みなさん空気清浄機って使っていますか?夏になり冷房をつけていると窓を締め切っているため空気の汚れが気になりますし、花粉症やPM2.5対策で最近はどの家庭にも1台や2台設置していることが多いんじゃないでしょうか。
今回新たに最強と評されるBlueair(ブルーエア)の空気清浄機 Classic 480iを購入したので選択の理由や機能を紹介していきたいと思います。
購入のきっかけ
現在割と都市部(大阪駅周辺)のマンション住まいで非常に便利な反面、近くに幹線道路や高速道路、JRも走っていますので非常に空気の汚れが気になっていました。
また花粉症ではないのですが我が家には愛犬がおり若干犬アレルギー的な症状(目のかゆみ)がで始めてしまいました。リビングにはすでに空気清浄機を導入していたのですが、寝室には導入しておらず、現在リビングで使用しているものを寝室に移し、リビング用に高性能なものを買い換えようと思い立ったわけです。
空気清浄機選び
今の空気清浄機は種類が本当に多くてどれを購入すればいいのか迷います。加湿機能や消臭機能がセットになった多機能なものや、凝ったデザインのおしゃれなものまで選択の幅がとても豊富です。そんな中、今回は空気清浄機能を第一に考えました。
当然のことですが各メーカー自社の製品が一番だと宣伝をします。もちろんメーカーの発表を信用しないわけではないですが、こういう製品の優位性の証明には第三者機関の公正公平なジャッジが一番信用できると思います。そこで今回はCADR(クリーンエア供給率)というものを基準に製品選びをしてみました。
CADRってなに?
CADR(クリーンエア供給率)とは米国家電製品協会が認証する、空気清浄機が1分間あたりに供給する清浄な空気の量を表した指標です。つまりCADR値が高いほど速く空気を浄化する能力が高いということの証明になります。
CADRで好スコアな製品は?
実は残念なことに日本の大手メーカーはあまりCADRに参加していません。CADR値を公表しているのはSHARPの65畳用大型清浄機くらいでしょうか。ですのでCADRを基準にした場合は製品の選択幅がグッと縮まります。決してこのCADR値だけが製品の優劣を決めるわけではないですが、多種多様な空気清浄機が販売されている中で何か基準を一つ設けるというのは製品を選択する上で重要だと思います。もちろん今回は空気清浄機能を重視した結果CADR値を参考にしただけであって、当然加湿機能が必要であれば加湿量を参考にすればいいと思いますし、それ以外に基準を持つことも問題はありません。
そんなわけでCADR値を参考にした結果、最高値を叩き出しているBlueairの製品が候補に上がりました。もうひとつCADOという国内新興メーカーの製品も候補に上がったのですが、Blueairの方が何年も連続して好成績であることから今回は実績を重視しました。
ちなみに個人的には実はCADO製品おしゃれで大好きです。加湿器やウォーターサーバなんかはCADOのものを使っていますのでまた機会があればレビューしたいと思います。
ちなみに同じブルーエア製品でよりリーズナブルなBlue Pureシリーズもおすすめです。こちらはIoT機能やオート運転はついていませんが、ブルーエアの強力な清浄能力を安く手に入れることができます。
最近発売になったBlue Pure 411は価格が1万円代と入手しやすい価格で、非常に人気が高いですね。
実機の使用感
まずは開封&初期設定
Blueair製品には小型のSenseシリーズや単機能なBlue by Blueairというシリーズもあるのですが、後ほど説明するIoT機能が魅力的だったのとリビングの大きさ的にClassic 480iというものを購入しました。
それなりの大きさの空気清浄機だったので配送手配をしたのですが、届いて見るとやっぱりかなり大きかったです。苦労して箱をあけ中身を取り出し、電源を入れればすぐに稼働が始まります。
さてこのClassicシリーズ、少し前にリニューアルされた製品でして一番のポイントはネット接続が可能な点にあります。もちろん接続しなくても使用はできるのですが、当然しておいた方が便利に使えるのでネット接続推奨です。
製品をネットに接続する
今回の設定でここが一番苦労しました。現在の我が家にはもちろん無線でWiFiが飛んでいるのですが、古い製品があまりなかったこともあり通信規格を802.11acに限定していたのです。
ところがこちらの製品、802.11b/g/nの2.4GHzのみ対応でした。そりゃ繋がるわけがありません。ルータの設定を変更してなんとか接続できるまで小一時間ほど試行錯誤しました。
こういうとき国内メーカー製品の方が安心設計だったりドキュメントが豊富だったりして助かるんですが、まぁ結局は繋がりましたのでよしとしましょう。
使い方は非常にシンプル
純粋に大風量で空気を吸い込んでフィルターで綺麗にする機械のため操作は非常にシンプルです。
3段階の風量調整及び自動運転のみであとは天面のインジケータで現在の空気の汚れ具合がモニタできるだけです。
フィルタについては半年に1回の交換が目安となっておりこの辺りはランニングコストがかさんでしまうのですが、多機能機のように色々分解して掃除をしてという手間は必要ありません。この辺りも好みの問題だとは思うのですが、個人的には「汚れたらフィルターを交換する」というこの単純明快なメーカーの考えは好きですし、それが空気清浄機の機能を落とさず使い続ける唯一の方法だと思います。何年間も交換不要を謳うメーカーもありますが、実際のフィルターの汚れ具合を見ると本当にフィルター性能が落ちていないか疑問に感じますしね。
ちなみにフィルターにはHEPASilent Technologyというものが搭載されており0.1μm以上の微粒子を99.97%まで除去できると謳っています。フィルターは蛇腹状になったものが折りたたまれてボックスに入ってい流ようで、これを分解して広げるとフィルターの長さはなんと18mにもなるそうです。
性能についてより詳細を確認してみたい方は一度BlueairのHPを確認してみてください。
WiFiを使ったアプリとの連動が素晴らしい
最近流行りの「IoT」ってご存知でしょうか?Internet of Things(モノのインターネット)というもので簡単に言えばパソコンやスマホ等情報通信機器だけでなく、すべての「モノ」をインターネットにつなげてより便利にしようというものです。
この製品にはそのIoT機能が搭載されておりアプリを通して機械の操作や空気の質の確認ができます。
個人的にはこの機能かなり気に入っておりふとしたタイミングでアプリを起動して部屋の空気状態を確認したりしています。
今まで気づかなかったのですが、モニターを見ていると生活している中で色々空気の質の変化があるもんだと気付かされるので、何時間かに1回窓を開けて換気をするようになりました。
Blueair空気清浄機用のアプリ「「Blueair Friend(ブルーエアフレンド)」を起動した状態
現在の空気の質が確認できる
月表示からリアルタイム表示まで空気の質の変化をグラフで確認可能
下にスクロールすると本体コントロールが可能に
ちなみにスクリーンショットではWiFiでの接続状態での操作になっていますが、外出先からのモバイル通信での操作やモニタリングも可能です
あとこちらはわざわざサポートに確認することになってしまったのですが、デフォルトでの自動運転の制御はPM2.5だけに反応するようになっておりVOCの値がいくら高くても反応はしてくれません。VOCにも反応するように変更するためにはデバイス情報の画面からフィルターの種類を「スモークストップ」に、自動モードトリガを「粒子&ガス」に変更する必要があります。
(うちのフィルターが通常のダストフィルターモデルだったためスモークストップフィルタを入れれば自動で切り替わるかもしれませんが)
まとめ
今回は空気清浄機についてレビューさせていただきました。最初にもお話したように空気清浄機は現在本当にたくさんの種類が販売されていますが、BlueairClassicは非常に満足度が高い製品です。
製品本体自体の値段とフィルター交換のランニングコストを考えるとさっと手がでる値段ではありませんが、やはり毎日の生活に直接影響する空気に関わる製品ということでそこは度外視して考えました。
実際に少し発生していたアレルギー反応については落ち着き、またアプリがあることで空気の質を気にして換気タイミングが増えたこともあって、ただのプラシーボ効果かもしれませんが今のところ体はかなり健康な状態です。
これから使用していく上でまた気になることや、半年後のフィルター交換のタイミングでフィルターがどのようになっているのか、またレビューしてみたいと思います。
2018/11/28追記:ブルーエアから新たなClassicシリーズとBlue Pure 231が発表になりました。Classicシリーズは上位機種からセンサー機能などを省いた普及期モデル、Blue Pure 231はシンプルに空気清浄のみに特化したBlue Pure 221のリニューアルモデルという位置付けですね。詳細は下記ページにまとめていますので、よろしければ合わせてどうぞ。
空気清浄能力が高くよりリーズナブルなBlue Pureシリーズもおすすめです!
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