MacBookや最新ノートPCで使うUSB Type-C接続の周辺機器購入の前に ややこしい最近の接続規格について徹底解説

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以前こちらでも書いたようにMacBook Pro(2017) 15インチを購入しましたが、充電ポートであるMagSafe 2をはじめUSBやSDカードスロット等のポート類は全て廃止されインターフェースはUSB-Cに統一されました。

MacBook Proの購入レビュー記事はこちら。

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MacBook Proに限らず最近のPCにはUSB Type-C端子搭載のものが増えており、対応周辺機器も続々と登場してきていますが、USB3.1やThunderbolt3など様々な規格の名称があり少々ややこしく感じます。そこで今回はUSB Type-C機器の購入にあたって注意すべき最近の通信規格や名称について解説していきたいと思います。

接続規格のことよりも周辺機器の情報が知りたいという方はおすすめ周辺機器をまとめていますのでこちらを飛ばして以下の記事をどうぞ。

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USB Type-Cとは

そもそもUSB Type-Cとは逆差しが可能な小型24ピンのコネクタ及びケーブルの規格のことです。下でもう少し詳しく解説しますがあくまでも形状の規格であり転送や通信の規格ではありません。Appleは2015年に発表したMacBookでこのUSB Type-Cを初採用し、以降のMacBook/MacBook Proでは全て同形状に統一されています。またこのMacBookを皮切りに機器搭載が年々増えており、未来の標準ユニバーサル規格と考えられています。

USB Type-Cと各通信規格の関係

USB Type-Cとはコネクタ形状に規格であることを上で説明しました。ではよく混同されがちで混乱することも多いThunderbolt3やUSB Type-Cとは何でしょうか。 これらは通信規格のことを表す名称です。

USB 3.1について

USB 3.1はUSB 3.0の2倍以上高速な5Gbpsの伝送を可能とした通信規格です。USBの通信規格は常に過去のUSB規格(1.1/2.0/3.0)と互換性を維持するように作られていますので上位互換があります。5Gbps伝送の規格はUSB 3.1Gen.1と呼ばれており、さらに高速な2倍の10Gbpsの伝送に対応したUSB 3.1Gen.2も存在します。また2017年7月、マルチレーン動作可能で最大速度がUSB 3.1Gen.2の2倍となるUSB3.2の仕様も発表されました。

Thunderbolt3について

Thunderbolt3はIntelがAppleと共同開発した高速汎用データ転送の規格です。USB3.1Gen2の4倍となる40Gbps(上り/下り)の超高速通信に対応し、ストレージとの接続だけでなく、ディスプレイとの接続によるビデオ/音声転送やグラフィックボードとの接続も可能になっています。世界トップクラスの半導体メーカーであるIntelが開発し今後のIntel製CPU内に組み込み&ロイヤリティフリー化が発表されたこともあり、今後急速な普及が予想されます。

MacBook Proと外部ディスプレイをUSB-Cで(変換コネクタなしで)接続する場合にはこのThunderbolt3に対応したUSB-Cケーブルを使う必要があります。

USB PDについて

USB PDとはUSB Power Delivery(パワーデリバリー)の略です。従来のUSBコネクタは電力の供給が5ボルト500ミリアンペアと決まっていました。そのため、より電力を使う機器に従来の5ボルト以上の大電力を供給するために生まれたのがUSB PD規格です。こちらはあくまでも電力供給に関する規格であるためUSB3.0等の高速通信に対応している必要がありません。実際にMacBook 2015やMacBook Pro 2016に付属する電源ケーブルはUSB PD対応USB 2.0ケーブルとなっています。最近のUSB-C接続で充電するタイプのMacBookやノートPCを使う場合はこのUSB PDに対応したアダプタとケーブルが必要になります。

まとめ

上記のことからもわかるようにUSB Type-Cとはあくまでも形状規格であり、そこにどのような通信規格が載っているかは異なります。そのため同じUSB Type-Cであっても通信規格がUSB3.1であればThunderbolt3で接続する必要があるデバイスは使用できませんし、USB PDに対応しているケーブルだからと言って他のUSB-C機器に使えるとは限りません。USB Type-Cのケーブルや周辺機器を購入する場合は上記の内容を踏まえて、しっかりと製品を検討する必要があります。