おすすめのUSB PD対応モバイルバッテリー9選 | 新型iPad ProやMacノート、Switchなどで使えるタイプをワット数別に紹介

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ここ数年で急速に普及した「USB Type-C」規格。従来のUSBのように裏表がなく、データ転送以外にディスプレー出力や急速充電に対応する拡張規格も用意されているということで、かなり注目されていますね。

2015年にMacBookが搭載したことを皮切りに、新型のiPad ProもついにLightningからUSB-Cへと変更になり、今後もiPhoneをはじめとした様々なガジェットへの導入が見込まれています。

そんなUSB-C規格のなかで、最近よく目にするようになった拡張規格が、急速充電に対応するPD(Power Delivery)と呼ばれるもの。非常に大きな電力を供給できるということで、充電関係のデバイスにどんどん搭載されていますね。

そこで今回は、PD対応のUSB-C(USB PD)接続が可能なモバイルバッテリーを紹介。ノートPCやSwitchにも使えるタイプをワット数別にご紹介します。USB-CやUSB PDの基礎知識、さらに選ぶ際に見ておきたいポイントについても触れているので是非参考にしてください。

「USB PD」とは

「USB-C(Type-C)」は上下対称のリバーシブル構造を採用し、入出力どちらでも使える最新のUSB規格。そしてその拡張機能となるのが、「PD(Power Delivery)」という最大100W(20V/5A)もの電力を送れる充電規格ですね。このPDに対応したUSB-Cは「USB PD」と呼ばれ、従来のUSBと比較すると桁違いの大きな電力が扱えるようになるため、消費電力の大きな機器へのUSB給電ができるようになったというわけです。

USB PDには給電側と受電側を入れ替える「ロールスワップ機能」も備わっており、外付けHDDからPCを充電したり、PCのデータをスマホに移したりとフレキシブルな使い方も。ACアダプタや変換ケーブルを省略できるので、ごちゃごちゃしやすい配線もスッキリ一本化できますね。

また一部のiPad ProやiPhone XS/XS Max/XRは「USB-C Lightningケーブル」を使うことで、USB PDによる急速充電も可能に。他にもXperia XZ3などの最新Androidスマホなどにも対応し、まさに様々な機器を高速ハイパワーで充電できる規格となっています。

ただしこれらの性能は、各機器がPDに対応でなければ発揮されません。とくにケーブルは要注意。PD規格はあくまでオプション扱いなので、すべてのUSB-Cが対応しているわけではありません。見た目だけでは分からないので、必ず確認してから購入しましょう。

高速充電に必要なワット数

USB PDであってもノートPCなどバッテリー容量の大きなデバイスへの高速充電には、ある程度高出力である必要があります。出力が低い場合は、給電自体はできても、使いながらバッテリーが減っていってしまったり、いつまで経っても充電できないというようなことも。USB PDの機能を最大限活用するためには、端末が必要とするワット数を調べる必要があります。

とはいえ、ほとんどの場合は必要ワット数が商品説明に明記されていません。確認するには、電圧(V)×電流(A)=電力(W)で算出する方法があります。また付属のACアダプタのワット数を目安にするのもおすすめですね。例えばAppleの純正アダプタであれば、公式のサイトに記載がありますし、底部に記載されているのですぐに分かります。

最新機種を例に挙げると、MacBook Proの付属アダプタは15インチが「87W」で13インチが「61W」、MacBook/新型MacBook Airは「30W」、新型iPadは「18W」となっています。またSwitchは「22.5W」と「39W」の2つの出力に対応していますが、携帯モードでの使用を考えれば22.5Wを基準にするといいでしょう。

15インチMacBook Proが61Wのアダプタで充電できたりもしますので、必ずしも純正アダプタ通りの出力が必要という訳ではありません。ただし充電が遅くなったり満充電ができないというようなこともありますので、モバイルバッテリー購入の際は必ず対応機種を確認するようにしましょう。

29W以下のおすすめUSB PD対応モバイルバッテリー

MRCOOL モバイルバッテリー 10000mAh PD3.0対応

大容量を想定したPDとしては珍しい10,000mAhのMRCOOLのモバイルバッテリー。代わりに本体は薄型で軽量コンパクトになっており、非常に持ち運びやすいサイズ感となっています。

最大出力は18Wで、新型のiPad Proや「USB-C Lightningケーブル」によるiPhoneシリーズの高速充電が可能ですね。純正より出力は低いながらも、MacBookにも対応しているようです。PD対応のACアダプタ(30W以上)を使用することにより、わずか3/4時間という短い時間で本体をフル充電できる点も魅力的ではないでしょうか。

ポートはUSB-Cに加えて、通常のUSB-Aが2つ、MicroUSBが1つの合計4つ。Quick Chargeにも対応しており、同時に3つのデバイスが充電可能です。「パススルー」機能により、充電しながら給電もできるというのも便利ですね。

スマホとほぼ同じ大きさなので持ち歩きにも便利なこの製品。12ヶ月の保証書を兼ねた日本語のマニュアルも付いており、安心して使えるPD USB対応モバイルバッテリーとなっています。

Omars USBC モバイルバッテリー10000mAh

香港に本社を構える「omars(オマーズ)」製のこちらのモデルは、先述の製品と同じく10,000mAhの容量で18Wまでの入出力に対応したモバイルバッテリー。USB-C、USB-A、MicroUSBを1つずつ搭載しており、USB-Cポートでは9Vの高電圧で本体の充電が可能な製品です。わずか3.5時間でチャージが完了するため、時間を有効活用できますね。

さらに特徴的なのは、電池残量がデジタル表示される点。1%単位で数値化されているため、把握しやすいところが便利です。過充電、加熱、短絡などを防止する多重保護システムで、安全面にもしっかり配慮されていますね。カラー展開もブラック、ピンク、ブルーと豊富なので、見た目にこだわりたい人にもおすすめの製品となっています。

Anker PowerCore Speed 20000 PD

モバイル市場において絶大な人気を誇るAnkerの、USB PD対応モバイルバッテリーとなるのがこの「PowerCore Speed 20,000 PD」。20,100mAhもの大容量でありながら重量はたったの360gと非常に軽量。手のひらに収まるスリムサイズで持ち運びにも便利です。

最大出力24Wのパワフル充電により、MacBook(2017年モデル)も満充電することが可能。端子はUSB-CとUSB-Aを1つずつ備え、4.8Aの出力によりタブレット2台の同時充電もできるようになっています。

また非常に魅力的とも言える点が、本体のチャージに使うACアダプタが付属していること。この付属のACアダプタ充電器は最大30Wの出力に対応し、本体の充電が約4時間で完了します。MacBookなどの他のUSB PD対応機器に直接繋げることもできるため、1台2役な使い方もでき非常に便利ですね。充電器を単体で購入する場合の価格は約3,000円となっていますので、そちらとモバイルバッテリーのセットで8,000円という価格はかなりお得で、コスパの高い製品となっています。

ちなみに任天堂公式ライセンスを取得している「Anker PowerCore 20100 Nintendo Switch Edition」というモデルもあります。異なる点はnintendoロゴの有無くらいで、搭載している機能は全く同じですね。こちらはSwitch付属の充電器を使用することを想定しているため、モバイルバッテリー本体のみの販売となっています。

30W出力のおすすめUSB PD対応モバイルバッテリー

RAVPower 20100mAh RP-PB059

最大で30Wの出力が可能なPD対応USB-Cを搭載したモバイルバッテリー「RP-PB059」。20,100mAhという大容量で、USBハブとしても使用できる製品となっています。ノートPC+接続している端末の両方を充電できるため、USB-C端子が1つしかないMacBookにも重宝しますね。

接続端子は最大2.4Aの高出力USBポートを2つにUSB-Cポートを1つ内蔵。同時に3台の高速充電ができます。どの端子に接続しても出力電流を自動で検知する「iSmart機能」も便利ですね。接続された機器に最適な電流を自動で判別し、賢く急速充電してくれます。

本体への充電はPD対応ACアダプターを使うことにより約4時間で完了します。ただ、充電器は付属しておらず別途用意する必要があるため、PD対応アダプタを持っていない人は注意が必要です。

ちなみに1つ前の「RP-PB058」も30Wまでの出力が可能ですが、このモデルにはハブ機能が付いていません。その他のスペックや価格に関してはほぼ同じなので、26,800mAhという容量の大きさを重視したい人は「RP-PB058」がおすすめです。

Anker PowerCore+ 26,800 PD

Ankerが手掛けるモバイルバッテリーの中で最も容量が大きい「PowerCore+ 26800 PD」。最大30Wの出力に対応し、iPhone XSなら7回以上、MacBookおよびMacBook Pro(13インチ)を1回以上充電できる大容量な製品となっています。

入出力ポートはUSB-Cが1つと、最大5V/3Aで出力するUSB-Aを2つ搭載。「PowerCore Speed 20,000 PD」と同様PD対応のACアダプタが同梱されています。これだけの大容量でありながら、本体側も27WのPD入力で高速充電ができるため、約4.5時間で満充電できる点も嬉しいポイントですね。バッテリーの残量が10段階のLEDランプで確認できる点も便利です。

デメリットを強いて挙げるとすれば、それは「重さ」。約580gと重量級なので、持ち歩くことを想定しているならある程度の覚悟が必要です。ただ外出先でノートPCを使用することが多いのであれば、重さ以上の価値は充分あると思います。

Omars 10000mAh Type-C 30W PowerDelivery

30W対応の高出力でありながら、4,000円台と手に入れやすい価格が魅力のOmarsのPD USB対応モバイルバッテリー。容量を10,000mAhに抑えることで、本体重量が約380gと非常に軽量になっており、持ち運ぶ際の負担にもなりません。

最大30Wのパワーを持つPD対応USB-Cを採用することで、デバイスの充電を高速化するだけでなく、モバイルバッテリー本体もスピーディーに充電。約2.5時間の早業で満タンチャージ完了です。残量はパーセントで表示されるため、あとどれくらい充電できるか判断しやすいですね。

軽量・高出力なモバイルバッテリーで、手軽に持ち運んでiPad ProやMacBookを充電したいという人におすすめのモデルとなっています。

45W出力のおすすめUSB PD 対応モバイルバッテリー

Poweradd Power Delivery 45W 26800mAh

大容量かつ高出力でありながら、6,000円を切る価格の安さでコスパ最強モデルとも言えるPoweraddのUSB PD対応モバイルバッテリー。USB-Cは入力・出力どちらも最大45W(5V/3A、9V/3A、12V/2.5A、15V/2.5A、20V2.25A)に対応し、2つあるUSB-A端子と合わせて、合計3台のデバイスを同じタイミングで充電できます。

本体のフルチャージはUSB-C接続でわずか4.5時間。26,800mAhという大容量にも関わらず、短時間で充電が完了するため、寝ている間などに効率よく充電できますね。今回ピックアップした中では一番重い約670gとなっており、日常使いよりも出張や旅行に最適な製品だと思います。

ちなみに大容量すぎるモバイルバッテリーは飛行機への持ち込み制限がありますが、こちらの製品はワット時定格量が99Whとなっており持ち込み可能になっています。

Omars USBC 20000mAh 45W Power Delivery

容量20,000mAhで最大出力45Wに対応しているOmarsのモバイルバッテリー。MacBook Proやその他USB-C搭載ノートPCの充電にも対応し、大容量でありながら持ち運びもしやすい薄型の製品となっています。

端子はUSB-CとUSB-A2つの計3つを搭載。CtoCケーブルと、AtoC(Micro)ケーブルが各1本同梱されています。デバイスに対して最適な出力になるよう自動調節する機能もあり、3ポートを一度に使って複数デバイスの充電ができるのも便利ですね。

モバイルバッテリーとしては珍しいブルーの本体カラーも魅力のひとつ。深みのある青で高級感のある製品となっています。

dodocool モバイルバッテリー PD対応 20100mAh 45W

こちらは香港発のデジタル機器メーカー「dodocool(ドドクール)」から販売されている45W出力対応のモバイルバッテリー。iPhoneやiPad Proはもちろん、MacBookやMacBook Pro(13/15)、Switch、Google Pixel/Pixel XL、ギャラクシーS8 +、ThinkPad X270など、多種多様なデバイスに充電することができる製品です。

45W対応USB-Cの他に、最大12W出力のUSB-Aが2つあり、スマホ、PC、WiFiをまとめて同時に充電することも可能。専用の充電器は付属していませんが、PD対応アダプタを使えば約3時間でフルチャージできます。各種回路には加熱や過電流を防ぐ保護装置が設けており、安全性も確保されていますね。

18.8×6.6×2.3cmと存在感があるため利用シーンは限られますが、細長くスッキリとしたフォルムでMacとの相性も良さそうです。アルミ合金素材で質感が高く、指紋がつきにくい点も魅力的な製品です。

まとめ

超高速で大容量デバイスにも充電が可能なUSB PD対応のモバイルバッテリー。新型iPad Proのように、今後様々な製品にUSB-Cが搭載されることになると思いますので、USB PD対応のモバイルバッテリーは今後も活用の幅がどんどん広がっていきそうですね。

もちろんUSB-C搭載デバイスを使っている人だけでなく、iPhoneシリーズやその他デバイスへの充電も非常に高速になるため、全ての人におすすめできます。容量やポート数、出力できるワット数にも注目して、ぜひ最適なUSB PD対応のモバイルバッテリーを見つけてくださいね。

同じくUSB PDを採用したおすすめの充電アダプタについては、ワット数別に下記で紹介しています。

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