2020年3月、Dysonは次世代のデスクライト「Lightcycle Morph デスクライト」を発売しました。Dysonはロボット掃除機や羽のない扇風機に定評がありますが、本製品にも数々の最先端技術が盛り込まれており、次世代のデスクライトとして注目を集めています。価格帯的には高級デスクライトに相当しますが、実際の実力や機能面が気になるところですよね。
そこで本記事では、「Lightcycle Morph デスクライト」の魅力や特徴を、実際の使用感も含めて徹底的にレビューしたいと思います。新しくデスクライトを購入しようとしている人は、ぜひ参考にしてください。
Lightcycle Morph デスクライトの概要
「Lightcycle Morph デスクライト」は、ロボット掃除機や羽のない扇風機でお馴染みのDysonが販売するデスクライトです。デスクライトは各社がさまざまな製品を販売していますが、本製品はハイエンドモデルに位置付けられます。多関節設計で柔軟な位置調整ができるのに加え、さまざまな付加機能を搭載するのが特徴。まさに次世代のデスクライトと呼べる製品です。
本体カラーは「ブラック&ブラック」と「ホワイト&シルバー」の2色展開。好みに応じて、好きなデザインを選べます。
なお商品ラインナップとしては、より背の高い「Lightcycle Morph フロアライト」という製品もあります。違いは本体サイズのみなので、用途によってはこちらを選択してもいいでしょう。
Lightcycle Morph デスクライトの特徴
柔軟な位置調整を実現する多関節設計
「Lightcycle Morph デスクライト」は、2つの関節と360°回転するヘッドで構成されています。柔軟な位置調整ができるため、あらゆるシチュエーションに対応可能。デスクでの作業やソファーでの読書など、使う場所を選びません。広いデスクで使う場合も、作業ごとに場所を調整できますね。
さまざまなシチュエーションでデスクライトを使いたい人におすすめです。
間接照明・スポットライトとしても利用可能
「Lightcycle Morph デスクライト」は柔軟な位置調整が可能なのに加え、ライトの色味も調整できます。デスクライトとしてだけでなく、他の用途にも応用可能。
例えば暖色系の色味に調整して壁にライトを当てれば、間接照明に。絵画やポスターにライトを当てる、スポットライトとして活用してもいいでしょう。
デスクライトの枠を超え、さまざまな用途で使えるのが魅力ですね。
支柱から放たれる光でリラックス
「Lightcycle Morph デスクライト」はヘッド部分だけでなく、支柱部分も発光するのが特徴。支柱からはオレンジ色の光が放たれ、リラックスできる空間を生み出してくれます。
デスクライトとして使うだけでなく、ベッドやソファの横に配置してもいいでしょう。
自動明るさ調整で常に最適な明るさに
「自動明るさ調整」を選択しておけば、周囲の明るさに応じて最適な明るさが選択されます。暗い場所では明るめに、薄暗い場所では必要十分な明るさへと変化。自分で明るさを調整する必要がないので、手間も省けますね。
更にはGPSを利用し、現在地の自然光をトラッキングする機能も搭載。時間帯に応じた明るさ調整も可能です。
明るさ調整を全て一任できる、最先端のデスクライトですね。
人感センサーによる自動ON・OFF
人感センサーを搭載するのも「Lightcycle Morph デスクライト」の特徴。人が近づくと自動で電源がONになり、5分間動きがないと自動で電源がOFFになります。電源ON・OFFの手間がなくなるのに加え、消し忘れ防止にも役立ちます。デスクライトを更に便利にしてくれる機能です。
スマホの充電ポイントにも活用できる
「Lightcycle Morph デスクライト」には、USB Type-Cの給電口が設けられています。給電口にUSBケーブルを接続すれば、スマホの充電ポイントに早変わり。デスクライトを使う場所では、スマホを使う機会も多くなるはずなので、相性の良い機能ですね。
スマホとの連動機能
専用アプリ「Dyson Link」に接続すれば、スマホからの詳細設定が可能となります。例えば明るさや色温度の設定を保存したり、起床時に少しずつライトを明るくしていく「起床モード」を設定したりもできます。本体からできない詳細設定ができるので、デスクライトが更に使いやすくなりますね。
本体からの発熱を抑える冷却設計
デスクライトを使っていて度々問題になるのが、本体の発熱。長時間使用していると本体に触れられなくなるほど熱くなったり、周囲の温度が上がってしまったりすることも。
しかし「Lightcycle Morph デスクライト」は、本体内部に冷却用の真空銅管が設けられています。この真空銅管がLEDから発生する熱を逃し、本体温度の上昇を防ぎます。
一般的なデスクライトのデメリットをカバーしている点も魅力ですね。
Lightcycle Morph デスクライトの競合製品
YAMADA SHOMEI LIGHTING Z-S7000SL Zライト
YAMADA SHOMEIの「LIGHTING Z-S7000SL Zライト」は、クランプ式(机の淵に挟んで固定するタイプ)のデスクライトです。パラレルアームを採用し、どの高さ位置でもスムーズに止まるのが特徴。デスク全体を照らしたいときと、手元だけを集中的に照らしたいとき、両方に対応します。
照明部の厚さはわずか21.5mm。デスクライトとは思えない、スタイリッシュなデザインも魅力ですね。デスクと一体化するデザインなので、置き場所も選びません。
使いやすさとお洒落さの両方を求めたい人におすすめです。
YAMAGIWA LEDスタンドライト Rebio
YAMAGIWAの「LEDスタンドライト Rebio」は、2017年度の「グッドデザイン賞」を受賞したデスクライトです。白熱電球の光をLEDで再現することにこだわった本製品は、文字の読みやすさに定評があります。JIS規格の2倍以上の明るさを実現し、長時間小さな文字を読んでいても疲れません。
また一般的なLEDは多重影(物体に対して現れる複数の影)が発生するという弱みがありますが、本製品は多重影が発生しないよう設計されています。影のシルエットがはっきりと映るので、暗い場所でデスクを照らした際の違和感がありません。
デスクライトの光の質にこだわりたい人にぴったりですね。
BALMUDA The Light L01A
斬新なデザインの家電に定評のあるBALMUDAも、「The Light L01A」というデスクライトを販売しています。本製品はアームそのものを曲げることができませんが、アームの根本部分が可変する構造が採用されています。他の競合製品と比べて自由な位置調整ができないものの、その分照射範囲を広く設計。約30cm前方まで光が届くので、読書やデスク上での作業にはぴったりです。
加えて手元から離れた場所から広範囲を照らすことで、目線の先に影ができないのも特徴。手元が明るく照らされるので、デスク上で書き物をする際も快適です。
なお本製品のスタンド部は、小物入れも兼ねています。利便性が追求されており、生活に取り入れやすいデスクスタンドですね。
競合製品と比較したLightcycle Morph デスクライトの魅力
競合製品と比較し、「Lightcycle Morph デスクライト」は以下のような点で優れています。
柔軟な位置調整
多くのデスクライトは位置調整機構を有していますが、調整できる範囲には限りがあります。しかし「Lightcycle Morph デスクライト」は2つの関節を有し、自由自在に位置調整ができます。更にヘッド部分が360°回転するので、手元以外を照らすことも可能。
あらゆるシチュエーションに対応できるのは、「Lightcycle Morph デスクライト」だからこその魅力です。
プラスアルファの付加機能
デスクライトの本来の目的は、デスクを照らすことです。しかし「Lightcycle Morph デスクライト」は、ただデスクを照らすだけではありません。さまざまな付加機能を有し、更に便利に使えるのが特徴。
- 自動明るさ調整
- 人感センサーによる自動ON・OFF
- USB Type-Cの給電口
- スマホとの連動機能
etc…
ハイエンドモデルだけあって、他社製品と比べて圧倒的に付加機能が多いですね。多機能なデスクライトが欲しい人に最適です。
長くにわたって使い続けられる
LEDは長寿命な光源として知られていますが、発熱により時間とともに少しずつ色味が変わってきます。しかし「Lightcycle Morph デスクライト」は、発熱を抑える冷却設計が特徴。本体内部の真空銅管から熱を逃すことで、光の質を約60年間担保します。1度購入したら、生涯にわたって使い続けられるデスクライトです。
スタイリッシュなデザイン
競合製品もデスクライトのデザインにはこだわっていますが、「Lightcycle Morph デスクライト」は一見デスクライトには思えないスタイリッシュなデザインが特徴。デスクライトとしてではなく、インテリアとして置いてもいいくらいですね。
デスクライトのデザインにこだわりたい人にもおすすめです。
使用感レビュー
実際に自身のデスクに設置してみましたが、ある程度位置調整の融通がきくという点はやはり良いですね。光量についても申し分なくかなりの明るさを確保できます。シチュエーションにより通常利用と支柱を光らす利用を使い分けており、リラックスしたい時などにも最適ですね。
私はリビングの一角に小さなパソコンコーナーを作っており、そこにこのデスクライトを置いているのですが、デザイン性が高くインテリアにもよく馴染みます。人感センサーや自動での明るさ調整も優秀で、何よりアプリから様々な操作ができる点は機能性が非常に高いと言えるでしょう。
まとめ
Dysonの「Lightcycle Morph デスクライト」は、他社のデスクライトに大きな差別化を図った製品です。何よりの強みは、さまざまなシチュエーションに対応できる点。多関節設計で柔軟な位置調整ができるのはもちろん、間接照明やスポットライトとして活用できるのも魅力ですね。
価格的には他社製品よりも高いですが、その分機能面は充実しています。高機能なデスクライトが欲しい人は、ぜひ購入を検討してみてください。
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