海外旅行の際のモバイル環境って悩みますよね。昔と違って今は国内キャリアも海外での定額ローミングサービスを用意していますし、レンタルのWiFiルーターもいろんな会社が出しています。過去の旅行では海外ローミングもレンタルWiFiも利用経験もありますが、今回のハワイ旅行では初めて現地のSIMである「ZIP SIM(READY SIM)」を使いましたので感想をまとめてみたいと思います。
使用方法
まずは国内での準備
当然のことですが国内キャリアから購入した携帯電話には通常SIMロックがかかっており他のSIMでの通信は制限されています。なので最低限このSIMロックを解除してSIMフリー端末にしていることが条件になってきます。最近は国内大手3キャリアとも購入から数ヶ月という条件付きで解除手続きが可能なはずですので、必ずロック解除をおこなってください。
ロック解除の方法についてはこちらの記事を参考にどうぞ
またSIMの購入も国内で済ませておくことをおすすめします。現地での購入もできますが現在ZIP SIMはamazon等から購入することができますので、あらかじめ用意しておいたほうが安心です。その際、通話のみプランや通話通信プラン、また使用日数や容量も選択することができますので、旅行プランに合わせて最適なものを選んでください。
モバイル端末以外にもSIMフリーのモバイルルーターを使用するという方法もあります。複数人での旅行の場合はルーターを使えば用意するSIMが1つですみますので、こちらも選択肢の一つにナルト思います。
到着から開通まで
空港に到着したら現在のSIMを外して購入しておいたZIP SIMを挿入するだけですぐに通信可能な状態になります。(取り外したSIMは帰国時にまた必要ですので厳重に保管しておいてください)
SMSでアクチベーション完了のお知らせが来るのでそこに記載されている番号が現地で使える電話番号になります。
ZIP SIMがおすすめな理由
海外旅行時の通信手段ですが大きく分けると国内キャリアのローミング、レンタルWiFi、ホテルや公共の場所での無料WiFi、現地SIMの調達になるかと思います。
それぞれの長所短所をまとめて見ると
・国内キャリアローミング:簡単だが値段が高い
・レンタルWiFi:比較的安いが複数人の旅行でシェアする場合ずっと団体行動が必要で持ち物も増える
・無料WiFi:無料だが接続できる場所が限られており常時接続はできない
・現地SIM:かなり安いが現地でのSIM調達やアクチベーション等慣れていないと難しい
という感じでどれも一長一短あると思います。
ところがZIP SIMの場合国内で入手でき、さらにアクチベーションも簡単なことから現地でのSIM購入よりもグッとハードルが下がるのです。
唯一SIMの入れ替えが少々面倒な点と、現地で万が一トラブルがあった場合の対応は国内キャリアやレンタルWiFiには敵わない部分があるかと思いますが、個人的にはその短所よりも値段的な長所の方が大きく感じます。
通信プランはどれがいいか
現在国内amazonでの取り扱いがあるのは以下のプランです。
データ通信専用
- 容量500MB、14日間:2180円
- 容量1GB、14日間:3280円
- 容量2GB、30日間:3920円
データ通信+SMS
- 容量1GB、14日間:3280円
- 容量2GB、30日間:4980円
通話+SMS+データ通信
- 容量500MB、7日間:2480円
- 容量1GB、14日間:3480円
- 容量1.5GB、21日間:4480円
- 容量2GB、30日間:5480円
旅行日程とどれくらい通信するかに応じて選択は変わると思うのですが、個人的には値段差を考えて通話+SMS+データ通信にしておけばいいかなと思います。データ通信専用と数百円の差ですしね。
ちなみに今回の旅行は3泊5日でホテル滞在時はホテルのWiFiを利用するようにしていましたが、500MB,7日間でじゅうぶんでした。最終の空港で使用容量を確認したところ300MB程度しか使っていませんでしたし、滞在中も特に制限しながら使っていた訳でもなく普段通りに使用してこれでしたので、5日程度の旅行であれば500MBで大丈夫かと思います。
(もちろん使用状況は個人差があるので普段の利用料からきちんと計算するのがベストです)
ZIP SIM 通話+SMS+データ通信1GB、14日間 アメリカ用プリペイドSIM (※旧名称 READY SIM 2016年4月より商品名・パッケージが変更となりました)
まとめ
というわけで初めての現地SIM利用でしたが特にトラブルもなく快適なモバイル環境で旅行を楽しむことができました。今まではレンタルWiFiを利用することが多かったのですが、やはり荷物になりますし、何よりも複数人での旅行の際に個別行動をして連絡を取り合ったりすることができないというのは結構なデメリットになるのだと今回改めて感じました。
行く場所にもよりますが今後は国内調達可能な現地SIMを利用する機会が増えると思います。
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