2019年最新版 ルンバをモデル別に徹底比較|価格や性能に加えおすすめポイントなどを紹介

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時短家電の定番アイテムとしての地位を確立したiRobot社の「ルンバ」。2002年にアメリカで、2004年には日本で発売され、ロボット掃除機市場において圧倒的なシェアを誇り続けている大ヒット商品です。こまめな掃除が一番いいと分かっていても、仕事や育児に追われていると簡単にはいきませんよね。だからこそ、ボタンひとつでキレイな部屋をキープできるルンバは、世界中で愛され続けているのでしょう。

今回はそんなルンバを、最上位機種である最新の「i7シリーズ」から上位モデルの「900シリーズ」、普及期モデルである「e5」、エントリーモデルの「600シリーズ」と、各モデルをシリーズごとにわかりやすく紹介。それぞれの機能の違いを徹底的に比較します。ルンバの基礎的な知識についても分かりやすく解説しているので、購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

ルンバの特徴

ルンバの各モデルを比較する前に、まずはルンバのロボット掃除機としての特徴をまとめておきたいと思います。ルンバは独自開発のクリーニングシステムを採用し、「かき出す」「かき込む」「吸い込む」の3つの動作を同時に行うことができるロボット掃除機。本体側面に装備した「エッジクリーニングブラシ」が高速回転しながら隙間に入りこみ、家具の脚周りや畳のヘリなど掃除しにくい場所のゴミも見逃しません。排気が出にくい構造になっているため、喘息やアレルギー体質の人も安心して使えるところが嬉しいですね。

本体前面には、部屋の形や広さ、障害物などを検知するセンサーを搭載しており、一番効率的な走行ルートを計算しながら清掃作業を行います。汚れの多い場所では、前後の動きで集中的に掃除する「ダートディテクトモード」が作動し、高低差のある場所では進路方向を変えて落下を回避。このとき2cm程度の段差には反応しないようになっているので、ラグや敷居であれば乗り越え可能です。このセンサーの働きにより、階段から落ちずに移動できるというわけですね。

また「デュアルバーチャルウォール」を使えば、清掃エリアを制限することも。赤外線の見えない壁で進入禁止ゾーンが設けられる機能で、最大3Mの直線で区切る「バーチャルウォールモード」と、直径1.2Mの範囲で区切る「ヘイローモード」の2つから選択できます。さらに掃除が完了時やバッテリー残量が少なくなったときは、「ホームベース」と呼ばれる充電器まで戻って自動でチャージ。わざわざ充電する手間も省けて便利ですね。

ルンバ i7シリーズ

2019年にリリースされたばかりの、最新かつ最上位クラスの「i7シリーズ」。「i7」「i7+」の2種類がラインナップされており、どちらもナビゲーションシステムをアップデートすることでさらに賢く進化しています。

まず大きなポイントとなるのが、i7シリーズのみに搭載された最新の「iAdapt(アイアダプト)3.0 ビジュアルローカリゼーションシステム」でしょう。掃除しながら部屋のレイアウトを読み取り、間取り地図を作成して記憶する「Imprintスマートマッピング」機能により、掃除の回数を重ねるごとに知識が増えていきます。ルンバ自身が学習するため、掃除の効率化と時間短縮が可能になるというわけですね。

さらにこの機能で注目したいのは、部屋を個別に理解し階数の区別も含めて最大10フロアまで保存できることです。「iRobot HOME アプリ」からの設定で、指定した場所のみの掃除だけでなく、遠隔操作やスケジュール管理といった機能を組合せることも。今後、新たな機能が開発された際は、ダウンロードで追加できるという点もユニークですね。なお間取りデータに関しては、暗号化してクラウド上に保存されるので、情報漏えいの心配はありません。

掃除能力については、「Aero Force 3段階クリーニングシステム」を導入することで、600シリーズの約10倍もの威力を発揮。特殊な形状に加工した「デュアルアクションブラシ」と、高い吸引力を発生させるモーターで、カーペットの線維やフローリングの溝に潜むゴミを確実に取り除きます。またe5に搭載している新型の「ダストカットフィルター」や、丸洗いできるダスト容器などの技術を取り入れ、使いやすさに配慮しているところも特徴的ですね。

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ルンバ i7+

フラッグシップモデルとなる「i7+」は、充電機能を兼ね備えた自動ゴミ収集機「クリーンベース」対応機種。ルンバが集めたゴミを1200Wの高出力で吸い上げ、メンテナンス性を向上させています。ダスト容器30杯分が密封型の紙パックに溜まるので、ゴミを捨てる手間を大幅に減らせますね。ホコリが舞い散らず、手が汚れないところも魅力のひとつでしょう。

稼働時間は最大75分。3LDK程度ならカバーできるのではないでしょうか。充電が足りなくなったときはクリーンベースまで引き返し、充電が終わったら掃除をストップした場所まで戻る自動再開機能つきなので、最後まで手を抜かずにやり遂げます。ただしクリーンベースは約50cmと従来のホームベースよりも高さがあるので、あらかじめ設置場所を確認しておくと安心ですね。

付属品は「デュアルバーチャルウォール」「 交換用紙パック」「 交換用ダストカットフィルター」「交換用エッジクリーニングブラシ」が各1つずつ。140,270円(税込)円となかなかの高価格ですが、ゴミ捨てまでの自動化を待ち望んでいた人にとっては、より家事を楽にしてくれる嬉しいアイテムになるのではないでしょうか。

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ルンバ i7

自動ゴミ収集機能はいらない場合は「i7」という選択肢も。「i7+」との違いは、クリーンベースに対応しているかどうかの1点だけなので、高速プロセッサー「iAdapt3.0」の性能を十分堪能することができますね。

間取りを記憶する機能に加えて、イスやテーブルなどの家具の配置が変わったり、床置きの物が増えたときにも対応。前回掃除したときと異なる箇所をセンサーが検知し、間取り地図のデータを上書きして自動で補正します。また「Amazon Alexa」や「Google HOME」といったスマートスピーカーとの連携が可能です。アプリで各部屋に名前をつけておくこともできるので、「ルンバ、リビングを掃除して」といった風に音声で操作することもできますね。

付属品は「デュアルバーチャルウォール」と「交換用ダストカットフィルター」が1つずつ。充電に関しては、旧型のルンバと同様に「ホームベース」で行います。ゴミ捨ては手動になりますが、その分価格は107,870円(税込)とi7+より安いので、最新機種をより手軽に購入したいときにおすすめの機種です。ちなみに後からクリーンベースを追加購入しても、このモデルでは使えないのでその点注意しましょう。

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ルンバ900シリーズ

最新のi7シリーズが登場するまで、最も高性能かつ多機能な最上位モデルとして君臨していた「900シリーズ」。モデルは「980」と「960」の2機種がラインナップされています。900シリーズの最大の特徴は、フロア全体とルンバの現在位置を認識する「iAdapt(アイアダプト) 2.0 ビジュアルローカリゼーションシステム」を搭載している点でしょう。

本体上部のカメラや底面の「トラッキングセンサー」で室内の地図を作成。これをもとに走行するため、複雑な間取りや障害物の多い環境でも効率よく清掃でき、まだ掃除が終わっていない部屋をルンバ自身が把握します。掃除の精度を高める「ダブルゴミセンサー」や、規則的な走行パターンで広範囲がムラなく掃除できるところもポイントですね。また充電不足により清掃の途中でホームベースに戻っても、チャージが完了したら中断場所から再開する優れものです。

吸引機構は、特許技術の「Aero Force(エアロフォース)クリーニングシステム」を採用。表面に凹凸を施してゴミの収集率を高めた「デュアルアクションブラシ」を備え、床と接する空間を密閉して吸引力を引出します。さらにルンバ内に真空状態を発生させる「真空エアフロー構造」をとることで、ミクロ単位のチリやホコリもしっかり吸い込めるというわけです。また花粉などのアレルゲンを除去する「ダストカットフィルター」や、ゴミ捨てのタイミングを知らせる「ゴミフルサイン」などの機能も充実していますね。

「iRobot HOME アプリ」をインストールすれば、スマホやタブレットからの操作が可能になります。Wi-Fi接続により別の部屋や外出先からも運転が開始できるほか、タイマー予約や清掃モードをお好みの設定にカスタマイズすることも。900シリーズのみが利用できる「Clean Map レポート」機能では、掃除完了した範囲を清掃マップとして確認できて稼働状況が一目瞭然です。スマートスピーカーにも対応しており、用途の幅も広がりそうです。

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ルンバ 980

出力の大きな「ハイパワーモーターユニットG3」の搭載により、「Aero Force クリーニングシステム」の気流を強めて非常にパワフルな吸引力をもつ「980」。絨毯やカーペット上に乗り上げた際に、自動的に作動する「カーペットブースト」機能を装備しているところが特徴です。繊維の奥に絡み付いた毛やハウスダストも除去できるので、とくに敷物が多い家で活躍しますね。

稼働時間は最大120分で、112畳(約185平米)までの部屋に対応。「iAdapt 2.0」の優れたナビゲーション能力により広いフロアもすみずみまで掃除できるので、オフィスや平屋の大きな家なら980のポテンシャルが最大限発揮されるでしょう。バッテリー残量に合わせ、どんなに遠くまで行ってもホームベースまで戻ってくるところも、広い使用環境でのメリットを享受できそうです。

本体のカラーはブラック。「デュアルバーチャルウォール」「 交換用ダストカットフィルター」「交換用エッジクリーニングブラシ」がそれぞれ2つずつ付属します。価格は135,000円(税込)と高めですが、合計23,760円分のアイテムがついていて、これだけ機能的なロボット掃除機が手に入ると考えると、なかなか価値のある買い物になるのではないでしょうか。

ルンバ 960

高精度なカメラとセンサーを駆使した「iAdapt 2.0」搭載の「960」。980の下位機種となるこちらのモデルも、「Aero Force クリーニングシステム」が生み出す圧倒的な吸引力が魅力です。

稼働時間は最大75分で、稼働面積は980と同じく最大112畳。自分で考えながら走行ルートを決めるため、部屋の広さや形状に左右されることなく、通常の掃除機がけよりも正確な掃除が可能に。「iRobot HOME アプリ」を利用すれば、「ダートディテクトモード」で念入りに掃除した場所をチェックでき、利用シーンに応じて清掃モードを細かくセットすることもできます。プッシュ通知をオンにしておけば、終了時とエラー発生時に知らせてくれるため、リアルタイムで確認できますね。

カラーはメッドシルバーで、付属品は「デュアルバーチャルウォール」「 交換用ダストカットフィルター」「交換用エッジクリーニングブラシ」が各1つずつ。価格は980よりも安い75,470円(税込)となっています。「ハイパワーモーターユニットG3」や「カーペットブースト」には対応していないものの、フローリングや畳の部屋での使用がメインであれば960でも十分かもしれませんね。コストは抑えつつ、ルンバのイノベーション技術となる「iAdapt 2.0」を使ってみたい人にもおすすめのモデルです。

ちなみにAmazon限定品としてルンバ961というモデルに販売されていますが、こちらは機能が全く同じで色だけが違うモデルとなっています。

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ルンバ e5

廃盤となった800シリーズの性能を引き継ぎ、5万円前後という手頃な価格で購入できる「e5」。これまで数字3桁だった型番を一新し、「新世代ルンバ」として2018年に発売されたモデルです。現在は1種類のみでシリーズ化されていませんが、今後新たに登場するルンバはeシリーズとして展開されていくのかもしれませんね。

特筆すべき点としては、ルンバシリーズ初の試みとなる「洗えるダスト容器」を採用したところ。日本ユーザー向けに考案された仕様で、モーターを本体側に組み込むことで実現しました。細かいホコリも丸洗いできるので、清潔に使い続けられるところがポイントですね。

制御プログラムには、40以上の行動パターンの中から動作を選択する「iAdapt」を搭載。さらに「デュアルアクションブラシ」や「真空エアフロー構造」など、900シリーズと同様の技術が用いた「Aero Force 3段階クリーニングシステム」を採用しています。「ダストカットフィルター」は従来のフィルターより面積が小さいですが、機能性はそのまま踏襲されているため、ハウスダスト対策も万全ですね。

稼働時間は最大90分。「iRobot HOME アプリ」対応なので遠隔操作はもちろん、Google HomeやAmazon Echoなどで音声操作できます。掃除開始や終了に加えて、曜日や日時で予約設定ができるスケジュール管理機能もあるので、ルンバがもっと身近な存在になるのではないでしょうか。両手が塞がっていても使えて、子育て中の人にとっても心強い味方になってくれそうです。

カラーはブラック。「デュアルバーチャルウォール」「 交換用ダストカットフィルター」が1つずつ同梱されています。上述の通り53,870円と低価格なので、初めてルンバを購入する人だけでなく、新たに買い替えを検討している人も必見です。

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ルンバ 600シリーズ

「690」「643」「641」の3種類が揃う「600シリーズ」は、ルンバの基本的な機能を押さえながらも、コストパフォーマンスの高い仕上がりになっています。「iAdapt」により走行ルートや動き方を導き出し、あらゆる環境に合わせて掃除できるところが大きなメリットと言えるでしょう。稼働時間は約1時間で、広い部屋を一度に掃除したい場合は不向きかもしれませんが、ルンバデビューとしては丁度いいモデルです。

壁際の取りにくいゴミを「エッジクリーニングブラシ」がかき出し、底面に装備された回転ブラシでかき込み、「ハイパワーモーターユニット」で吸引する、「3段階クリーニングシステム」を採用。ちなみに600シリーズのブラシは、ゴム製ローラーと毛足の長いブラシで構成されており、この2本が連動してゴミやホコリを吸い込みます。

コードや長いヒモ類を巻き込んでしまったときには、「からまり防止機能」が作動。異常を感知すると、自動的にブラシが逆回転するので安心です。ただしイヤホンのように細いケーブル状のものは絡まる恐れがあるため、壁際に固定したり、事前に片付けておきましょう。配線がごちゃつきがちなTV台の下などには、「デュアルバーチャルウォール」を使うという方法もありますね。

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ルンバ 690

600シリーズで唯一、「iRobot HOME アプリ」に対応した「690」。スケジュール機能やスマートスピーカーからの操作が可能で、ハウスキーパー感覚でルンバを活用することができます。スマホやタブレットさえあれば外出先からタイマー予約できるので、急に来客の予定が入ったときも重宝しますね。もちろん掃除が終了したら自力でホームベースに帰還する優等生です。

ナビゲーション能力の決め手となるのが、高速応答プロセス「iAdapt」。各種センサーで室内の状況を判断し、検知した情報をもとに効率的に掃除できるルートを割り出します。広さや汚れ具合に応じて様々な角度からアプローチするため、部屋中くまなく掃除できますね。

本体カラーはライトシルバー。「デュアルバーチャルウォール」1つと「 交換用フィルター」1つのほか、ブラシに絡まった長い毛や糸くずが簡単にカットできる「お手入れカッター」が1つ付属します。43,700円と手に入れやすい価格帯になっており、アプリでルンバを操作してみたい人にぴったりのモデルではないでしょうか。

こちらも960同様、Amazon限定として色だけが違うルンバ691というモデルが販売されています。

ルンバ 643

エントリーモデルとなる「643」は、オプションを少なくすることで値段を抑えた価格設定が魅力となっています。ルンバとしての掃除機能は最低限カバーしているため、マップ機能やアプリ操作が不要な人に最適なモデルではないでしょうか。

本体の高さは約9.2cmと低く、ソファやベッドの下といった見過ごしやすい狭い場所の掃除も可能。また、ルンバは障害物と接触することがデメリットとして挙げられがちですが、あえてぶつかることで接触物を確認し、床に垂れたベッドカバーやカーテンを押しくぐって掃除できる仕様になっています。

本体カラーはミディアムシルバーで、付属品は690と同じく、「デュアルバーチャルウォール」「 交換用フィルター」「お手入れカッター」が各1つずつです。「iRobot HOME アプリ」非対応ですが、その分価格も32,270円と大変リーズナブルなので、普段の掃除のサポートとして取り入れたいときにもおすすめですね。

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ルンバ 641

清掃機能や付属品の数が「643」とまったく同じ「641」は、本体カラーがブルーシルバーとなっています。643よりもリーズナブルな31,550円なので、この2機種で迷った場合は、色か値段で選ぶといいでしょう。なお在庫がなくなり次第終売する可能性があるため、こちらのモデルを希望する場合は、早めに購入した方がいいかもしれませんね。

まとめ

こまめなメンテナンスや面倒な操作もなく、掃除のハードルを下げてくれるルンバ。日々の掃除が非常に楽になり、今やなくてはならない家電のひとつと言える存在ではないでしょうか。

ルンバには性能が高く、より便利に使えるハイグレードモデルから、価格を抑えつつ基本的なロボット掃除機としての機能は十分に持ち合わせた廉価モデルまで用意されているため、利用シーンや予算などに合わせて、ぜひ最適なモデルを選ぶようにしてくださいね。

また、公式ストアでは15日間お試し価格でレンタルできるサービスもあります。ルンバ購入前に使い勝手などを知りたいという人は、こちらのサービスの利用もおすすめです。

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