ERATO VERSE(完全ワイヤレスイヤホン)を購入したので外観から使用感、音質、安定性まで徹底レビュー

シェアする

ERATO VERSE本体
ERATO VERSE(Amazon)

新製品ラッシュの続く完全ワイヤレスイヤホンですが、10月6日に発売されたERATOのVERSEを早速購入しました。SONYのノイズキャンセリング付き「WF-1000X」やNFMI接続が安定してそうなNuForce「BE Free8」とかなり迷いましたが、Apollo7の実績があること、ケースも小型でモバイル性に優れていること、デザインのシンプルさ、価格が14,880円と手に入れやすいことが購入の決め手です。まだ購入から1日程度ですが、持ち歩いて色々な場所で使ってみましたので使用感をレポートしたいと思います。

購入を迷ったSONY「WF-1000X」やNuForce「BE Free8」についてはこちらにまとめています。

ソニーの完全ワイヤレスイヤホン WF-1000Xの国内発売日と価格が決定 最高クラスのノイズキャンセリングや機能詳細を解説
IFA2017にて正式発表され先日こちらで購入検討候補に上げていたSONYのトゥルーワイヤレスイヤホン(完全ワイヤレスイヤホン)WF-1...
NuForceの「BE Free8」(完全ワイヤレスイヤホン) 海外や先行組のレビューから見えてきた実力を徹底検証
日々盛り上がりを見せる完全ワイヤレス市場ですが、期待の新製品の発売が間近に迫っています。今でこそAppleのAirPodsや大手メーカー...

B&OのBeoplay E8も購入しましたのでVERSEと比較レビューもしています。

B&O「Beoplay E8」を購入、レビュー。高音質でデザインも優れた最高峰の完全ワイヤレスイヤホンを徹底レポート-VERSEとの比較も
ずっと気になっていたB&O PLAY初の完全ワイヤレスイヤホンBeoplay E8がついに登場しました。完全ワイヤレスイヤホン(...

外観

パッケージ内容

まずパッケージですがかなりしっかりとした化粧箱に入っています。箱を開けるとマニュアル等の小冊子の奥に本体が鎮座していました。

ERATO VERSE パッケージ内容

同梱品として充電用のケーブルとサイズ違いのイヤーチップが本体奥に入っています。マニュアルは多言語対応でペアリング方法や本体ボタンの操作方法が記載されています。

最近のある程度価格が高め(1万円以上)のガジェット類はApple製品のパッケージに似せた少し高級感のある感じのものが多いですが、この製品もそういう雰囲気があります。

ERATO VERSE 付属品

デザインとサイズ感

充電ケース、本体共にマットでかなり質感は良く、購入前に想像していたものとそんなに差はありませんでした。充電ケースはほぼ持ち歩くことになりますので、この質感も良さは所有欲を満たしてくれると思います。ケースの蓋はマグネット式になっており開閉も非常に軽くスムーズです。

ケースのサイズは持ち運びがほとんど苦にならないくらい小型で軽量です。AppleのAirPodsよりも少し大きいそうですが、手のひらにすっぽりと収まるサイズですし、最小クラスと言っても良いように思います。

手のひらに収まる充電ケースのサイズ感

本体は左右共に小型の操作ボタンとLEDがつき、それぞれERATOのブランドロゴとL,Rが印字されています。

実機の使用感

今回のレビューは私の所持しているiPhone6Sとの接続での使用感レポートのなります。接続しているデバイスの違いや環境により、使用感が異なる可能性があります。

操作性

使用するためにはまずデバイスとペアリングを行う必要があります。VERSEは左側(L)が親機になるようで左イヤホンを3秒ほど長押しするとペアリング可能状態になるため、その状態でiPhone(もしくは接続デバイズ)のBluetooth設定に出てくるVERSEを選択するとペアリング完了です。その後右イヤホンの電源を入れれば左右のイヤホンが同期されステレオで音を聞けるようになります。ちなみにペアリングの際は耳に装着していた方が音声案内が聞けてやりやすいです。

左右でそれぞれ独立して電源ボタンがあるため、通話時は左イヤホンのみで利用できるようですが、ステレオの際にどちらも電源を入れる必要があるのは少々面倒かもしれません。一度ペアリングしてしまえば、2回目以降は電源が入った状態で本体ボタンを押すとデバイスと自動で接続してくれました。

本体の電源については手動以外にもケースからの取り出し方によって自動でオンにすることも可能です。マニュアルには左右に本体を傾けてとありましたが、私の場合は写真のように一度奥に傾けてから手前に動かしてそのままイヤホンを取り出す方がスムーズにいきました。

取り出しと同時に電源を入れる方法

本体とケースはマグネット式である程度近づけるとくっつくのですが、恐らく接点を外す→接続→再度接点を外すという動作を検知して自動で電源を入れているようですので、左右でも奥手前でもスムーズなやり方で大丈夫だと思われます。ケース取り出し時に自動電源ONの機種もある中でこの一手間かけるやり方は面倒にも感じますが、誤検出による電源ONを防ぐ目的かもしれませんね。

本体ボタンについては押し方に応じて以下のような機能が利用できます。

  • 長押し(1秒):電源オン
  • 長押し(3秒):電源オフ
  • 左イヤホンを電源オフの状態で3秒長押し:ペアリング
  • 1回押し:音楽の再生、一時停止
  • 音楽再生中に左イヤホンを2回押し:音量ダウン
  • 音楽再生中に右イヤホンを2回押し:音量アップ
  • 音楽再生中に左イヤホンを1秒長押し:前のトラック
  • 音楽再生中に右イヤホンを1秒長押し:次のトラック
  • 着信時に左イヤホンを1回押す:着信に出る
  • 通話中の左イヤホンを1秒長押し:通話を終了
  • 音楽再生停止中に左イヤホンを2回押し:Siri/Googleアシスタントの起動

装着感

本体が小型なため装着感も良好です。SpinFitの360°可動する専用イヤーチップのおかげで耳奥まで差し込みができるため、フィット感も良く遮音性も高いです。Apolloよりも少し本体サイズは大きいようですが、私の耳の場合はすっぽりと本体が耳に収まる形で安定感もありました。最長でまだ連続1.5時間程度しか装着していませんが、少しだけ耳の穴が疲れたかなという感覚はあります。よりフィット感を増したり疲れを軽減させるために、定評のあるComply(コンプライ)のウレタン製イヤーチップに交換するのもありかもしれません。ネットで調べると同じERATOのApollo7をコンプライのイヤーチップに交換する人が多いですし、VERSEで使用するとより装着感が良くなるようです。

気になる装着時の見た目ですが、斜め奥から差し込む形になることもあり正面から見るとほとんど気になりません。斜めから見ると少し出っ張りが気になりますが、小型で目立たないためそれほど違和感はないように感じます。

実際に装着した時の見た目

ただやはりAirPodsの方がスマートに見えるのと、動作中に常に青いLEDランプが点滅しているのが少々気になるかもしれません。日中はそれほどでもないのですが、夜になると結構目立ちます。気になる人は少々操作性が犠牲になるかもしれませんが、イヤホンを45度回転させて操作ボタンを前側(LEDが上下になるように)に持ってくると目立たなくなります。もしくはフロント側のLEDだけ塗装してみるのもありかもしれませんね。

音質

VERSEはグラフェンドライバーという硬いグラフェン素材でコーティングされた振動板を使った独自開発のダイナミック型ドライバーが採用されています。音質についてはApollo7でも定評がありましたが、ワイヤレスイヤホンとしてはかなり良い部類に感じました。低音がしっかり鳴っており迫力のある音で、高音も少しシャリシャリしますが気になるほどではありません。中音に関しては少しぼんやりした感じで解像感/明瞭感が少々足りないかなと感じますが、それは私が普段有線イヤホンでBA(バランスドアーマチュア)型のものを使っており、そちらの解像感が高くクリアな音に慣れているせいもあると思います。VERSEはダイナミック型ドライバーということでしっかりと低音も出ており音場の広がりも感じますので、ワイヤレスでの音楽再生としては十分な高音質と言えると思います。

イヤホン側で出力を抑えめにしているのか、音量は他のイヤホンに比べて小さく感じます。もちろんiPhone側のボリュームをあげればそれで解決はしますが、イヤホンを複数使い分けている場合だと音量調整が少々手間かもしれません。

また一点注意すべき点として無音時にほんのわずかですがジーというホワイトノイズのような音がする時があります。ただこれはワイヤレスイヤホンではよくあることですし、再生時には気になりませんので、個人的にはあまり問題とは思いませんでした。

動画、ゲームの遅延

iPhone本体に保存されているムービーデータでは遅延はほとんどないように感じました。またHuluのような動画配信サービスでもほんの少し遅延しているかなという程度で、視聴に問題を感じるほどではありません。ただYoutubeアプリでの動画再生はかなり遅延を感じ、人が喋るような場面では口の動きと音が会わずにずれてしまいます。Safariのようなブラウザで視聴する場合は遅延を感じませんので、Youtubeはブラウザ再生にしておいたほうが良いと思います。またゲームアプリもYoutubeほどではありませんが、やはり気になるレベルでの遅延がありますので、タイミングを合わせるようなゲームは少しプレイが困難なように思います。

接続安定性

接続については自宅、市街地、駅、高速や線路近くでそれぞれ試して見ましたが、今のところ頻繁に接続が切れるというようなことはありません。NuForce「BE Free8」のように左右イヤホンの接続が安定すると言われるNFMI(近距離磁界誘導)はVERSEには採用されていませんが、左右の接続切れは3、4回程度は発生したと思います。イヤホン本体とデバイスとの接続でいえば大阪駅周辺の人口密集地帯で少し早めに歩いたり、タクシーが多い場所では何度か音が飛びました。また急に体勢を変えたような場合も切れることがありますが、このあたりは他のBluetooth機器と同程度だと思います。

あとはパンツのバックポケットにiPhoneを入れた状態で自宅周辺を少しだけ自転車で回りましたが、さすがにこの場合は他のBluetoothイヤホン同様使い物にならないくらい音が切れっぱなしでした。ただこれも周りの環境やiPhoneの場所、時間帯によって変わるようで、安定している時はほとんど途切れずに使うこともできました。

2週間ほど使用してみての感想

今のところ毎日使用しています。気のせいかもしれないですが、購入直後よりも少し音が良くなったように感じます。いわゆるイヤホンのエージングの影響かもしれませんが、なんとなく鳴りが良くなってより迫力のある音が楽しめるようになっています。グラフェンドライバーのおかげか低音もボワつくことなく、締まった音が出ています。私の耳が慣れただけかもしれませんが、正直音質に関してはもうほぼ満足できる状態ですね。もちろん有線の比較的高価なイヤホンと比較すれば違いはわかりますが(特に音量を絞り気味にした時)、普段使いにそこまで高音質を求めている訳ではないので、もう有線に戻ることはないかなと思っています。

接続の安定性についてですが、最初のタイミングでしっかり接続が確立できている状態であればまずまず安定しているような気がします。逆に移動中や環境の悪い中で接続してしまうと、その後も頻繁に途切れることが多いです。私の使用環境では家の中や静止した状態で接続をおこない、その後電車や自転車に乗ることで、快適に使用できています。

まとめ

ついに念願のワイヤレスイヤホンを手に入れましたが、かなり満足しています。音質もさることながらやはりシンプルなデザインと質感の良さ、小型で持ち運びやすい点が気に入っています。ノイズキャンセリングやNFMIという大きな技術的利点はありませんが、全体として非常によくまとまった完成度の高い製品だと感じます。値段的にも機能、音質的にも今後この製品が完全ワイヤレスイヤホンのスタンダードとなり、他製品と比較する上での基準となる予感がします。ただやはりノイズキャンセリングなんかも気になりますのでいつかそちらも購入して、場所やシチュエーションで使い分けるということができればいいなと思っています。

VERSEよりも低価格で購入できる、Anker Zolo Libertyをはじめとした高コスパモデル一覧も紹介しています。

1万円前後で買えるおすすめ完全ワイヤレスイヤホン10選|高コスパでTWS入門に最適な最新モデルを紹介
AirPods発売の流れから、大手AV/家電メーカーの相次ぐ参入で2017年は完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の注目度が飛躍的に上昇しま...

Beoplay E8のレビューとVERSEとの比較も合わせてどうぞ。

B&O「Beoplay E8」を購入、レビュー。高音質でデザインも優れた最高峰の完全ワイヤレスイヤホンを徹底レポート-VERSEとの比較も
ずっと気になっていたB&O PLAY初の完全ワイヤレスイヤホンBeoplay E8がついに登場しました。完全ワイヤレスイヤホン(...

コメント

  1. すずき より:

    白は汚れが目立ってきますか?

    • mocha425 より:

      ブログを見てただきありがとうございます!
      汚れについては本体の方はそれほどでもありませんが、
      ケースの方はかなり汚れがつきやすい&目立つと思います。
      白の方が質感は良く見えますが、汚れを気にされる場合は黒の方が良いかもしれません。