最近はワイヤレス環境で音楽を楽しむことが普通になってきましたね。iPhoneからイヤホンジャックが廃止されたこともあり、ワイヤレスのイヤホン/ヘッドホンもずいぶん普及した印象があります。このサイトでは完全ワイヤレスイヤホンを取り上げることが多かったですが、より良い視聴環境、音質を求めるのであればオーバーヘッド型のワイヤレスヘッドホンという選択肢になりますよね。またヘッドホンはその大きさのインパクトから、ファッションアイテムになることも多く見た目も大事になります。そこで今回は価格帯別におしゃれでかっこいい高音質ワイヤレスヘッドホンのおすすめ機種を紹介していきたいと思います。
¥10,000未満
JBL T450BT
JBLのワイヤレスヘッドホンのエントリーモデルで、約155gの軽量設計です。折りたたむことができるので、持ち運びにも便利。約3時間の充電で最大11時間の再生ができるため、長時間の移動にも充電の不安がありません。
32mm径ドライバーを採用しているため、高品位な音が楽しめます。イヤーカップ部分のボタンで、音量調節、通話の応答、曲の再生・一時停止・頭出し・曲送りが操作できます。また、リモコンによる操作も可能です。
2017年、2018年の「オーディオ・ビジュアル・グランプリ2017 SUMMER Bluetoothオーバーヘッド型ヘッドホン(1万未満)」の受賞歴もあります。安価でありながらJBLの大きなブランドロゴマークが入っているデザインは魅力があり、ホワイトもおしゃれですね。コスパのいいヘッドホンといえます。
駆動方式・構造 | ダイナミック・密閉型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
ドライバサイズ | 32mm |
リモコン | ◯ |
ノイズキャンセリング | ― |
ハイレゾ | ― |
Bluetooth | Ver.4.0/Class2 |
連続再生時間 | 最大約11時間 |
重量 | 155 g |
カラー | ブラック、ホワイト |
パイオニア SE-MJ553BT
コンパクトサイズでありながら、大口径の40mmドライバーを採用しているため、高品質な音声を再生することができます。最大15時間の連続通信(音楽再生を含む)、最大8台までのマルチペアリングに対応しています。
オーバーヘッド型のヘッドホンを付けて外で音楽を聴いていて困ることは、スマートフォンなどの通知やハンズフリー通話が簡単にできないことではないでしょうか。SE-MJ553の場合、ハウジング部分にマイクと操作ボタンを装備し、通話や音量の調節が可能です。また、エコーキャンセレーション&ノイズサプレッション機能を搭載することにより、高音質な通話を実現しています。
スマートフォンに届いたメールやSMS、SNS、カレンダーの予定、ニュースなどを読み上げるAndroidアプリ「Notification App」に対応。朝の通勤ラッシュでスマートフォンを取り出せないような場合にも、情報を読み上げてくれます。音楽を聴いているときには、自動的に音量を調整します。
駆動方式・構造 | ダイナミック・密閉型 |
再生周波数帯域 | 5Hz~22kHz |
ドライバサイズ | 40mm |
リモコン | ◯ |
ノイズキャンセリング | ― |
ハイレゾ | ― |
Bluetooth | Ver.3.0/Class2 |
連続再生時間 | 最大15時間 |
重量 | 170g |
カラー | ブラック、ホワイト、レッド |
¥10,000以上~¥50,000未満
SONY WH-1000XM2
ワイヤレスでもハイレゾ相当の音源を楽しむことができます。ハイレゾ音源は「LDAC」コーディックで転送するため、転送時の劣化を最小限に抑えます。また、ハイレゾやLDACに未対応のMP3音源は、「DSEE HX」によってアップスケーリングするため、ハイレゾ相当の高音質で聴くことが可能です。
業界でトップレベルのノイズキャンセリングもソニーならではのこだわり。装着した状態や環境によってノイズの低減を最適化する「NCオプティマイザー」、ヘッドホンの内側と外側の2つのマイクで逆位相の音を生成してノイズを打ち消す「デュアルノイズセンサーテクノロジー」、ヘッドホン自体が周囲の音を分析して3種類の設定から自動で最適なノイズキャンセリングモードを選択する「フルオートAIノイズキャンセリング機能」など最先端の技術が搭載されています。
また、ヘッドホンを外さなくても右側のハウジングのセンサーにタッチするだけで、周囲の音を聞きやすくする「クイックアテンションモード」、ヘッドホンの外側にあるマイクで周囲の音も聞くことができる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」もあります。森林で鳥の声に耳を傾けながら音楽を聴きたいようなときには、便利な機能ですね。
駆動方式・構造 | ダイナミック・密閉型 |
再生周波数帯域 | 4Hz~40kHz |
ドライバサイズ | 40mm |
リモコン | ◯ |
ノイズキャンセリング | ◯ |
ハイレゾ | ◯ |
Bluetooth | Ver.4.1/Class2 |
連続再生時間 | 最大30時間(NC ON時) 最大38時間(NC OFF時) |
重量 | 275 g |
カラー | ブラック、シャンパンゴールド |
Beats by Dr.Dre Studio3 Wireless
スタイリッシュなヘッドホンとして、クラブ系のダンスミュージックな好きなリスナーに好まれるBeatsのワイヤレスヘッドホン。
ボディカラーに、マットブラック、ホワイト、ブルー、レッドのほか、特別エディションとしてポーセリンローズ、シャドーグレーという全部で6色が用意されていることもファッショナブルです。折りたたんで収納できるキャリングケースも洗練されています。
ノイズキャンセリングとして、「ピュアアダプティブノイズキャンセリング(Pure ANC)機能」を搭載しました。遮断すべき外部の音を特定し、それぞれの音に合わせて自動的に音楽を最適化します。したがって、常に安定したクリアな高音質で音楽を聴くことができます。
Apple W1チップを搭載し、バッテリーは最長で22時間駆動します。ノイズキャンセリングのPure ANCをオフにした状態であれば最長40時間もの再生が可能になります。バッテリーの残量が少ない場合にも、Fast Fuel機能により10分充電するだけで、約3時間の音楽再生ができることも便利です。
駆動方式・構造 | ダイナミック型 |
再生周波数帯域 | ― |
ドライバサイズ | ― |
リモコン | ◯ |
ノイズキャンセリング | ◯ |
ハイレゾ | ― |
Bluetooth | ― |
連続再生時間 | 最大22時間 最大40時間(Pure ANCオフ) |
重量 | 260g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、シャドーグレー、ポーセリンローズ |
Beats by Dr.Dre ワイヤレスヘッドホン Studio3 Wireless Bluetooth対応 密閉型 オーバーイヤー ノイズキャンセリング ブルー MQCY2PA/A 【国内正規品】
¥50,000以上
BEYERDYNAMIC Aventho Wireless JP
BEYERDYNAMI(ベイヤーダイナミック)は、世界初のステレオヘッドホンを発売したドイツが誇るオーディオメーカーです。1942年に設立され、熟練した職人により、ひとつひとつの製品がハンドメイドで生産されています。老舗のメーカーならではの贅沢なヘッドホンといえるでしょう。
Aventho Wireless JPは、テスラテクノロジーを搭載しています。テスラテクノロジーとは、磁束密度が1テスラ(1万ガウス)を超える強力な磁気回路をいいます。従来のヘッドホンを超えたダイナミックレンジの広さ、解像度、歪みの低減を実現しました。
右側のイヤーカップの外側はタッチパッドで、スマートフォンをコントロールできます。左側にはマイクロホンが内蔵され、音声通話も可能です。また、バッテリーの残量やデバイスとの接続を音声ガイドで知らせてくれます。
聴覚を研究するドイツのMimi Hearing Technologies社とスマートフォンアプリ「MIY(Make it yours)」を共同開発しました。このアプリでは、個人の聴力を測定と分析することにより、各個人に合わせたプロファイルを作成。ヘッドホンにその情報を転送して、リスナーの耳に負担のないようにカスタマイズされた音を再生するようにしています。さすがに老舗メーカーならではの配慮の行き届いた設計ですね。
駆動方式・構造 | ダイナミック・密閉型 |
再生周波数帯域 | 10Hz~40kHz |
ドライバサイズ | ― |
リモコン | ◯ |
ノイズキャンセリング | ― |
ハイレゾ | ◯ |
Bluetooth | Ver.4.2/Class2 |
連続再生時間 | 電池持続時間:最大20時間 |
重量 | 238g |
カラー | ブラウン |
まとめ
オーバヘッド型ということで、やはり対応周波数が広く機能が豊富なものが多いですね。ノイズキャンセリングのような便利な機能や、重厚感のある低音、迫力ある音圧を楽しむのであれば、インイヤータイプよりもヘッドホンのほうが断然おすすめです。
完全ワイヤレスイヤホンのまとめはこちらからどうぞ。
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