ドコモで契約しているiPadの更新月が迫っており格安SIMへと乗り換えるための解約手順等を前回記事にしました。
今回は乗り換え先を決めるため、MVNO各社が提供している格安SIMのデータプランをピックアップし比較検討していきたいと思います。こちらは主にiPadのような音声通話が不要でデータ通信のみを行うタブレット端末を対象にした比較記事です。通話もセットになったプラン比較についてはまた後日比較記事を書きたいと思います。
楽天モバイル
楽天モバイルの特徴
1つ目は楽天グループが運営する楽天モバイルです。
楽天モバイルは月額料金から楽天ポイントを貯めることができたりと楽天の運営する各種サービスとの親和性が高いです。楽天カードとの組み合わせや楽天市場との組み合わせでお得になる特典もありますので、すでに楽天の会員でよくサービスを利用するような人にはメリットが多いように感じます。
最初の一カ月は月額基本料金が無料になり、時期に応じて様々なキャンペーンが用意されていますのでお得なキャンペーンを探して契約するのもいいかもしれません。
楽天モバイルのプラン表
契約プラン | ベーシックプラン | 3.1GBプラン | 5GBプラン | 10GBプラン | 20GBプラン | 30GBプラン | |
高速データ通信容量 | なし | 3.1GB | 5GB | 10GB | 20GB | 30GB | |
契約事務手数料 | 3,394円 | ||||||
月額料金 | 550円 | 900円 | 1,450円 | 2,260円 | 4,050円 | 5,450円 | |
通信速度 | 高速通信 | なし | 下り最大500Mbps 上り最大50Mbps | ||||
低速時 | 200Kbps | ||||||
通信規制 | なし |
楽天モバイルのプランについて
ベーシックプランという高速通信が使えない代わりに月額550円という割安のプランが用意されています。ただこの際は常時200kbpsでの接続になってしまいますので、携帯での高速回線に慣れていると遅く感じると思います。基本自宅でのWiFi運用が多く、かつ外出時もストレスなく使いたい場合は3.1GBプランが良いのではないでしょうか。
また2017年3月1日より3日間の通信速度制限が撤廃されています。
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DMMモバイル
DMMモバイルの特徴
2つ目はDMMが運営するDMMモバイルです。
DMMモバイルの特徴は何といっても利用料金が安い点です。一番安いシングルライトプランは月額料金が440円と業界最安値水準です。
比較的安定した通信速度が出ているとの評価も多く、また低速通信状態でも一瞬だけに高速通信が可能になるバースト転送モードという機能を備えているため容量を使い切った後でも安心して使えそうです。
DMMモバイルのプラン詳細
契約プラン | シングルライトプラン | 1GBプラン | 2GBプラン | 3GBプラン | 5GBプラン | 20GBプラン | |
高速データ通信容量 | なし | 1GB | 2GB | 3GB | 5GB | 20GB | |
契約事務手数料 | 3,394円 | ||||||
月額料金 | 440円 | 480円 | 770円 | 850円 | 1,210円 | 3,980円 | |
通信速度 | 高速通信 | なし | 下り最大500Mbps 上り最大50Mbps | ||||
低速時 | 200Kbps | ||||||
通信規制 | 低速時に3日間の通信容量が366MB超で20kbpsに規制 |
※5GB〜20GBの間に7GB/8GB/10GB/15GBのプランが存在します
DMMモバイルのプランについて
DMMモバイルのプランは種類が豊富で1GB間隔でプランが用意されているのは嬉しいですね。特に1GBプランは他のMVNOには用意されていないことも多く、ライトプランと40円差で高速回線が使えますので、外での利用頻度が高くなければ最高のプランだと思います。
LINE MOBILE
LINEモバイルの特徴
3つ目はLINEが運営するLINEモバイルです。
LINEモバイルの最大の特徴は全プランにおいて、LINEのデータ通信料がカウントされない点とさらに上位のプランには主要SNSの通信料がカウントされなくなる点です。またほかの格安SIMではできなかったLINEの年齢認証も、LINEモバイルは対応しています。
比較的新しいMVNOのため現時点では通信速度がかなり早いという評価が多いです。
LINEモバイルのプラン詳細
契約プラン | LINEフリープラン | コミュニケーションフリープラン | MUSIC+プラン | ||
高速データ通信容量 | 1GB | 3GB〜10GB | 3GB〜10GB | ||
契約事務手数料 | 3000円 | ||||
月額料金 | 500円 | 1,110円〜2,640円 | 1,810円〜2,940円 | ||
データ容量消費なしのサービス | LINE | 対応 | 対応 | 対応 | |
未対応 | 対応 | 対応 | |||
未対応 | 対応 | 対応 | |||
未対応 | 対応 | 対応 | |||
LINE MUSIC | 未対応 | 未対応 | 対応 | ||
通信速度 | 高速通信 | 下り最大:375Mbps 上り最大:50Mbps | |||
低速時 | 200Kbps | ||||
通信規制 | なし |
LINEモバイルのプランについて
LINEや各種SNSのデータ通信量が無料になる代わりに月額料金が他の会社に比べて少し高めに設定されています。iPadのようなタブレット利用の場合は携帯の方でSNSを使うことが多いためあまり相性がよくないかもしれませんが、タブレットでもSNSの利用が多いという方には最良の格安SIMになるかもしれません。
UQmobile
UQmobileの特徴
4つ目はKDDIグループが運営するUQmobileです。
先ほど紹介した3つの格安SIMはドコモ系の格安SIMでしたが、UQmobileはau系の格安SIMとなります。
UQmobileの最大の特徴は通信速度が他の格安SIMに比べて圧倒的に早いという評価が多いことです。安定した通信品質で時間帯に関わらず高速通信が可能というのはかなり魅力的です。
UQmobileのプラン詳細
契約プラン | データ高速プラン | データ無制限プラン | |
高速データ通信容量 | 3GB | なし | |
契約事務手数料 | 3000円 | ||
月額料金 | 980円 | 1,980円 | |
通信速度 | 高速通信 | 受信最大225Mbps 送信最大25Mbps | 常時500Kbps |
低速時 | 200Kbps | ||
通信規制 | 3日間で6GB以上利用で規制 |
UQmobileのプランについて
他のMVNOと違いUQmobileのデータプランは2つしかなく非常にシンプルです。高速通信を3GB以内で使うか、500kbpsを無制限で使うかの2択ですが、無制限で500kbpsというのは他社にはないプランですね。500Kbpsというとなんとかネット動画が見れるレベルだと思いますので、外でタブレットで動画視聴することが多ければ制限なしで使えるこのプランが良いと思います。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEの特徴
最後はNTTが運営するOCNモバイルONEです。
OCNといえば家庭用回線のプロバイダで使用している人も多くNTTが母体であることからも知名度が抜群でシェアも高いですね。
OCNモバイルONEの特徴はプラン変更が1か月単位で自由に可能であったり、432円/月で追加SIMを4枚発行して容量シェアができたりと、ニーズに細かく対応できる点です。他にも光回線のOCN光とのセット割が用意されていたりしますので、自身の環境に合わせた柔軟なプラン選択ができると思います。
OCNモバイルのプラン詳細
契約プラン | 110MB/日コース | 170MB/日コース | 3GB/月コース | 5GB/月コース | 30GB/月コース | 500kbpsコース | |
高速データ通信容量 | 110MB/日 | 170MB/日 | 3GB | 5GB | 30GB | 15GB | |
契約事務手数料 | 3000円 (申し込み方法によって300円〜1200円程度に割引) | ||||||
月額料金 | 900円 | 1,380円 | 1,100円 | 1,450円 | 6,050円 | 1,800円 | |
通信速度 | 高速通信 | なし | 262.5Mbps | ||||
低速時 | 実測230kbps | ||||||
通信規制 | なし |
※5GB〜30GBの間に10GB/20GBのプランが存在します
OCNモバイルのプランについて解説
OCNのプランには他社にはない、1日の通信料ベースで考えることのできる110MB/日コースと170MB/日コースが存在します。毎日同じくらいの通信をおこなうような使用環境であれば月額で容量が決まっているプランよりお得に利用できます。(逆に日によって使用量が違う環境には向かないプランです)またUQmobileのように常時500Kbpsコースがありますがこちらは15GBの制限付きのため注意が必要です。
まとめ
今自分が検討している5つのMVNOのプラン比較をしてみました。他にもIIJmioやmineoなど気になるMVNO会社はたくさんあるのですが、今回は色々な使用環境を想定してある程度特徴のあるプランを持った会社をピックアップしています。それぞれ使用環境によって最適なプランというのは変わってくると思いますので、各社のプランの特徴を理解してベストな格安SIMを選択していただければと思います。私も今使用しているiPadの更新月が10〜11月ですので、それまでにどの格安SIMに移行するか検討したいと思います。
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