MGCOOL Explorer 3レビュー 手ぶれ補正搭載で4K動画撮影が可能な高コスパ中華アクションカメラを試してみた

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今大流行中のアクションカメラ。最もメジャーなGoProをはじめ、国内大手メーカーや中華ガジェットメーカーからも様々な製品がリリースされていますね。そんな中、昨年末に発売になったMGCOOLの4K対応新作アクションカメラ、Explorer 3を入手する機会がありましたので、レビューしていきたいと思います。

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MGCOOL Explorer 3の特徴とスペック

MGCOOLとは

MGCOOLはいわゆる中華ガジェットブランドで、メイン商品のアクションカメラ以外にもイヤホンやフィットネスバンドを販売しています。国内AmazonにもいくつかMGCOOLのアクションカメラは取り扱われていて、安価な割に高性能でコストパフォーマンスが高いと評判です。

国外のECサイトだと香港のGearBestが多く製品を取り扱っていますね。中国ブランドのデバイスを多く取り扱うGearBestは送料がほぼ無料で新商品のラインナップも早い、ガジェット好きには人気の高い定番ECサイトです。

Explorer 3の特徴・仕様・スペック

そんなMGCOOLの手ブレ補正搭載4Kアクションカメラ、Explorer 3の特徴は以下のようになっています。

カメラ性能とセンサー、プロセッサー

まずは撮影の核になるカメラ、センサー、プロセッサーについて。カメラの視野角は170°で7層構造のレンズを使用。センサーは14MPのパナソニック製MN34112センサーを採用。確か過去の製品では主にソニー製のセンサーを採用していたため、新しいセンサーですね。チップセットにはiCatch V50プロセッサーを採用。この組み合わせのアクションカメラは他メーカーも出していますが、リアル4Kで手ブレ補正が効くというなかなかの高性能さだと思います。

ビデオ撮影と静止画撮影のスペック

ビデオ解像度は下記の3種類から選択可能。

  • 4K – (3840 x 2160) – 30 fps
  • 1080p – (1920 x 1080) – 60 fps
  • 720p – (1280 x 720) – 120 fps

4K対応ながらフレームレートがやや低めなのが少し残念ですね。ただ4K/60fpsに対応しているGoPro Hero 6と比べてかなり低価格ですので、充分な性能なように感じます。

コーデックはH.264に加え、H.265もサポート。H.265はH.264に比べて2倍程度の圧縮率を誇る最新のコーデック。これに対応しているのはすごいですね。

写真の解像度は1400万画素。RAWには対応せず、Jpeg保存のみになります。

その他の仕様

ディスプレイは2インチのタッチスクリーンを装備。バッテリー容量は1100mAhで、4K撮影で約75分、FHD撮影で約120分のビデオ録画が可能なようです。

対応メディアはmicroSDカードで64GBまでをサポート。カメラ側面には、ミニUSBポートとHDMIポートを備えています。WiFi接続によりMGCOOL Appを使ってスマホ(iOS/Android両対応)と接続して利用することもできます。

重量は81gでサイズは60.2 x 41 x 32 mm。カメラ本体の他に付属品として、水深30mまで対応する防水ハウジングケース、クイックリリースマウント、フラットマウント、ロックボルト、ナックル、ポータブルケース、USBケーブルおよびユーザマニュアルが含まれています。

GearBestからの発送

製品そのもののレビューではないのですが、今回初めてGearBestを利用したのでそのあたりの話も少ししておきたいと思います。海外のECサイトというと、利用が難しく到着まで時間がかかるイメージでしたが、比較的簡単にしかもかなり早く届きました。

DHLによる配送だったのですが、メールで配送番号も届きますし、その番号を使って現在のステータスも確認できるため、安心して利用できます。私の場合はだいたい4日ほどで商品が到着しました。

外観

パッケージ内容

パッケージは想像していたよりもかなりしっかりとした作りです。中華デバイスというともっと雑なイメージでしたので、少し驚きました。

中には防水ハウジングケースに収まった状態のカメラ本体と、付属品が入っています。ごく一般的なアクションカメラの付属品という感じですね。

ちなみにマイクロSDカードは付属していませんので、手持ちがない人は別途購入する必要があります。

デザインとサイズ感

防水ケースに入った状態でも手の平に乗るくらいのサイズ感です。ケースそのものはややチープな感じは否めませんが、しっかりとした作りにはなっていると思います。

ケースから取り出したカメラ本体はかなり小さく感じます。そして思いのほか質感が素晴らしいです。GoProをかなり意識したデザインであることは否定できませんが、結構カッコいい仕上がりではないでしょうか。マットな感じも高級感があって良いですね。

本体上部には2つのボタン、側面にはミニUSBやマイクロSDカードのスロット、マイクロHDMIのポートが備わっています。

クイックリリースをつけるとこんな感じです。

使用感レビュー

操作性

まず背面のタッチスクリーンを使った操作は正直使いにくいです。2インチという小さいサイズなことに加え反応が悪いこともあり、タッチできたかどうかわからないことがありますね。ただ、操作音をオフにしていなければ、タッチで音がなりますので、まだマシに感じることはできます。

画面のインターフェース的には少し慣れが必要。画面の3隅に出るメニューから各種設定を触る必要があります。本体上部のボタンを使っても操作できるますが、ちょっとややこしく感じますね。だいたい青ボタンがシャッターや決定、赤ボタンが電源や選択になっています。メニューや設定が表示されている時は青ボタン長押しで戻れるようです。

メニューの内容そのものはスマホやデジカメを使っていれば特に迷うことはないと思います。デフォルトでは言語が英語になっていますので、設定(画面右の<<のボタン or 赤ボタンで切り替え)からGeneral>Languageと選び、言語を日本語に変えておいたほうが使いやすいですね。

防水ハウジングケースをつけた場合は、タッチスクリーン操作はできなくなり、上部の2つのボタンを使うか、後述のスマホアプリで操作することになります。

画質

静止画、動画共に最大解像度に設定していくつか撮影をしてみました。まず170°の広角レンズということで、かなり広範囲の撮影が可能です。画質だけに関して言えばメチャクチャ綺麗というレベルではありません。流石にデジカメやiPhoneのカメラには負けますね。ただこのコンパクトさで持ち運びがしやすいこと、広角であること、何よりもアクションカメラであることを考えれば、じゅうぶんに綺麗だと思います。色もホワイトバランスも結構正確で、ディティールの表現力もまずます。観賞用やSNS用に使うぶんには、問題ない画質ではないでしょうか。

アクションカメラの真髄であるアクティブな利用シーンではまだ使用できていませんが、動画撮影時の手ブレ補正はしっかりとかかっていそうです。そのうち犬用のハーネスマウントを使って愛犬の目線カメラなんかを試そうと思っています。

2018/3/4追記:ドッグハーネスマウントを使って犬目線の映像を撮影してみました。

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スマホアプリとの連携

スマホで使うためにはまずアプリのインストールが必要になります。公式サイトやQRコードからStoreに遷移してダウンロードが可能です。

Explorer 3

Explorer 3
開発元:Zhenhua Li
無料
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スマホとカメラはWiFiで接続することになりますので、次はそちらの設定。カメラの設定(画面右の<<のボタン or 赤ボタンで切り替え)から一般>WiFiを選び、WiFiをオンにします。ここでUDIDとパスワードが表示されるので、その情報を使ってスマホのWiFi設定から接続。この状態でアプリを起動しカメラを選択すれば、スマホから操作が可能になります。

シャッターボタンはもちろん、静止画/動画の切り替えや各種設定もスマホから操作できるので便利ですね。常にカメラ画像も確認できますし操作もしやすいため、この方法が一番使いやすいと思います。撮影画像を選択してスマホのアルバムに保存することもできるため、すぐにSNSにアップしたい時などは便利ですね。(画像を閲覧した状態で下部メニューから保存するとサムネイルの劣化画像が保存されるため、一覧から画像選択をしてダウンロードする必要があり)

ちなみにこのカメラとWiFi接続した状態でも、スマホ自体はモバイルネットワークを使った通信は可能なので、接続を解除しなくてもメールやブラウザ、SNSなどのインターネット接続は可能です。

 

まとめ

MGCOOL Explorer3は比較的安く高機能なアクションカメラを手に入れたい人にはぴったりの製品だと思います。外観も洗練されていますし、機能面でも4K対応や手ブレ補正など値段以上の性能があるのではないでしょうか。画質的には高級機種に劣るかもしれませんが、値段のことを考えればコストパフォーマンスは高いように感じます。アクションカメラ入門用にはもう少し安い製品もありますが、そこから一歩進んで性能や画質に少しこだわりたい場合は、この製品がおすすめです。

GoProをはじめとした4K撮影可能な、他のおすすめアクションカメラについてはこちにまとめています。

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