おすすめの縦置き型USB Type-Cドッキングステーション5選|PD対応で給電可能な拡張性の高い製品を紹介

スポンサーリンク

ノートPCをデスクトップ並みの接続環境に整えられる、USB Type-C接続のドッキングステーション。USB-Cドックとも呼ばれるこのアイテムは、ケーブル1本で複数のデバイスと同時接続できるところが魅力的ですね。外部モニターやネットとの接続も可能になるので、MacBookのようなUSB-Cポートの数が少ないノートPCとの相性も抜群です。

そんなUSB-Cドッキングステーションですが、持ち運びしやすいコンパクトタイプや、大型で増設ポート数が多いボックスタイプ、狭い作業スペースにも置きやすい縦置きタイプなど、種類も実に多彩。今回はその中から、自宅だけでなく職場でも重宝する縦置きタイプをご紹介します。USB-Cの基礎知識や、USB-Cドッキングステーションのメリットついても解説しているので、初めて購入する人もぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

USB-Cの基礎知識

USB-Cはコネクタの名称

USB-C(Type-C)とは、2014年に策定されたUSBコネクタの新規格のこと。コネクタの形状が楕円形になっており、入出力どちらでも使えるリバーシブル構造になっています。Type-AやType-Bなどの従来のコネクタは、デバイスごとにケーブルを用意する必要がありましたが、USB-Cに一本化すればさらに便利になるというわけですね。

転送速度がUSB3.1とは限らない

転送速度の規格として一般的なのは、USB2.0(最大480Mbps)、USB3.0(最大5Gbps)、USB3.1(最大10Gbps)の3つで、USB-CはUSB3.1に対応しています。ですが、ここで注意したいのはあらゆるUSB-CがUSB3.1をサポートしているわけではないということ。たとえUSB-Cの形をしていても、中身がUSB3.0以下の場合もあるということを理解しておきましょう。

ちなみにメーカーによって、USB3.0を「USB3.1 Gen1」、USB3.1を「USB3.1 Gen2」と表記することも。規格の表記が異なるため、ドッキングステーションに限らずUSB-C製品を購入する際は、転送速度を確認しておくと安心ですね。

USB-Cのオプション機能

USB-Cには「Alternate Mode(オルタネートモード)」と「USB PD」というオプション機能があり、対応する機種やケーブルを用いることで選択可能になります。

「Alternate Mode」とはUSB以外の信号に拡張する機能。DisplayPortやHDMI、Thunderbolt 3などのデータも転送可能になるため、映像出力やGPUボックスも利用できますね。「USB PD」は、最大100W(20V/5A)もの非常に大きな電力が供給できる充電規格。従来のUSB規格では対応できなかったノートPCへの給電はもちろん、急速充電も可能になるというわけです。

なお、MacBookシリーズが搭載しているThunderbolt 3はUSB PDに対応していますが、Thunderbolt 3 = USB PD というわけではないので、こちらも混同しないようにしましょう。

USB-Cドッキングステーションのメリット

インターフェースの拡張

USB-Cドッキングステーション最大のメリットとしてまず挙げられるのが、インターフェースの拡張性の高さ。USB-Cに対応していないデバイス、周辺機器がまだまだ多い中、ノートPCが次々とUSB-Cに移行している現状からすると、様々なインターフェースと接続できる点は特筆すべきポイントでしょう。また複数ポートを増設できるので、USB-Cポートが1基だけのMacBookやiPad Proの使い勝手もさらに向上しますね。

デスクトップ化で作業効率アップ

ディスプレイ、キーボード、外付けHDD、有線LANなどを接続することで、ノートPCをデスクトップのようにカスタマイズできるところも魅力のひとつ。USB-Cケーブル1本でマルチディスプレイやネット接続、さらに給電も可能になるので、ノートPCの作業効率を手軽にアップさせたいときにおすすめです。また、ごちゃつきやすいケーブル類を1か所にまとめることで、机の上がすっきりするという利点もありますね。

おすすめのUSB-Cドッキングステーション

LENTION USB C ハブ 縦置きドッキングステーション

最大10ポート増設できる、LENTIONのUSB-Cドッキングステーション。本体前面にはUSB Type-A(USB3.0)×3、SDスロット×1、Micro SDスロット×1、ステレオミニジャック×1、背面にはUSB-C(PD対応)×1、USB-C(PC接続用)×1、有線LAN×1、HDMI×1、VGA×1と、合計8種類のインターフェースを装備しています。2基あるUSB-Cの内1基はUSB PD対応なので、USB-C電源アダプタを利用すればノートPCを最大60Wで充電できますね。

解像度についてはHDMIが3840×2160(30Hz)、VGAが1920×1080(60Hz)をサポート。4Kの高画質映像を大きな画面で楽しむことができるというわけです。なおHDMIとVGAを同時に出力した際は、1080P画質により同じ画面を表示します。幅広い機種に対応しており、2018年モデルのMacBook ProやSurface Goなどの最新モデルが使えるところもポイントですね。

サイズは高さ13.3×幅6.7×奥行き2.1cm、重さ約256gで、スタンドとUSB-Cケーブルが付属しています。スペースグレイのアルミボディで、MacBookとも調和しますね。機能性に優れている点や、Amazonレビューでの評価が高い点などを考慮すると、USB-Cドッキングステーション初心者も購入しやすいモデルと言えるのではないでしょうか。

CalDigit TS3 Plus/Thunderbolt Station 3 Plus/Thunderbolt 3 ドッキングステーション

CalDigitの「Thunderbolt 3 Station Plus」は、拡張インターフェースが今回紹介する機種中で最多の15ポートを搭載しており、11種類の機器と接続できます。本体前面にUSB-C(USB3.0)×1、SDスロット、オーディオ出力×1、オーディオ入力×1、背面にUSB Type-A(USB3.0)×4、USB-C(USB3.1)×1、USB-C(Thunderbolt3/USB PD対応)×1、USB-C(PC接続用)×1、DisplayPort×1、LAN×1、光デジタルオーディオ×1を搭載。最大85Wの電力供給で充電もスムーズに行えますね。

外部モニターはUSB-CとDisplayPortを経由することで、4096×2160/60Hzの4K画質のデュアルモニターを実現。シングルモニターで利用する場合は最大5K/60Kzで出力できるため、より高精細な映像が映し出せる仕様になっています。またクラムシェルモードにも対応しており、MacBookを閉じた状態でもモニターの拡張が可能です。

サイズは高さ13.1×幅9.8×奥行き4cm、重さ約470g。付属品としてThunderbolt 3ケーブル、電源アダプタ、3 to 2ピン変換アダプタ、滑り止め用のゴムがついています。このゴムを取り付けることで横向きにも置けるので、作業スペースや使用状況に応じて向きが変えられるというわけです。ただし電源アダプタが一般的なものよりかなり大きく、設置場所にはある程度の余裕が必要です。

Wavlink USB Cマルチディスプレイドッキングステーション

5K(5120×2880/60Hz)もの高解像度が出力できる、WavlinkのUSB-Cドッキングステーション。本体前面にはUSB-C(USB3.1)×2、USB Type-A(USB3.0)×2、オーディオ入出力×1、背面にはUSB Type-A(USB3.0)×2、LAN×1、HDMI×2、DisplayPort×2、USB-C×1(PC接続用)を備えています。6種類、13台のデバイスと繋げられるので、これ1台あればポート不足も解消できますね。

またDisplayPortポートとHDMIポートを2基ずつ備えている点も特徴。最大3台の外部モニターが接続可能になるだけでなく、デュアルモニターでは4K(4096×2160/60Hz)までの解像度をサポートする優れものです。Thunderbolt 3やUSB PDなどの機能はついていないものの、クリアで美しい映像をマルチディスプレイ環境で楽しみたいときに活躍してくれそうですね。

サイズは高さ16×幅12×奥行き2.3cm、重さ約1.16kg。USB-Cケーブルと、USB Type-A to Cケーブル、電源アダプタ、CDドライバが同梱されています。スタンド一体型なので設置方法は縦置きのみになりますが、三角形の台座でちょっとしたスペースにも置きやすいデザインです。保証期間2年間とやや長めに設定されているところも評価すべきポイントですね。

Plugable UD-ULTC4K USB Type-C 4K トリプル・ディスプレイ・ドッキングステーション

Thunderbolt 3対応のUSB-Cポートを搭載した、Plugableの「UD-ULTC4K」。USB PD規格も満たしているため、ホスト側のノートPCを最大60Wでスピーディーに給電できるドッキングステーションです。

本体前面にUSB-C(USB3.0)×1、USB Type-A(USB3.0)×1、オーディオ入力×1、オーディオ出力×1、背面にUSB Type-A(USB3.0)×3、LAN×1、DisplayPort×2、HDMI×1、USB-C(PC接続用)×1を備えており、7種類、12ポートの多彩なインターフェースが魅力ですね。ちなみに前面に搭載しているUSB-Cポートはスマート充電には対応していないので、1.5A/5V固定の出力で充電されます。

解像度はHDMIが最大4K(3840×2160/30Hz)、DisplayPortが最大4K(3840×2160/30Hz)をサポート。DisplayPortでデュアルディスプレイを構築した際も4K出力ができ、外部モニター1台の場合は5K高画質を表示することも可能です。ただしAmazonプライムビデオやNetflixといった、HDCPで保護されたコンテンツの再生には対応していないので、その点注意が必要ですね。

サイズは高さ17.5×幅9.5×奥行き4.8cm、重さ約490g。付属品はスタンド、USB-Cケーブル、電源アダプタです。ドッキングステーションというと角ばったデザインが多い印象ですが、こちらは丸みのあるボディに仕上がっていますね。側面には放熱性を高めるスリットが設けられており、本体が熱くなりにくい仕様になっています。

サンワサプライ USB Type-C専用ドッキングステーション USB-CVDK2

ケーブルからオフィス家具まで、多種多様な製品を数多く手掛けるサンワサプライのUSB-Cドッキングステーション「USB-CVDK2」。発売された2016年から3年経った今もなお、根強い人気を誇るモデルです。周辺機器市場は商品の入れ替わりが激しいジャンルですから、もはやロングセラー商品と言っても過言ではないでしょう。

装備するインターフェースは7種類、10ポート。本体前面にUSB-C(USB3.1)×1、USB Type-A(USB3.0)×2、オーディオ入力×1、オーディオ出力×1、背面にはUSB Type-A(USB2.0)×2、HDMI×1、USB-C(PC接続用)×1を搭載しています。背面のUSB-CはPD対応なので、最大80Wでの給電が可能です。また消費電力の大きな機器も接続できるセルフパワータイプなので、プリンターや外付けHDDなども安定した状態で使えますね。

HDMIの解像度は、最大4K(3840×2160/30Hz)出力が可能。ノートPCと同じ画面を表示する「ミラーモード」と、2つのモニターで1つの大きな画面を表示する「拡張モード」から選ぶことができます。プレゼンや大画面で作業したいときなど、シーンに合わせた便利な使い方ができるというわけですね。

サイズは高さ17.1×幅7.5×奥行き2.7cm、重さ約730g。スタンドは幅13.3×奥行き6cmと本体より一回りほど大きいので、設置する際はスタンドの大きさを目安にしましょう。付属品にはUSB-Cケーブル、電源アダプタがついているので、すぐ使い始めることができます。海外メーカーの製品が多い中、日本語の公式サイトでスペックの詳細が確認できることや、直接問い合わせできる電話窓口が用意されていることなど、国内のメーカーだからこそ得られる安心感も大きなメリットですね。

まとめ

USB-C対応機器と、対応していない機器を繋ぐUSB-Cドッキングステーション。すべてのデバイスがUSB-Cに統一されるまでもう少し時間がかかることを考えると、なくてはならない存在になりそうですね。

ただし増設可能なインターフェースの種類や数に加え、Alternate ModeやとUSB PDなどの機能の有無によって価格は異なります。高性能なモデルは汎用性が高い反面、値段がその分高額になるため、接続したい機器とマッチする製品を選ぶようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました