定額制で見放題のおすすめ動画配信サービス(VOD)5選。それぞれの特徴や料金を比較解説

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「テレビ番組をリアルタイムに見ることができない」「レンタルビデオ店に行ったら見たい作品が貸し出し中だった」ということはありませんか? そんな方におすすめしたいのが、定額動画配信サービスです。月々定額の料金を支払うことで、たくさんのコンテンツが見放題になるプランが用意されています。主要な定額動画配信サービス5つの特徴を紹介します。

こちらでは動画配信サービスの視聴デバイスについてもまとめています。

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動画配信サービスとは?

以前と比べて、テレビやレンタルビデオ以外でも様々な映像コンテンツを楽しめる時代となりました。先駆けとなったのは「YouTube」「ニコニコ動画」など一般の人が投稿する動画共有サイトです。しかし、テレビ番組やビデオ作品を著作権者に無許可でユーザーが投稿するなどの問題もありました。

現在では、有料の「動画配信サービス」が登場し、そのユーザーの数は徐々に拡大しています。動画配信サービスとは、インターネットやモバイル通信回線を通じてPCやスマートフォン、タブレット端末などで動画を視聴できるサービスです。

その多くが、好きな時に好きな場所で好きな番組を楽しめる「ビデオ・オン・デマンド形式(VOD)」です。また、視聴できるコンテンツの種類も映画、音楽、ドラマ、アニメ、バラエティ、ドキュメンタリー、スポーツ、ニュースなど様々あります。

国内の動画配信サービス自体もポータルサイトやプロバイダー、テレビ局、ビデオレンタル事業者などが運営するなど、その数は年々増加しています。最近では特に、月額の固定の料金を支払うだけでたくさんの動画が見放題になる「定額制」の動画配信サービスが人気です。

この記事では「どの動画配信サービスを選ぶべきか」と迷っている方に向けて、主要な定額動画配信サービス5つの特徴やコンテンツ数、月額料金などを詳しく紹介します。

定額動画配信サービスの先駆け「Hulu」、特にドラマ好きにおすすめ

Huluは、アメリカで2008年からサービスを開始していて、定額動画配信サービスの先駆けともいえる存在です。日本国内では2011年からサービスを提供し、2014年には国内事業が日本テレビに買収され、その子会社(Hulu Japan)となっています。2017年5月に全面リニューアルが行われました。2016年9月時点で国内のHuluの会員数は150万人を超えています。

Huluでは特にドラマ配信に力を入れていて、サービス提供開始時から海外ドラマ・映画のコンテンツが充実しているのが特徴です。中には、Huluが独占配信している番組もあります。また、日本国内のドラマも日本テレビ系列を中心に現在放送しているコンテンツをそろえています。テレビ放送とほぼ同時の「見逃し配信」作品も増えています。

テレビやスマートフォン、タブレット端末、Chromecast、Fire TV、ゲーム機などで視聴可能です。また、「シームレス再生」機能を利用することで、あるデバイスでコンテンツを視聴している途中に他のデバイスに移動しても、すぐにその続きから再生できます。ただし、同一アカウントで同時に複数デバイスによる視聴はできません。

・月額料金:933円(税別)
・コンテンツ数:40,000本
・画質:HD
・無料お試し期間:2週間
・Hulu(サイトを見る)

国内最大級の会員数・コンテンツ数を誇る「dTV」

dTVは、NTTドコモの子会社(エイベックス通信放送)が運営しています。当初はドコモユーザーのみでしたが、2015年4月のキャリアフリー化によって誰でも利用できるようになりました。会員数は500万人を超えていて国内最大級の動画配信サービスです。

dTVの月額料金は500円で他のサービスよりも割安となっています。そのコンテンツ数は120,000本にも上ります。他のサービスにはないミュージックビデオ(MV)やカラオケビデオも多く含まれています。

国内ドラマ・映画作品と連動してオリジナルで制作されるスピンオフドラマや、J-POPアーティストのライブ生中継やMV、アニメなどを積極的に配信しています。最近では他のオンデマンド配信サービスとの共同制作など、限定配信コンテンツにも力を入れています。様々な機器で視聴が可能ですが、ゲーム機には非対応です。ただし、専用テレビ視聴デバイスである「dTVターミナル」があります。ダウンロード機能(オフライン再生)が提供されている点も特徴の1つです。

・月額料金:500円(税別)、個別課金(PPV)もあり
・コンテンツ数:12,000本(カラオケ・MV含む)
・画質:SD/HD/4K
・無料お試し期間:31日間
・dTV(サイトを見る)

動画配信サービスの巨人「Netflix」

Netflixは、世界で7,000万人近いユーザー数(国内会員数は非公開)を誇る動画配信サービスです。2015年9月に国内でも提供スタートし、又吉直樹氏原作の「火花」を放映するなど話題になりました。

Netflixでは、まず海外ドラマが充実しているのが特徴です。また、オリジナル制作のコンテンツも豊富で、人気監督が制作したドラマはエミー賞にノミネートされるほどのクオリティを持っています。ただし、日本国内のコンテンツの数は他のサービスよりも少ないのが現状です。

画質と同時再生できる画面の数に応じて、3つのプランが用意されています。「ベーシック」ではSD画質(DVD並み)、「スタンダード」はHD画質(ブルーレイ並み)、「プレミアム」は最高でUHD画質(4K)となっています。また、おすすめの作品を推薦してくれる「レコメンド」機能が従事していて、2017年にはオフライン再生に対応するなど、機能の改善に積極的に取り組んでいます。

・月額料金:ベーシック(650円)、スタンダード(950円)、プレミアム(1,450円)
・コンテンツ数:非公開
・画質:SD/HD/4K
・無料お試し期間:1カ月
・Netflix(サイトを見る)

オンライン通販大手の会員向け「Amazon Prime Video」

Amazon Prime Videoは2015年9月にAmazonが提供を開始した動画配信サービスです。「プライム対象」に指定された動画が、Amazon有料会員(プライム会員)の年会費のみで見放題になる点が最大の特徴です(月額プラン400円、年間プラン3900円)。プライム会員の年会費だけで利用できる手軽さは他社サービスには無いメリットだといえます。

会員登録すると、音楽聴き放題サービス「Prime Music」や、Amazonでの買い物の宅配オプションなども全て利用できます。コンテンツ数は25,000本以上で、国内外の映画やテレビドラマ、オリジナル制作の作品など充実しています。また、レンタル購入が必要な作品も多数あります。

画質はSD/HD/4Kでダウンロード機能も備えています。同時視聴も3台まで対応可能ですが、ChromecastやApple TVなどでは視聴できず、テレビで視聴するにはAmazon Fire TVかFire TV Stickが必要になります。
※Appleは2017年にAppleTVでPrimeVideoに対応予定と発表しています。

Fire TVを使ったPrimeビデオの視聴レビューについてはこちらをどうぞ。

Amazon Fire TV 4K・HDR(2017 Newモデル)購入レビュー 対応サービスが多く高画質でサクサク動くインターフェースが気持ちいい最高のSTB
以前このブログで動画配信サービス(VOD)とその視聴デバイスの比較をしましたが、この度新型のAmazon Fire TV(4K・HDR)を購入しました。2017年10月25日に発売されたばかりの新製品ですね。これから年末正月と動画サービ...

・月額料金:400円(税込み) 年間プラン3,900円(月額換算325円)
・コンテンツ数:25,000本以上
・画質:SD/HD/4K
・無料お試し期間:30日間
・Amazon Prime Video(サイトを見る)

最新作を早く見たい方におすすめの「U-NEXT」

USENから分離独立したU-NEXTが運営する動画配信サービスで、2007年6月にサービスを開始している国内では古参的な存在です。月額料金は1,990円と他サービスに比べると若干高めですが、料金の中に1,200円分のポイントが含まれているので実質790円でサービスを楽しむことができます。

コンテンツ数は12,000本以上と豊富ですが、それに加えて最新作の配信開始が他のサービスに比べて早い点も特徴の1つです。特に人気アニメ作品が充実しています。また、見放題としては配信が難しい作品についても「レンタル配信作品」(別料金)によって視聴することができます。さらに料金内で電子書籍(雑誌など)が読み放題となっています。

アカウントは、1人での利用はもちろん、家族でもU-NEXTを利用できる「ファミリーアカウント」となっており、1つの契約で最大4つのアカウントを作成できます。また、アカウントごとに年齢制限や有料作品の購入制限ができるペアレンタルコントロール機能が使えます。

2017年8月29日よりPS4に対応しました。専用アプリが配信されており、そちらをインストールするだけで視聴が可能になります。対応端末が増えたことでより視聴しやすい環境が整いました。

・月額料金:1,990円(税別)、個別課金(PPV)あり
・コンテンツ数:12,000本以上
・画質:フルHD/4K
・無料お試し期間:31日間
・U-Next(サイトを見る)

まとめ

国内の主要な動画配信サービス5つを紹介してきました。コンテンツ数や利用料金、お得なオプションなど、各サービスはそれぞれ特徴があることがお分かりいただけたと思います。どのサービスも2週間から1カ月程度の無料お試し期間があります。じっくり決めてみたい方は、ぜひトライアル体験をしてみてください。自分の視聴スタイルに合ったサービスを見つけることができるでしょう。

Fire TVやApple TV等の動画視聴デバイスについてもまとめていますので合わせてこちらもどうぞ。

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