最近オーディオマニアだけに限らず、一般的な音楽視聴者の間でも注目を浴びるようになってきている高音質音源「ハイレゾ」。2019年9月にAmazonがハイレゾ音源対応のストリーミングサービス「Amazon Music HD」を開始したこともあり、かなり一般に浸透してきていますね。
そんなCDを超える情報量で、音楽を聴く人に現場の臨場感やきめ細かい音色を伝えてくれるハイレゾですが、試聴機器側が対応していないと実はその本領を発揮することができません。そこで、今回はハイレゾ音源を存分に楽しめるおすすめのアクティブスピーカー9製品を厳選してご紹介したいと思います。
話題のハイレゾ配信サービス「Amazon Music HD」については、下記の記事で詳しくレビューしています。よければ合わせてご覧ください。

Bluetooth接続のおすすめハイレゾ対応アクティブスピーカー
JBL LINK 20
JBLの「LINK 20」はBluetooth とWi-Fiの無線接続に対応したポータブルスピーカーです。Googleアシスタント機能を搭載しているため、情報の検索や家電の操作を行うスマートスピーカーとしての用途にも対応できます。
JBL最大の特徴はその携帯性。950gの軽さで持ち運びに適しているため、アウトドアやレジャーの場面でも大活躍します。防水・防滴機能を備えているため、お風呂やキッチンなど水場で使用できる点も嬉しいですね。
リーズナブルな価格で、気軽に購入しやすい点もおすすめ。高音質の音楽を簡単に楽しめる、画期的な製品と言えるでしょう。
Bluetooth | 対応(バージョン4.2/Class2) |
無線(Wi-Fi) | 対応 |
ワイヤレス音楽再生時間 | 約10時間 |
総合出力 | 20W |
再生周波数帯域 | 65~20,000Hz |
防水・防滴 | IPX7 |
サイズ | 幅93×高さ210×奥行き93 mm |
重量 | 950 g |
ANKER Soundcore Motion+
ANKER(アンカー)の「Soundcore Motion+」はBluetoothに対応したハイレゾ対応ポータブルスピーカー。超高周波ツイーターを2つ、ネオジウムウーファーを2つ、パッシブラジエーターを2つ搭載しており、最大30Wの迫力あるサウンドを生み出します。
また、Soundcore独自の技術としてBassUpテクノロジーを採用。特に低音の響きに力強さを感じます。体に響くような重い低音を楽しみたい人におすすめの製品ですね。
さらに、防水・防滴機能を備えているため、水場での使用も問題なし。バーベキューやビーチへのお供にも最適です。
Bluetooth | 対応(バージョン5.0) |
無線(Wi-Fi) | 非対応 |
ワイヤレス音楽再生時間 | 約12時間 |
総合出力 | 30W |
再生周波数帯域 | 50~40,000Hz |
防水・防滴 | IPX7 |
サイズ | 幅95×高さ76×奥行き36 mm |
重量 | 1050 g |
Olasonic IA-BT7
Olasonic(オラソニック)の「IA-BT7」はBluetoothとNFCに対応した、ワイヤレス接続が可能なスピーカー。ただし、バッテリーは搭載していないため、ACアダプターをコンセントに接続する必要があります。
「IA-BT7」最大の特徴は、その音質。木製のキャビネットと高性能なスピーカーを組み合わせることにより、低音から高音までバランスの良い音色を響かせます。
色はウォルナットとシルクホワイトの2種類を用意。シンプルなデザインで周辺機器と合わせやすい点も魅力的と言えますね。
Bluetooth | 対応 |
無線(Wi-Fi) | 非対応 |
総合出力 | 40W |
再生周波数帯域 | 20~40,000Hz |
防水・防滴 | 非対応 |
サイズ | 幅275×高さ143×奥行き73 mm |
重量 | 2,200g |
Edifier ED-S880DB
Edifier(エディファイア)の「ED-S880DB」はハイレゾ対応の2chパワードスピーカー。低音を再生するベースユニットにはメタルダイヤフラム、高音を再生するツイーターユニットにはチタンラミネートを採用し、総合出力は88Wとダイナミックなサウンドを生み出します。
据え置き型のスピーカーながら、Bluetoothでの無線接続やUSB接続にも対応。テレビやデスクトップパソコンだけでなく、ノートパソコンやスマホ、タブレットなど様々な機器との組み合わせに適しています。
ワイヤレスリモコンも付属しているため、音量調節や曲の操作、モードの切り替えなど、非常に利便性も高いですね。オールマイティに活躍できる機能性と、高音質で迫力ある音楽を楽しめる力強さの両方を備えた製品と言えます。
Bluetooth | 対応 |
無線(Wi-Fi) | 非対応 |
総合出力 | 88W |
再生周波数帯域 | 55~40,000Hz |
防水・防滴 | 非対応 |
サイズ | 幅138×高さ230×奥行168 mm |
重量 | 7,500g |
SONY LSPX-S2
SONY(ソニー)「LSPX-S2」の最大の特徴は、何と言ってもそのデザイン。スピーカーに有機ガラス管を使用しており、とてもスピーカーとは思えない佇まいですね。音質についてもガラス管を震わせて音を出すことにより、現実に近いクリアなサウンドを生み出しています。
Bluetooth、Wi-Fi、NFC、DLNAと非常に幅広い無線接続方式に対応しているため、ユーザーの好みに応じて接続方式を選択可能。バッテリーを搭載しており持ち運びできるため、家の好きな場所に製品を置いて音楽を再生できる点もポイントですね。
ガラス管の中にはLEDが搭載され、32段階の明るさで調整可能。インテリアとしても活躍できる、従来スピーカーの枠を超えた製品と言えるでしょう。
Bluetooth | 対応(バージョン4.2/Class2) |
無線(Wi-Fi) | 対応 |
ワイヤレス音楽再生時間 | 約8時間 |
総合出力 | 11W |
再生周波数帯域 | 60~40,000Hz |
防水・防滴 | 非対応 |
サイズ | 幅90×高さ277×奥行90 mm |
重量 | 1,100g |
KEF LSX
ハイレゾ対応のアクティブスピーカーの中でも最高級のクラスに分類される製品が、このKEFのLSXです。左右のスピーカーをワイヤレスで接続するため、スピーカー間を繋ぐ配線が必要ありません。設置のしやすさはもちろん、左右の間隔を広く取ることもできるため、格段に優れたステレオ感を楽しめますね。
KEFの独自技術である「Uni-Qドライバー」を採用しており、完全な点音源を実現していることもポイントのひとつ。広範囲で正確な音を再現できるため、聴く場所を選ばない利点があります。
Spotify、Tidal、Roon、Apple AirPlay2等のワイヤレス再生にも対応。ストレスなく、音楽ストリーミングサービスを楽しめます。
高級感あふれるデザインで、まさに存在感は抜群と言えるでしょう。グロスホワイト、マルーンレッド、オリーブ、デニムブルー、ブラックと5種類のカラーを揃えており、様々なインテリアと組み合わせ可能です。
Bluetooth | 対応(バージョン4.0/Class2) |
無線(Wi-Fi) | 対応 |
総合出力 | 200W |
再生周波数帯域 | 49~47,000Hz |
防水・防滴 | 非対応 |
サイズ | 幅155×高さ240×奥行180 mm |
重量 | 3.6kg(マスター)、3.5kg(スレーブ) |
有線接続のハイレゾ対応おすすめアクティブスピーカー
FOSTEX PM0.3H
FOSTEX(フォステックス)の「PM0.3H」は左右2つのスピーカーで音楽を再生する2chスピーカーです。テレビやパソコンの左右に配置できるため、映画やゲームの視聴に向いたスピーカーと言えるでしょう。
低音を再生するウーハーと、高音を再生するツィーターの2ウェイ構成となっているため、高い情報量を持った音楽を余すことなく再現できます。
シンプルなデザインで、周辺機器と違和感なく溶け込む点も魅力ですね。オシャレなインテリアとしても効果を発揮してくれる製品です。
Bluetooth | 非対応 |
無線(Wi-Fi) | 非対応 |
総合出力 | 30W |
再生周波数帯域 | 110~40,000Hz |
防水・防滴 | 非対応 |
サイズ | 幅100×高さ185×奥行き130 mm |
重量 | 1.5kg(アクティブスピーカー)、1.44kg(パッシブスピーカー) |
Olasonic TW-S9
Olasonic(オラソニック)の「TW-S9」は左右に配置するタイプの2chスピーカー。卵型のキャビネットは音の回り込みを抑え、音源の位置を明確に再現します。
Olasonicが独自開発した電源供給方式SCDS(スーパーチャージド・ドライブ・システム)を採用し、小型筐体でありながら、大迫力の音が楽しめる点も魅力的ですね。USBの電流を自動判別で切り替え、25Wの高出力を実現しています。
特徴ある卵型のキャビネット採用は、ユーザーの好みが分かれるかもしれませんが、小さくて可愛い印象を持ちやすく、ノートパソコンの横に設置すると相性が良さそうなデザインです。
Bluetooth | 非対応 |
無線(Wi-Fi) | 非対応 |
総合出力 | 25W |
再生周波数帯域 | 45~50,000Hz |
防水・防滴 | 非対応 |
サイズ | 幅113×高さ162×奥行き117 mm |
重量 | 1,100g |
ONKYO GX-70HD2
ONKYO(オンキョー)の「GX-70HD2」も同じく、左右に分けて設置する2chパワードスピーカーシステム。キャビネットには木製のMDF(Medium Density Fiberboard)を採用し、樹脂製では再現しにくい自然で心地よい響きを実現しています。
スピーカーの前面にボリューム調整を搭載しているため、音量操作などもやりやすいですね。さらにボリュームだけでなく「Treble(高音補正)」と「Bass(低音補正)」の独立したトーンコントロールボリュームを装備しているため、ユーザー好みの音質に調整できます。
サイズが比較的大きく力強い音を出力するため、テレビやデスクトップパソコンとの接続に適した製品と言えるでしょう。
Bluetooth | 非対応 |
無線(Wi-Fi) | 非対応 |
総合出力 | 22W |
再生周波数帯域 | 48~100,000Hz |
防水・防滴 | 非対応 |
サイズ | 幅123×高さ225×奥行き203 mm |
重量 | 2.9kg(R側)、1.7kg(L側) |
まとめ
高音質を突き詰めた高級スピーカーは、従来オーディオマニアの領域と言えたかもしれません。しかし、最近ではハイレゾ対応のアクティブスピーカーが登場し、気軽に音楽を聴くライト層も良い音を楽しめるようになりました。
ポータブルスピーカーや、Bluetooth対応など、各音響メーカーは様々な機能を搭載した製品を発売しています。その特徴を把握し、自分に合ったスピーカーを探してみましょう。
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