外出先で音楽を聴くためには必需品であるイヤホン。近年はワイヤレスタイプが増えていますが、有線イヤホンも未だに根強い人気をほこります。充電や音質などの観点から、「イヤホンは絶対に有線の方がいい」という人も多いでしょう。
そこで本記事では、おすすめの有線イヤホンを厳選して紹介します。ワイヤレスではなく有線のイヤホンを探している人は、ぜひ参考にしてください。
有線イヤホンを使うメリット
近年はワイヤレスイヤホンが台頭してきたことで、有線イヤホンの製品数は徐々に減りつつあります。しかし有線イヤホンには、ワイヤレスイヤホンにはないメリットがあります。
充電が不要
ワイヤレスイヤホンの弱点は、充電が必要な点です。毎日充電器に本体を接続するのは、何かと面倒ですよね。また外出先で突然充電が切れてしまったら、ワイヤレスイヤホンは使い物になりません。
その点有線イヤホンは、充電の心配をする必要がありません。イヤホンの充電が面倒だと感じている人には、有線イヤホンの方が向いています。
失くす心配がない
独立型のワイヤレスイヤホンにはケーブルがないため、耳から外れ落ちた際に失くすリスクがあります。高価な製品の場合は、万が一にも失くしたくないですよね。
一方で有線イヤホンは常に端末に繋いだまま使うので、たとえ耳から外れても失くす心配はありません。イヤホンを失くすのが心配な人には、有線イヤホンがおすすめです。
音質が良い
近年は高音質がウリのワイヤレスイヤホンが多数販売されていますが、無線でデータを転送する以上、少なからず音質は低下します。一方で有線イヤホンは直接端末へと接続するため、音質が低下しません。
音質面については、ワイヤレスイヤホンよりも有線イヤホンの方が優れます。
Bluetooth非対応の端末にも使える
ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothを利用して端末に接続します。よってBluetooth非対応の製品には使えません。例えばNintendo Switchなどのポータブルゲーム機はBluetoothに非対応なので、有線イヤホンを用意する必要がありますね。
より多くの端末でイヤホンを使い回したい人には、有線イヤホンがおすすめです。
おすすめの有線イヤホン
SONY ステレオヘッドホン IER-M9
国内大手電機メーカーSONYが販売するのが「SONY ステレオヘッドホン IER-M9」。本製品はSONYが販売する有線イヤホンの中でも、ハイエンドモデルに相当します。
新しいマルチBAシステムを搭載した本製品は、音質に極限までこだわっているのが特徴です。低音域から高音域まで忠実に音を再現し、まるで目の前で音楽を聞いているかのような臨場感を演出。音質にこだわりたい人でも満足できます。
本体外装には、マグネシウム合金を採用。軽量かつハードな素材を用いることで、快適な着け心地を実現しながらも、高強度をほこります。
ケーブル部には、タッチノイズを軽減するためにシルク網組を採用しています。ケーブルが服や鞄にあたってもタッチノイズが発生しにくく、いつでも快適に音楽を聴けるのが魅力。
オーディオ製品開発に力を入れているSONYらしい、高パフォーマンスな有線イヤホンですね。
Pioneer SE-CH9T
「SE-CH9T」は、オーディオ機器やカーナビ機器を広く取り扱うPioneerの有線イヤホンです。ハイレゾ対応の本製品には、9.7mmの大口径ドライバーが搭載されています。これにより、5Hz~50,000Hzの広帯域再生を実現。どんな音楽でも、クリアに再生してくれます。加えてドライバーをより鼓膜に近い位置に配置したことで、高音同士が打ち消し合うことなく、音がストレートに耳に伝わるのも魅力です。
本体形状には、コードを耳の上にかける「オーバーイヤーフィットスタイル」が採用されています。動いてもイヤホンが外れにくいのに加え、タッチノイズも発生しません。
本製品には携帯用のキャリングポーチも付属します。キャリングポーチに収納しておけば、鞄の中でケーブルが絡むこともありませんね。
音質にこだわりたい人でも満足できる有線イヤホンです。
オーディオテクニカ ハイブリッド型インナーイヤーヘッドホン ATH-IEX1
音響機器・映像機器メーカーのオーディオテクニカが販売する有線イヤホンが「ハイブリッド型インナーイヤーヘッドホン ATH-IEX1」です。本製品には、世界初となる「ハイブリッド型ドライバー構造」が採用されています。各ドライバーの軸をまっすぐに配置することで、滑らかな音の繋がりを実現。全ての帯域の音が、バランス良く耳まで届きます。
本体外装には、ひとつひとつ手作業で研磨したチタニウムボディを採用しています。剛性の高い素材を使うことで、音の不要な振動を低減。音の純度が高まり、よりクリアな音が響き渡ります。また光沢のある外装は、高級感も醸し出してくれていますね。
イヤピース(耳に収まる部分)は、2段階の位置で調整可能。好みのフィット感に応じて位置を変えられるのも魅力です。またイヤピースは体温で柔らかくなる素材を使用しており、自然な硬さで耳にフィットしてくれます。
音質と使い勝手、両方にこだわりたい人におすすめの製品です。
Victor インナーイヤーヘッドホン HA-FW1500
「インナーイヤーヘッドホン HA-FW1500」は、大手音響機器メーカーVictorが販売する有線イヤホンのハイエンドモデルです。本製品の特徴は、本体内部にウッドドームカーボン振動板を内蔵している点です。振動板外周部はしなやかに、中央部は強度を強く設計することで、美しい音を実現しています。音質面に関しては、他社のハイエンドモデルに劣ることはありません。
イヤーピース内部には、小さなドットをスパイラル配列で設置。ドットにより反射音が減衰されるため、よりクリアな音が耳に届きます。
本製品には、革製のキャリングケースが付属します。高級感のあるキャリングケースで、お洒落に持ち運べるのも魅力です。また本体側面に、Victorのブランドイメージでもある犬のマークが刻印されています。細かい部分ですが、高級感を更に引き立ててくれていますね。
音響機器メーカーらしい、音質を徹底的に追求した有線イヤホンです。
Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones
高級イヤホンや高級ヘッドホンでお馴染みのBoseが販売するのが「QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」。本製品には、ノイズキャンセリング機能が搭載されています。ボタンを1つ押すだけで、周囲の雑音をかき消してくれるのが魅力。ガヤガヤした場所でもクリアな音楽を楽しみたいときに最適ですね。
「Awareモード」に切り替えれば、音楽を聞きつつ周囲の音も聞くことができます。待合室で自分の名前が呼ばれるのを待っているときや、空港でアナウンスを聞き逃したくないときに便利ですね。
イヤーチップには、BOSEが独自開発した「StayHear+チップ」を採用。円錐型で柔らかい形状は、耳に押し込まずともぴったりとフィットします。また「StayHear+チップ」は雑音を物理的に遮断する役割も果たすので、音を更にクリアにしてくれます。
音楽をより快適に楽しみたい人にぴったりの製品です。
Bang & Olufsen ノイズキャンセリングイヤホン Beoplay E4
「ノイズキャンセリングイヤホン Beoplay E4」は、デンマーク発のオーディオメーカーBang & Olufsenが販売する有線イヤホンです。本製品は「アクティブノイズキャンセリング」を搭載しているのが特徴。雑音を検知すると自動でノイズキャンセリングがONとなり、周囲のノイズがカットされます。常に最適な環境で音楽を聴けるのが魅力ですね。またアクティブノイズキャンセリングを使用するには充電が必要ですが、連続駆動時間は20時間と長いので、頻繁に充電を繰り返す必要はありません。
イヤーチップは、 メモリーフォーム(ウレタン素材)チップとシリコン製チップの2種類が付属します。好みに応じて使い分けるのがいいですね。
外装の素材には、艶消しの軽量金属が使用されています。高級感がありながらも、主張の強過ぎないデザインが嬉しいですね。
アクティブノイズキャンセリング機能に魅力を感じる人は、検討してみてください。
final カナル型イヤホン E500
finalの「カナル型イヤホン E500」は、VRやASMRなどのコンテンツ向けに設計された有線イヤホンです。
VRやASMRなどのコンテンツはバイノーラル録音と呼ばれる、頭部の音響効果を再現する技術が用いられています。バイノーラル録音された音源を従来のイヤホンで聴くと、高音域に違和感が出るのが課題でした。そこで本製品は音響工学や音響心理学を応用し、高音域に違和感が出る問題にアプローチ。コンテンツ制作者の意図通りの、その場にいるかのような臨場感を再現しています。
イヤーチップには、左右方向の調整が可能な「スウィングフィット機構」を採用。耳道に対して真っ直ぐフィットすることで、音がダイレクトに鼓膜へと届きます。また5つの異なるサイズのイヤーチップが付属するので、使う人の耳の形状を選びません。
VRやASMRなどのコンテンツを楽しみたい人は、ぜひ用意したい有線イヤホンですね。
まとめ
有線イヤホンには、ワイヤレスイヤホンにはない魅力があります。製品数こそ減りつつあるものの、充電が不要な点や失くしにくい点を優先したいなら、有線イヤホンを選ぶべきです。
有線イヤホンの仕様や使い勝手は、製品ごとに異なります。本記事で紹介した内容を参考にしつつ、最適な1台の購入を検討してください。
コメント