炊飯器は「一家に一台」と言っても過言ではない家電製品です。値段はピンキリですが、近年は5万〜10万円クラスの高級炊飯器が注目を集めています。高級炊飯器で炊いたお米は、味音痴な人でも「美味しい」と感じるほどです。毎日の食卓をワンランクアップさせるために、思い切って購入しようとしている人も多いでしょう。
しかし一言に高級炊飯器と言っても、メーカーによってその性能は異なります。そこで今回は、おすすめの高級炊飯器を厳選して紹介。これから高級炊飯器を購入しようとしている人は、ぜひ参考にしてみてください。
Panasonic スチーム&可変圧IH炊飯ジャー炊飯器 SR-VSX100
大手家電メーカーPanasonicが販売する高級炊飯器の最新モデルが「スチーム&可変圧IH炊飯ジャー炊飯器 SR-VSX100」。「一年中新米のようなおいしさ」を謳う本製品には、お米の鮮度に合わせて圧力を変える「鮮度センシング」が搭載されています。購入してから時間が経ったお米にも、ハリと甘みを与えてくれるのが魅力です。
Panasonics製炊飯器の強みでもある「銘柄炊き分け」は、前モデルの50銘柄から58銘柄までパワーアップ。銘柄を選択すると、お米の個性に合わせて最適な炊き方をしてくれます。
お米の品質や種類を問わず、確実に美味しいご飯を提供してくれる製品です。
なお「SR-VSX100」は0.5合〜5.5合炊きですが、1合〜1升炊きの「SR-VSX180」という製品もあります。家族が多かったり、炊いたお米を冷凍して保存したりする人は、こちらの製品もおすすめです。
象印 炎舞炊き NW-LA18
「炎舞炊き NW-LA18」は、魔法瓶や炊飯器でお馴染みの象印が販売する製品です。本製品には、業界初の「ローテーションIH構造」が採用されています。底IHを6ブロックに分けることで、激しい炎のゆらぎを再現。炊きムラを抑えつつ、火で炊いたようなふっくらした仕上がりが特徴です。
内釜の「豪炎かまど釜」は、アルミとステンレスの間に鉄を挟み込んだ構造。蓄熱性や発熱効率など、お米を美味しくたくための性能を極限まで高めています。加えて内面にはプラチナコートが施されており、お米のうまみ成分であるアミノ酸を引き出してくれます。
まさに美味しいお米を炊くことを徹底的に極めた炊飯器ですね。
商品ラインナップとしては、最大1升炊きの本製品に加え、最大5.5升炊きの「NW-LA10」という製品もあります。家族構成も加味し、最適な容量を選びましょう。
三菱電機 本炭釜 KAMADO NJ-AWA10
三菱電機が販売する「本炭釜 KAMADO NJ-AWA10」は、その名の通り本炭釜を採用した高級炊飯器です。内釜に使用している炭素材料の純度は99.99%。炭の遠赤効果で、1粒1粒にしっかりと火を通してくれます。お米の量が多くても少なくても、仕上がりにムラが出ません。
更に釜の底には、「泡昇り釜底」を採用。大泡を発生させてお米を押し上げることで、ふっくらした仕上がりを実現しています。
カラーラインナップは「黒真珠」と「白真珠」の2色展開。好みのデザインを選択できるのも魅力ですね。
本炭釜で炊くふっくらしたお米を味わいたい人は、ぜひ購入してみてください。
タイガー 土鍋圧力IH炊飯ジャー〈炊きたて〉 JPG-S100
魔法瓶でもお馴染みのタイガーが販売するのが「タイガー 土鍋圧力IH炊飯ジャー〈炊きたて〉 JPG-S100」。本製品は、土鍋を利用した高火力での米炊きが特徴です。土鍋の遠赤効果により、最高温度約280℃を実現。お米の芯まで、しっかりと加熱してくれます。また土鍋は割れやすいのが弱点ですが、本製品は一般の土鍋と比べて約2倍以上の強度を確保しています。少しの衝撃では割れないので、安心して使えますね。
本製品を購入したらぜひ試したいのが、「一合料亭炊き」です。通常は1合のみで炊飯すると、お米一粒一粒に熱が均等に伝わらず、炊きムラが生じがち。しかし本製品は1合炊き用の中ぶたが付いており、熱を均等化することができます。1合に香りを詰め込むことで、まるで料亭のような仕上がりを実現しています。一人暮らしでも使いやすい高級炊飯器ですね。
日立 ふっくら御膳 RZ-W100CM
炊飯器開発に定評のある日立が販売する最新製品が「ふっくら御膳 RZ-W100CM」です。本製品で炊くお米は「外硬内軟」がコンセプトであり、京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」の味を再現。独自の浸し・加熱・蒸らしの技術により、プロも認める味を生み出しています。
更に本製品には、炊飯中の蒸気を減らす「蒸気カット」が採用されています。蒸気がほとんど出ないので、置き場所を選びません。キッチンが狭い家庭にも向いていますね。
多彩な炊き分けモードも魅力で、白米以外にもパエリアやお赤飯、おこわなどにも対応します。1台あるだけで、毎日の食卓を彩ってくれるでしょう。
お米の美味しさと機能性、両方にこだわった製品ですね。
東芝 炎匠炊き RC-10ZWP
「炎匠炊き RC-10ZWP」は大手家電メーカー東芝が販売する高級炊飯器です。本製品には、新潟産の本羽釜が採用されています。釜側面は丸みを帯びた形状で、大きな対流を起こす設計。釜全体に熱を伝え、中心までしっかりと加熱してくれます。
お米の食感については、11通りの炊き分けが可能。食感の好みが細かい人でも満足できるでしょう。更に「甘み炊きコース」を選択すれば、真空αテクノロジーで甘みをプラス。お弁当やおにぎり用にも最適です。
炊飯スピードの速さも魅力で、最短でわずか約30分でお米が炊き上がります。食事の直前で炊き忘れに気付いても、家族を待たせることがありませんね。
どんな家庭でも使いやすいく、用途が幅広い高級炊飯器です。
長谷園×siroca 全自動炊飯土鍋 かまどさん電気 SR-E111
「全自動炊飯土鍋 かまどさん電気 SR-E111」は、長谷園とsiroが共同開発した高級炊飯器です。本製品には、専用の土鍋を炊飯器にセットしてお米を炊く方式が採用されています。土鍋には400万年前の「古琵琶湖層」の粗土を用い、職人が1つ1つ手作業で製作。温かいご飯の場合は土鍋が余分な水分を吸収、冷めたご飯の場合は土鍋が吸収した水分を放出し、常に美味しい状態に保ってくれます。
使い方は一般的な炊飯器とほとんど変わらず、お米を入れた土鍋をセットし、ボタンを押すだけ。機械の操作が苦手な人でも、迷うことはありません。また炊飯器から土鍋が分離するため、そのままテーブルの上に置くこともできます。
土鍋で炊いたご飯を手軽に楽しみたい人におすすめです。
VERMICULAR ライスポット RP23A-SV
愛知の老舗鋳物メーカーVERMICULARが販売する土鍋タイプの炊飯器が「ライスポット RP23A-SV」。「世界一、おいしいご飯が炊ける炊飯器」をコンセプトにした本製品には、保温機能がありません。保温用のフタをなくしたことで、鍋の上下で温度差が発生。温度差で激しい対流が生まれることで、お米1粒1粒がムラなく炊き上がります。加えてお米が金属部品やゴムパッキンと接触しないため、お米本来の香りも損なわれません。保温機能をなくした分、お米の美味しさを追求している点が魅力ですね。
また土鍋には一切の継ぎ目がないため、お手入れも簡単。隅々まで洗えるので、いつでも衛生的です。小さなお子さんにも安心してご飯を与えられますね。
「余計な機能はいらないから、とにかく美味しいお米が食べたい」という人にぴったりの高級炊飯器です。
BALMUDA The Gohan K03A
「The Gohan K03A」は、2003年に設立された家電メーカーBALMUDAが販売する高級炊飯器です。本製品には、蒸気でお米を炊き上げる全く新しい技術が採用されています。釜は内釜と外釜の2重構造になっており、間の中空に水を入れて加熱。蒸気で優しく炊き上げることで、お米の表面を傷付けず、香りとうまみを残したまま仕上げます。
前述の「ライスポット RP23A-SV」と同様、本製品にも保温機能は搭載されていません。これも「保温機能を省いた方が、美味しいご飯が炊ける」という思想に基づいています。
注意点は、本製品は最大3合炊きまでにしか対応していないことです。4〜5人家族で使う場合は、食事のたび炊飯をするという使い方がちょうど良いですね。
Rinnai 直火匠 RR-100MST2
ガス機器や空調機器を取り扱うRinnnaiが販売するのが「直火匠 RR-100MST2」。本製品には、家庭用炊飯器には珍しいガス炊飯が採用されています。ガス炊飯は飲食店でも採用されている方式であり、ガスの火力を活かすことで、粘り・甘み・香りの全てを際立たせるのが特徴です。「自分で炊いたお米は、飲食店で食べるお米よりも美味しくない」という人も満足できるでしょう。
内釜には軽量かつ熱伝導性・蓄熱性に優れるアルミキャストを採用。アルミキャストはガスの直火とも相性が良く、炊き上げや蒸らしを効率的に行ってくれます。加えて内釜自体が軽いので、手入れの際も楽ですね。
なお本製品はガス炊飯なので、ガス栓との接続が必要です。とは言え一度接続してしまえば、使い方は一般的な炊飯器と同じなので、迷うことはないでしょう。
自宅でガス炊飯のご飯を気軽に楽しみたい人に最適な製品です。
まとめ
高級炊飯器は値段こそ高いものの、毎日活躍してくれる家電製品なので、購入する価値は十分にあります。実際各製品のレビューを見ると、多くの人が「高級炊飯器を買って良かった」と称賛しています。
しかし高級炊飯器は値段が高いからこそ、それぞれの製品をしっかりと比較して、自分の家庭に合ったものを購入することが大切です。理想の高級炊飯器を購入して、毎日美味しいお米を楽しみましょう。
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