最新のハイレゾ対応有線イヤホン6選 音質が良いおすすめのカナル型機種を価格帯別にピックアップ

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最近のイヤホンと言えばBluetoothを使ったワイヤレス製品が主流ですね。このサイトでも度々取り上げていますが、AirPodsのような左右が完全に分離した完全ワイヤレスイヤホン(TWS)も人気が高いです。

私も普段はBeoplay E8というTWSを使用していますが、ワイヤレスイヤホンの弱点と言えばやはり接続の安定性と音質。どちらの問題も改善はできていますが、完璧ではなく、やはり有線接続(ワイヤード)に勝る安定性と音質はないのが現状です。そこで今回は、そんな安定性と音質にこだわる人のために、ハイレゾ対応で音が良い、おすすめの最新ワイヤードイヤホンを価格帯別に紹介していきたいと思います。

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¥5,000前後のハイレゾ対応有線イヤホン

フィリップス SHE9730


価格以上の音が楽しめるということで、そのコストパフォーマンスの高さに定評があるフィリップスの“97シリーズ”から、ハイレゾ対応モデルSHE9730が発売されました。

SHE9730の特徴としては、ハイレゾ対応以外にも、新たに多層ポリマーダイヤフラムを使ったLMC(レイヤードモーションコントロール)ドライバーを採用したことが挙げられます。この新採用のドライバーと、更に高音域側に延びた再生周波数帯(6~40,000hz)によって、厚みのある低音域に、よりクリアな中音域、明瞭間のある高音域まで、伸びやかな音を再生してくれます。

従来から採用されているターボバス孔(空気孔)はもちろん健在で、フィリップスの特徴である重厚感と解像度感を兼ね備えた低音再生能力を誇ります。

人体工学に基づいて耳穴形状に沿った形状で作られたイヤーノズルと、高い遮音性・フィット感を持つイヤーチップの採用で、装着性が良く自然な付け心地で、ノイズを抑えた音を楽しむことができます。

5千円以下の低価格帯でこれだけの高品質を維持しているのは、さすがフィリップス。3種のサイズ違いのイヤーチップ、ケーブルキーパー、キャリングケースと付属品も豊富です。

Final E3000 FI-E3DSS


心理学の研究を踏まえた上で、最新の音響工学と音質設計が特徴のFinalのE3000‐Fl‐E3DSS。高音域側などにピークを持たせるような特徴的な音作りの場合、一聴すると高音質に聞こえがちですが、実際は強調した音を作る事で隣接する音域が聞こえにくくなってしまいます。そこでこのE3000ではあえて強調した音域を作らず、あえて周波数特性のカーブを滑らかにすることで、高音域から低音域までバランス良く解像感の高い音質を実現しています。

ドライバーユニットには小型ながら高品質で組立精度の高い6.4㎜ダイナミック型を採用。ドライバーユニットを支える本体筐体については、高剛性な削り出しのステンレスを使い、不要な振動を抑えて音質の向上に貢献すると共に、鏡面仕様で高いデザイン性と品質を兼ね備えたものになっています。

イヤピースは独自開発の左右に動くスウィングフィット機構を使い、耳にしっかりフィットして音をダイレクトに伝えます。また固さの違う2種類のシリコンを使用する事によって、強度と柔軟性がありながらも、装着時のフィット感と遮音性を向上させています。

付属品としてイヤーフックも同梱されています。これはタッチノイズを軽減する耳掛け(所謂シュア掛け)での装着時に、補助として使えるパーツですね。これだけの完成度、付属品の豊富さで、\5,000前後という非常にコスパの高い製品だと思います。

E3000はステンレス素材ですが、アルミ素材でできたE2000も評価が高くおすすめです。

¥10,000前後のハイレゾ対応有線イヤホン

RHA MA650


MA650は英国スコットランドはグラスゴーにあるイヤホン専業メーカーRHAの製品です。大人気のBluetoothワイヤレスイヤホン、「MA650 Wireless」の有線版として最近リリースされた、ハイレゾ対応モデルになります。

イヤフォンの心臓部と言える、ドライバー部分には好評の「MA650 Wireless」と同じく独自開発された「380.1」ダイナミックドライバーを採用。これにより正確で透明性の高いサウンドを実現しています。

ハウジング部分については素材に6063グレード高品質アルミニウム、設計に独自のエアロフォニックデザイン方式を採用し、軽量かつ耐久性がありながらも、歪みがないクリアなサウンドの再生を可能にしています。

また音質以外の面では、Android端末をコントロールするのに最適な3ボタンのマイク内蔵型リモコンが搭載されている点も便利で見逃せません。見た目の印象も良く、マットなシルバー/ブラックの色合いとデザインがスタイリッシュでカッコいいですね。保証期間が3年と長期である点も嬉しいポイントです。

ワイヤレスのMA650 Wirelessも非常に評価が高い製品です。

パイオニア SE‐CH9T


新開発された大口径9.7mmのドライバーユニットを搭載したパイオニアのSE-CH9T。ハイレゾ対応で5~50000HZという広帯域の再生を可能にしています。

本体の特徴として、Airflow Contorl Portと呼ばれる、筐体内部から外部へチューブを使って通気する機構を独自開発し、クリアな中音域の再生を可能にしています。またノズルには2層金属構造を採用。これによりパンチのある低音表現が可能になり、非常にバランスがとれた音を再生することができます。

耳の奥まで届く形状と内径を広げたノズルを使うことで、鼓膜に近い位置での再生を可能にし、ストレートな音質を楽しむことが可能。MMCXタイプの着脱式ツイストケーブル採用で、リケーブルによる音質の変化を楽しむこともできるモデルです。

デザイン的には金属部が良いアクセントになっており高級感のある外観に。ケーブルにはスマホでの通話操作も可能なコントロールボックスが付いており、便利に使うことができます。

¥20,000以上のハイレゾ対応有線イヤホン

JVC CLASS-S SOLIDEGE


JVCケンウッドのハイクラスイヤホンブランド「CLASS-S」。その中に「原音探求」の発想から始まって、演奏者の思いの細部まで再現するコンセプトから作られたモデル「SOLIDEGE」が新たに追加されました。

音の雑味を徹底的に排除する為にフルステンレスのボディを採用し、見た目もスタイリッシュでクールなイメージに仕上がっています。

ヘッドフォン中心部にあるドライバーユニットは新開発の3Dドライバーユニットを採用。DLCドームデゥアルカーボン振動版という、2種類のアモルファスカーボンと2種の高分子ポリマーを組み合わせたものを使うことで、より解像感の高い細かな音を表現することが可能になりました。また、アキュレートモーションエアダンパーを配置することで、振動版の動きをより正確に制御し、さらなる高音質を追求しています。

インナーハウジングには「SOLIDEGE 01 inner」でチタニウム、「SOLIDEGE 02 inner」はステンレスを採用。より強度と剛性を高め、クリアな音質の再生を可能としました。

イヤピースについても「究極の音」を再生するための工夫が見られます。「SOLIDEGE 01 inner」ではスパイラルドットイヤピースの上位版を採用。イヤピースの内壁に設けたディンプル(穴)によって、音質劣化の原因となるイヤピース内の反射音の拡散を抑え、更に上質な音の再生を可能としています。またノズルを含めたハウジング前半部が360°回転する「ファインアジャスト回転機構」により、最適かつ快適な付け心地を実現しています。

ノズル部には交換可能な「Jマウントノズル交換システム」を搭載。チタン、ステンレス、ブラスといった3種類の異なる素材でできた交換用ノズルが付属し、音質の好みに応じて付け替えることが可能になっています。

SONY XBA-N3BP


SONYのハイレゾ対応有線イヤホン、XBA-N3BPの最大の特徴は2つの異なるドライバーユニットを搭載している点。歪みが少なく広帯域再生可能なダイナミックドライバーと、音の再現力に優れたバランスド・アーマチュアドライバーを組み合わせたハイブリッド仕様とすることで、原音の持つ音色の美しさを忠実に再現します。

小型高感度の9mmダイナミックドライバーにはLCP振動板を採用し、豊かな低音とクリアな音質を実現。もうひとつのバランスド・アーマチュアドライバーにはダイレクトドライブ構造による、入力信号に忠実で透明度の高い音質を再生できる仕組みが備わっています。さらにドライバーユニット後方にはサウンドスペースコントロールと呼ばれる、極細の音響管を接続した拡張音響空間を設けることで、広がりのある音場の実現が可能に。この3つを組み合わせたHDハイブリッドドライバーシステムにより、高解像度・各音域の理想的な再生バランス・快適な装着性を兼ね備えたモデルになっています。

またリケーブルにも対応し、別売りのソニー製ケーブルに付け替えることで、より音をアップグレードしたり好みの音質に変化させることも可能。イヤーピースには付け替え用としても評価の高い、トリプルコンフォートイヤーピースが付属しています。

まとめ

ワイヤレスが主流な世の中とは言え、まだまだ音質の面で有線にこだわる人も多いと思います。利便性を求める時はワイヤレス、ゆっくりと音楽を高音質に楽しみたい時は有線というように、シチュエーションによってイヤホンを使い分けるのもアリだと思います。

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