイヤホンも分離されてワイヤレスで接続する形になります。つまり左右のイヤホンの間には必ず接続環境を悪くする壁=頭が挟まることになるというわけですね。

これは完全ワイヤレスイヤホンならではの問題で、この問題を解決していない製品は音が頻繁に途切れるといった問題を引き起こします。メーカー各社ではこの問題を解決する技術をいくつか採用していますが、中でも最も有名なのはNFMIという技術。NFMIは近距離磁界誘導と呼ばれる接続方式で、Bluetoothのような人体に吸収されやすい電波ではなく、電磁界を使った相互接続方式により安定性を確保しています。

NFMIを採用した製品だけが必ずしも優れているわけではありませんが、接続の安定性を測る上では重要なキーワードとなります。

バッテリーの持続時間

接続方式の次に重要視したいのはバッテリーの持続時間。完全ワイヤレスイヤホンはその形状から、バッテリーの収納スペースが本体だけに限られています。巨大な大容量バッテリーを搭載してしまうと、イヤホンが大きくなりすぎて製品として成り立ちませんし、あまりに容量の少ないものは1時間と持たずにバッテリー切れを起こしてしまいます。

イヤホンとして現実的な形状を維持しつつ、省電力技術やバッテリーの小型化により実用的な駆動時間を確保できている製品は、完全ワイヤレスイヤホンとして優れたモデルと言えますね。

1万円以下の格安モデル

Anker Zolo Liberty

モバイルバッテリーなどで有名なAnkerから発売されているZolo Liberty。このイヤホンは比較的安価でありながら、基本的な機能は一通り兼ね備えた、完全ワイヤレスイヤホンの入門としてオススメのモデルです。

バッテリー技術に定評のあるAnkerらしく、小型な本体でありながら最大3.5時間の連続再生が可能。付属の充電ケースを使うことで合計24時間の再生ができ、1日中外出するような日でも、充電の残量を気にせずに利用できます。

気になる完全ワイヤレスイヤホンの音飛び/音途切れ問題については、Bluetooth接続に加えて「LDSアンテナ」という通信機能を搭載することで解消しています。LDSアンテナは人工衛星やドローンにも使われている通信技術。イヤホン自体にアンテナ機能を搭載することで、安定した接続を実現しています。

どんな耳の形にも合うように、イヤーチップの素材には液体シリコンを採用。自分の耳に合う最適なフィット感を体感できます。また、防水・防汗機能により耐久性にも優れているので、雨天時でも激しいスポーツをするときでも、存分に音楽を楽しむことができますね。

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GLIDiC Sound Air TW-5000

GLIDiCのSound Airは3時間の連続再生ケースを使えば約10時間の使用が可能な完全ワイヤレスイヤホン。充電ケースのサイズがとても小さく、ポケットにも余裕で収まるほどのコンパクトな設計になっています。1万円を切る価格にもかかわらず、持ち運びにも適した実用性の高さは、とても嬉しいポイントですね。

装着感を向上させるために「Ultra Multi Fitting」と呼ばれるデザインを採用。様々な耳の形にフィットするような有機的曲線のデザインによって、長時間の利用でも負担が少なく、耳へのストレスを軽減することができます。

ケースから出し入れする際には、自動的に電源がオン/オフの切り替えが行われ、端末にも即座に接続。接続に関しては、Bluetoothのみとなり、家や人が少ない場所では問題なく使用できますが、人の多い街中では音がたまに途切れることもあるようですね。ただ1万円以下という値段を考量すれば、十分にコスパが高い製品ですので、完全ワイヤレスイヤホンを手頃な価格で試してみたいという人にはオススメのモデルです。

1万円台前半で購入できる低価格モデル

NUARL NT01

2016年に立ち上がったばかりの新興モバイル機器ブランドNUARL。そんなNUARLがはじめて手がける完全ワイヤレスがこのNT01です。特徴は市販の完全ワイヤレスイヤホンとしては世界で初めて、HDSSという特許技術を採用している点。振動板の正確な動作を助けることで、歪みの少なく原音に忠実な自然なサウンドを再現しています。

小型ながら5時間という長時間の連続再生が可能な点も魅力のひとつですね。充電ケースを使うことで合計12時間の使用が可能になります。またBluetooth5に対応しているので、通信エリアの広さや通信速度の速さなど、それ以前のバージョンよりも格段に優れた通信を体感することができます。

本体形状は独自のデザイン「Broad」を採用。完全非対称という珍しいデザインで、装着時の向きが分かりやすくなっています。他にも操作ボタンは、爪が長い女性でも押しやすい設計になっており、このような細かな配慮が感じられる点も日常使いするイヤホンとしては優秀と言えますね。

自動再接続機能により、一度ペアリングしておけばケースから取り出すだけで接続が可能。接続速度も非常に早いようです。この価格帯でこの機能と音質は文句のつけようがなく、最高にコストパフォーマンスに優れた完全ワイヤレスイヤホンだと思います。

パイオニア C8 truly wireless SE-C8TW

大手オーディオ機器メーカーとしては、やや後発組となるパイオニアの完全ワイヤレスイヤホンC8。この製品の特徴は小型/ワイヤレスでありながら、迫力ある低音再生を実現した点です。ユニットには高性能φ6 mmドライバーを、本体デザインは耳の奥にしっかりと収まるような設計を採用。豊かな低音とベースやドラムのリズムを鮮明に感じることができるイヤホンになっています。

3時間の連続再生が可能で、充電ケースを使えば9時間の使用が可能。ケースをタップすると、充電残量をランプで表示することもでき、即座に電池残量を確認できるのは便利ですね。通信方式はBluetooth4.2に対応しているので、音飛びや途切れもそれほど感じられません。

さらに、音声読み上げアプリ「Notification App」に対応しており、スマホに届いたメールや、最新のニュースなどをリアルタイムで読み上げてくれます。満員電車や運動中など、スマホを取り出さずにメッセージや情報を確認できるのは嬉しいですね。

ワイヤレスでありながら有線イヤホンに匹敵するレベルの低音再生を実現したこの製品。1万円台前半で手に入ることを考えると、かなり満足のいく完全ワイヤレスイヤホンではないでしょうか。

2万円前後で購入できる中価格モデル

Apple AirPods

もはや説明不要、完全ワイヤレスイヤホンの王者的存在であるAirPods。Apple製ということもありiPhoneとの相性は最高に良く、手間取りがちな最初のペアリングも一瞬で終わります。ケースから取り出すと自動で電源がオンになるのはもちろん、さらにすごい点は、光学センサーとモーション加速度センサーにより、耳に装着した瞬間に自動で音楽の再生がはじまること。これは私が知る限り、いまだにAirPodsにしかできない機能で、利便性の高さでは他のイヤホンを圧倒していますね。

iCloud連携により、ほかのAppleデバイスとシームレスな切り替えができるのも、Apple製品を多く使っている人には非常に便利な機能。1回の充電で連続5時間の再生、ケース併用で24時間の連続駆動が可能という、驚異的なバッテリーの持続時間も非常に魅力的です。左右イヤホンの接続についても、明言はされていませんがほぼ確実にNFMI技術が採用されており、安定性も抜群。高価格帯の製品に採用されることが多いNFMIを、この価格帯で実現している点は流石Appleと言ったところでしょうか。もはや隙なしと言えるイヤホンだと思います。

唯一弱点をあげるとすればその音質でしょうか。AirPodsは開放型(オープンエアー型)のイヤホンになるため、遮音性が低く雑音や周囲の音がどうしても混ざってきてしまいます。他の完全ワイヤレスイヤホンがほとんどカナル型で音質にもこだわったモデルが多い中、この点だけはAirPodsが及ばない点と言えそうです。

とは言え、利便性の面では圧倒的に高くiPhoneなどのApple製デバイスと使う場合はほぼ完璧な動作をするイヤホンなので、特に音質にこだわりがある人以外は、AirPodsを買っておけば間違いないと言えるほどの完成度です。

SONY WF-SP700N

SONYは早くから完全ワイヤレスイヤホンの発売を開始しており、WF-SP700NはSONYとして早くも2台目となる製品。このイヤホンの最大の特徴は、ノイズキャンセリング機能防水性能を搭載している点。この両立をしているイヤホンは非常に少なく、ノイズキャンセリング技術に定評のあるSONYだけに、その性能も非常に優秀。ケーブルのストレスからもノイズのストレスからも、完全に解放されるイヤホンとなっています。

マイクで周囲の音を取り込むアンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応。周囲の音を自然に取り込むノーマルモードと、人の声を聞き取りやすくするボイスモードの切り替えが可能で、周囲の音にBGMが流れているような自然なサウンドを体感できます。また、スマホアプリを使ったイコライザー調整などで、自分好みの音質設定に調整することができるのも便利ですね。

音質に関しては、SONY独自のEXTRA BASS Soundに対応。重低音のグルーブ感をダイレクトに伝達することができ、豊かな低音を正確なリズムで楽しむことができます。バッテリー性能は3時間の連続再生と、充電ケース併用で9時間の使用が可能。比較的長時間の利用ができますね。

耳のくぼみに合う形状に改善したアークサポーターと、重心の位置を工夫した本体設計により、激しく動いても外れにくい装着性を実現。運動でもストレスを感じない装着感を体感することできます。さらに、カラーバリエーションが4色と豊富なのもポイントですね。NC+防水という他にはない高機能を実現し、高音質な音楽も楽しめる優れたイヤホンだと思います。

Bose SoundSport Free wireless headphones

Boseサウンドという言葉があるくらい高い品質のオーディオ機器を数多くリリースし、ファンも多いBose。そんな同メーカーから発売されている完全ワイヤレスイヤホンSoundSport Freeは、ワイヤレスとは思えない圧倒的な高音質が特徴の製品。雑誌やネットでおこなわれる聴き比べ企画のような特集でも、音質面では常にトップクラスの評価を受けています。

デジタル信号処理からアンテナ位置にいたるまで、細部にまでこだわり抜かれた設計により、高音質なことはもちろん、高い接続安定性も確保。Bluetooth接続は非常に安定しており、ポケットやカバンに入れていても、音割れやノイズがほとんど感じられないサウンドを実現しています。

バッテリー性能としては5時間の連続再生、充電ケースを使えば15時間の使用が可能。さらに15分の充電で45分使用できるようになるクイック充電にも対応しているので、急にバッテリーが切れた場合にも対応できます。

また、名前に「Sport」とあるように、運動をする際に適した仕様が多く組み込まれています。イヤホンのチップは独自のウィングにより、安定した装着感を実現。また防水機能はIPX4ですので、運動時の汗はもちろん、シャワーを浴びながらの装着も問題なく行えます。

本体サイズがやや大きい点が気になりますが、それもクオリティの高い音質と、安定した接続を実現するためのもの。音質にこだわりがあり、大きさはそんなに気にならないという人であれば、非常におすすめできる製品になっています。

ハイエンドな高価格モデル

B&O Beoplay E8

デンマークのハイエンドオーディオブランド「バング&オルフセン」のカジュアルブランドにあたるB&O。そんな同ブランドから発売されているBeoplay E8は、北欧らしい高いデザイン性と、安定した接続が特徴のイヤホンです。

他の製品にはない非常に美しい本体デザインをしており、その質感の高さはアクセサリーのように思えるほど。実際にこの製品はアパレル系のセレクトショップで扱われたり、限定カラーが発売されたりと、ファッションアイテムのような展開を見せています。

左右のイヤホン接続にはNFMIが採用され、接続安定性も抜群。本体ケースには本革張りが採用され、まさに高級機に相応しい機能とデザインを備えています。

バッテリー性能としては最大4時間の連続再生ができ、ケース併用で12時間の利用が可能。音質も良く、外音取り込み機能やアプリ連携など、機能性も高いです。デザイン、安定性、音質、機能性、全ての面で高い完成度を誇るオススメのイヤホンです。

このイヤホンに関しては詳細な使用レビューも記載していますので、よろしければこちらもどうぞ。

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EARIN M-2

EARINは完全ワイヤレスイヤホンの先駆者ともいえる存在で、このEARIN M-2は2代目となるモデル。初代モデルの発売はAirPodsよりも早く、なんと2015年、まさに完全ワイヤレスイヤホン界の第一人者と言える存在ですね。M-2に関してはかなり前から発表はされていましたが、様々な事情で発売の延期が続き、2018年2月にようやく販売が開始されました。

この製品の特長は、新機能としてモーション検出機能を搭載している点。なんとこのイヤホンにはLeft/Rightの区別がなく、イヤピースを耳に装着した際に内蔵センサーで左右のポジションを自動検出してくれます。これにより装着前のL/Rの確認が不要という、非常に利便性の高い機能を実現しています。

もちろん高級機らしく高い接続安定性も確保しています。左右のイヤホン間の通信に、電波ではなく磁界を使った「MiGLOテクノロジー」を搭載。遅延の原因となっていた電波を使用していないので、音飛びや音切れといった通信の問題はほとんど感じられません。タイミングが重要なスマホゲームなどでも、音ズレもなく快適にプレイすることができます。ちなみにこのMiGLOですが、技術的にはNFMIと同じもので呼び方が異なるだけです。イヤホンに搭載する上でのブランドネームのようなものですね。

バッテリー性能としては、4時間の連続再生ができ、充電ケースを使えば14時間の使用が可能。ケースにはメタルとABS樹脂のハイブリッド素材を使用することで、高級感を感じられるデザインに仕上がっています。ケースとイヤホン両方の充電残量がわかる、LEDインジケーターを個別に搭載しており、それぞれの充電状況がわかる仕組みも採用。こういった細かなこだわりも、いち早く完全ワイヤレスイヤホンを製品化したメーカーならではのものですね。

専用アプリよりファームウェアのアップデートも行えます。製品の改善や新機能のアップデートを無料で行うことができ、購入後もどんどん使いやすくなっていくのはとても嬉しいですね。細かな点にまでこだわりを持って作られた、まさにかゆいところに手が届くイヤホンだと思います。

BRAGI The Dash Pro

ドイツ生まれの完全ワイヤレスイヤホン専用メーカーBRAGI。そんな同社のフラッグシップモデルとなるTha Dash Proの最大の特徴は、イヤホン内に音楽プレイヤーを内蔵していること。本体にオーディオプレーヤー機能とストレージ(4GB、最大1,000曲)を内蔵し、スマートフォンなどの端末がなくても、このイヤホン単体で音楽を再生することを可能にしています。

接続にはもちろんBeoplayやEARINと同じくNFMI技術を採用し、高い接続安定性と遅延がほとんどない通信を実現。5時間の連続再生に充電ケースを使えば30時間の使用が可能で、バッテリー性能は完全ワイヤレスイヤホンではトップクラスを誇ります。

さらに便利な機能として、「ジェスチャー操作」を採用。うなずいたり頭を左右に振ることで、ハンズフリーのリモコン操作が可能です。自動アクティビティトラッキング機能もあり、ランニングやサイクリングなどの活動履歴を、ボタンを押すことなく記憶して管理することが可能。IPX7(水深1mで30分以下)の防水設計でスイミングなどにも対応し、心拍数、カロリー、歩数、距離、速度なども計測できるようになっています。

また翻訳アプリiTranslateと連動し、40以上の言語の人々とコミュニケーションが可能。現状では英語版のみですが、なんとAmazonの音声アシスタントAlexaにも対応しています。考え得る必要な機能を全盛りをしたこの製品は、もはやイヤホンという存在を超えたハイスペック多機能ウェアラブル端末と呼ぶべき存在になっています。

まとめ

価格が安いものから高音質なもの、多機能なものまで、完全ワイヤレスイヤホンは様々な製品が販売されています。AirPodsは利便性の追求という意味では非常に便利ですが、やはり音質や機能面、デザイン面ではさらに優れた製品も存在しますね。

個人的な一押しは自分も使っているBeoplay E8ですが、コストパフォーマンスで言えばZoloやNUARL、音質ではBose、ノイズキャンセリングが欲しければSony、機能面ではEARINやBRAGIなどがオススメです。

ケーブルから解放される完全ワイヤレスイヤホンは、本当に快適な音楽視聴を可能にしてくれるアイテムですので、まだ持っていない人はぜひ購入を検討してみてください。

完全ワイヤレスイヤホンについては他にもたくさん詳細に紹介していますので、よろしければ他の記事もどうぞ。

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