スマートフォンやタブレットを使う上で、欠かせないのが充電器。ほとんどの方は本体付属の充電器をそのまま使っていると思いますが、「充電が遅い」「一度に1つの機器しか充電できない」など、不便さを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、サードパーティ(社外メーカー)製の充電器。社外品と聞くと不安になるかもしれませんが、USBの規格は世界共通なので、信頼あるメーカーの製品を選べば何の問題もありません。高速充電や複数台の同時充電など、純正品にはない売りをもった機種が多いので、自分の使い方に合った物を選べるのも嬉しいポイントですね。
今回は、そんなサードパーティ製充電器のなかでも、特に人気のブランド「Anker」のおすすめ製品をご紹介したいと思います。Ankerの充電器は、性能や搭載する端子などにより、かなり多くの種類があるため、使用用途や目的別にお勧めの機種をご紹介していきたいと思います。
Ankerについて
Ankerは2011年に設立された米国の総合家電メーカー。創業時のメンバーの多くはGoogle出身で、モバイルバッテリーや充電器を中心に、最近ではロボット掃除機や加湿器など様々な家電製品を販売しています。
Ankerの特徴の1つは、殆どの製品が購入から18ヶ月間の保証期間を設けていること。長い保証期間は、品質管理に対する自信の表れとも言えるでしょう。
なお、購入はAnkerのオンラインストアか、Amazonなどのネット通販サイトが基本。実店舗は販売ルートが限られているので、旅行や出張で使うなら、事前に購入しておくのがおすすめです。
一度にたくさんの機器を充電できる多ポートモデル
「コンセントに何台も充電器が繋がっていて、邪魔になる」「コンセントの数が少ないので、いつも取り合いになってしまう」そんな悩みを解決してくれるのが、複数のUSB端子を搭載したタイプ。
1つのコンセントで何台も同時充電できるので、限られたコンセントを有効活用できますし、充電器周りをすっきり見せる効果もありますね。まずは、そんな大口需要をこなせるタイプを紹介ていきたいと思います。
Anker PowerPort 10
Anker PowerPort 10は、最大で一度に10台ものデバイスを充電できる充電器です。370gとやや重たく持ち運びには向きませんが、自宅や職場に置いて何人かでシェアするような使い方には最適な製品ですね。
これだけ充電しても使うコンセントは1口だけなので、充電周りをすっきりさせたい方には、特におすすめの充電器です。
Anker PowerPort 10の基本スペック
・端子形状:USB-A
・端子数:10
・本体重量:約370g
・最大出力:60w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット
Anker PowerPort Speed 5
「端子の数は多い方が良いけど、流石に10個も要らない……」という方には、こちらのAnker PowerPort Speed5がおすすめ。搭載端子はUSB-Aのみですが、全5ポートの内の2つは高速充電(QuickCharge)規格になっているので、対応機種・対応ケーブルと組み合わせれば通常より充電時間を短縮することができます。
重さがあるので持ち運び向きではありませんが、USB充電の機器をたくさん使っているなら、旅行や出張用としても便利です。
Anker PowerPort Speed5の基本スペック
・端子形状:USB-A
・端子数:QC対応×2/通常×3
・本体重量:約205g
・最大出力:QC 18w / 通常 24w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット(QCはAndroidのみ)
Anker PowerPort Atom PD 4
ラップトップPCを充電するとき、「スマホと同じ充電器にまとめられたら便利」と思ったことはありませんか?それを実現したのが、Anker PowerPort Atom PD 4という製品です。
この機種は従来のUSB-Aポートに加え、最近普及が進んでいるUSB-Cポートも装備。MacBookなどUSB-C端子を充電ポートにしているラップトップPCなら、スマホと一緒に充電することができます。
最大出力も100wあるので、消費電力の大きいMacBook Pro(15inch)も接続可能。「スマホは充電したけど、PCの充電を忘れてしまった」なんて事も、これを使えば防げそうですね。
Anker PowerPort Atom PD 4の基本スペック
・端子形状:USB-C/USB-A
・端子数:USB-C×2/USB-A×2
・本体重量:約457g
・最大出力:100w(各ポートに出力を自動配分)
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット/MacBook/MacBook Air/MacBook Pro(13inch)/MacBook Pro(15inch)
iPhoneなどを素早く充電できる高速充電対応モデル
iPhone8以降のiPhoneはUSB PDという充電規格に対応しており、PD対応の充電器とUSB-C – Lightningケーブルを組み合わせることで、高速充電を行う事ができます。
30分で最大50%まで充電可能なため、朝出かける前など、急いでいる時にも便利ですね。そんなUSB PDに対応した高速充電可能なモデルをここでは紹介したいと思います。
Anker PowerPort C1
Anker PowerPort C1は、およそ60gの軽量ボディにUSB-Cポートを1つ搭載した充電器です。折りたたみ式プラグを採用しているので、鞄の中でコンセントプラグが他の物を傷つける心配もありません。旅行や出張でも安心して持ち歩ける点は嬉しいポイントですね。
出力は15wと控えめなので、ラップトップPCの充電には向きませんが、スマートフォンやタブレットなら十分対応可能。スマホやタブレットをメインで充電するという人にはおすすめのモデルです。
Anker PowerPort C1の基本スペック
・端子形状:USB-C
・端子数:1
・本体重量:60g
・最大出力:15w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット
Anker PowerPort PD+2
PowerPort PD+2は最新のUSB-C端子に加え、従来からのUSB-A端子も搭載した2口モデルの充電器。最大出力はUSB-C側が18w、USB-A側が15wなので、スマートフォンやタブレットの充電には丁度良い出力となっています。
PCの充電をしないのであれば、2種類の端子を両方搭載したこちらのモデルも機種を選ばず使えるので一押しです。
Anker PowerPort PD+2基本スペック
・端子形状:USB-C/USB-A
・端子数:USB-C×1/USB-A×1
・本体重量:約100g
・最大出力:USB-C 18w/USB-A 15w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット
旅行や出張でも使える持ち運び可能な小型モデル
旅行や出張に行くなら、荷物の中に充電器は欠かせません。そんな時大事になるのが、軽さと本体の小ささですね。
ここからは、そこに焦点を絞ったおすすめモデルを紹介したいと思います。
Anker PowerPort Atom PD 1
Anker PowerPort Atom PD 1は、ゴルフボールサイズの大きさに30wの高出力を秘めた、次世代の高性能充電器です。小型化の秘密は、内部の半導体の素材に窒化ガリウムを採用したこと。このサイズでこれだけの高出力を誇るモデルは他になく、貴重な存在です。
また、出力が上がったことで、MacBook(12inch)など消費電力が少なめのラップトップPCなら、これ1台で対応できるようにもなりました。MacBook純正のアダプタよりもかなり小型軽量になっており、スマホ用だけでなくPC用としてもおすすめの一品です。
Anker PowerPort Atom PD 1の基本スペック
・端子形状:USB-C
・端子数:1
・本体重量:53g
・最大出力:30w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット/MacBook(12inch)
Anker PowerPort Speed1 PD60
ラップトップPCの中でも、ある程度消費電力の高いモデルを使うことが多いなら、こちらのAnker PowerPort Speed1 PD60はどうでしょうか?本体重量100gのボディにUSB-Cポート1つだけというシンプルな構成ですが、最大で60wの出力を誇るので、MacBookシリーズならMacBook AirやMacBook Pro(13inch)にも対応することができます。
PCとスマートフォンの兼用として、特にMacBook AirやMacBook Pro(13inch)ユーザーの方にお勧めです。
Anker PowerPort Speed1 PD60の基本スペック
・端子形状:USB-C
・端子数:1
・本体重量:約100g
・最大出力:60w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット/MacBook/MacBook Air/MacBook Pro(13inch)
Anker PowerPort mini
こちらはUSB-A端子を2つ搭載したオーソドックスな充電器です。QC非対応なので超高速充電には対応できませんが、タブレットの充電にも対応する出力なので、決して低速な訳ではありません。
ボディも非常にコンパクトな上折り畳みプラグを採用しているので、鞄の中に1つ忍ばせておくような使い方にも便利でしょう。
Anker PowerPort miniの基本スペック
・端子形状:USB-A
・端子数:2
・本体重量:約38g
・最大出力:12w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット
モバイルバッテリーをよく使う方にはこちらもおすすめ
Anker PowerCore Fusion 5000
最後にご紹介するのは、ちょっと変わり種の充電器「Anker PowerCore Fusion 5000」です。この製品の最大の特徴は、充電器とモバイルバッテリーが一体になっていること。
コンセントに繋げばバッテリー部分にも充電されるので、普段からこれを使えば、「バッテリーの充電忘れた」なんてこともありませんね。荷物の数も減らせるので、持ち歩く物を減らしたいという方には、特におすすめです。
Anker PowerCore Fusion 5000の基本スペック
・端子形状:USB-C/USB-A
・端子数:USB-C×1/USB-A×2
・本体重量:約189g
・最大出力:AC利用時 10.5w / バッテリー使用時 15w
・主な対応機器:iPhone/iPad/Androidスマートフォン/Androidタブレット
まとめ
今回は人気家電メーカーAnkerの充電器から、特にお勧めの製品をピックアップしてご紹介しました。私自身、Ankerの充電器をもう何年も使っていますが、保証期間が過ぎた今でも毎日元気に活躍しており、頼りになる大事な相棒です。
「そろそろ充電器を買い換えたい」「もう1台買い足したい」とお考えの方は、ぜひこの機会にAnkerの充電器をチェックしてみてくださいね。
コメント