キャンプをするうえで欠かせない道具と言えばテント。キャンプだけでなくバーベキューやアウトドアでの活動の際にも、ちょっとした休憩所として使うことができて便利ですよね。最近の製品はワンタッチで設営できたり、持ち運びしやすいように軽量化されていたりと、使い勝手の良いものも多いです。
そこで今回は、アウトドアガイド経験者が選ぶ初心者にもおすすめのテントを、価格帯と利用シーン、利用人数別に厳選して紹介していきたいと思います。
5,000円以下で買えるおすすめテント
【1~2人用】BUNDOK(バンドック) ツーリング テント BDK-17
簡易設営でコンパクト収納ができるテントなので、少人数のキャンプやツーリングにオススメのこちらのテント。前後に荷物や靴を置ける便利空間があるので汚れた荷物や、ドロのついた靴を置くことができ、テント内の環境を清潔に保つことができます。
インナーテント上部は乾燥に優れたメッシュ製なので夏の暑い時期も快適に過ごすことができますね。本製品はファミリーレジャー用として作られたものなので、山岳・常設には向いておらず、そのため価格もリーズナブルな設定。カジュアル使いには非常におすすめのテントと言えますね。(執筆時点では5,000円をきる価格でしたが、現在はそれをやや上回る価格になっています)
【3人用】キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) クレセント ドームテント M-3105
2本のポールをX型に交差させた、ベーシックなポール構造になっているこのテント。弾性に優れているグラスファイバー製のポールを採用しているので重量は軽く、コンパクトに収納することができます。
また、雨の多い日本の気候を考え、フライはテント全体をすっぽり覆うフルフライ仕様。持ち運び、収納に便利なバッグが付いていることも魅力的ですね。この性能で大人3人が寝ることができるこのテントは、非常にコストパフォーマンスが良い製品といえると思います。
5,000円~10,000円で買えるおすすめテント
【2-3人用】Weanas ダブルウォールテント
素材に防水ナイロンとシリコン生地を採用しているWeanasのダブルウォールテント。耐水圧が4,000mmあり、嵐の天気でも使えます。
一番の特徴はフライシートに2つのベンチレーターがあり、扉を全部閉じても湿気がこもらないことですね。インナーテントの扉は高密度メッシュを採用し、虫除けにもなるほか、通気性も良いです。
また扉のファスナーは両面式なので、テントの内側・外側の両方から開閉をすることも可能。3人まで寝ることができるのにも関わらず、1.7kgと重量が非常に軽い点もかなり魅力的です。防水・防風でありながら、透湿性もある非常にコスパの高いテントと言えると思います。
【3-4人用】YOTECE ワンタッチテント
従来のテントのようにポールを組み立てたりする必要はなく、広げるだけで簡単に設営ができるワンタッチテント。ポップアップテントとも呼ばれますが、手軽に設営・撤収ができることから、今非常に人気が高く注目を集めているテントですね。
YOTECEのこの製品も、女性1人でも簡単に素早く組み立てることができるワンタッチテントになっています。3.4Kgと非常に軽量で、持ち運びが楽なことも魅力ですね。室内は広く、家族使いにも最適な大きさ。テントの背面には窓を装備し、効果的な換気も行えるため、快適に過ごすことが可能です。
執筆時点でAmazonでのテント本体の売上ランキングでベストセラー1位に輝いており、迷ったらこの製品にしておけば間違いないと言えるテントです。
【5人用】FIELDOOR ワンタッチテント ヘキサゴンタイプ
こちらも上で紹介したYOTECEの製品と同じく、簡単設営が可能なワンタッチテント。初めてキャンプをする方や、小さな子どもから目を離せず設営・後片付けに時間をかけたくない家族連れにもオススメのテントになっています。
説営はテントを広げて紐を引くだけなので、組み立てに20秒ほどしかかかりません。骨組みを作る必要がないため、子どもや女性でも簡単に組み立てることができますね。6本のポールを用いた構造になっており、強度もしっかりしています。
頑丈な5人用テントにも関わらず、4.9Kgという軽さも魅力の一つ。グラスファイバー製のポールを採用することで、かなり軽量化されているうえ、専用キャリーバッグでコンパクトに収納ができて、移動も非常に楽です。カラーバリエーションが豊富で、好みの色を選びやすいのも嬉しいですね。価格も比較的リーズナブルで、5人用としてはかなりお得なテントと言えそうです。
10,000円〜20,000円で買えるおすすめテント
【1-2人用】コールマン ツーリングドームST
カラーがコールマンの代表的カラーで、とてもきれいな仕上がりになっているツーリングドームST。前室を高くして開放感をアップした、コンパクトサイズのドームテントです。
広めの前室にはツーリングに必要な装備を置くことが可能。メッシュドアとベンチレーションのおかげで真夏も快適に過ごすことができます。室内にはフックがあり、衣類やランタンをつるすのにも非常に便利ですね。もちろんツーリング以外の用途でも使えます。
ポールポケット式で一人でも設営しやすくなっているため、ソロでのキャンプツールングにもおすすめ。このツーリングドームSTは「1〜2人用」となっていますが、ひとまわり大きい「2〜3人用」のツーリングドームLXも用意されています。
【4-5人用】キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5
インテリアや家電で有名な山善(YAMAZEN)の、アウトドア用品ブランドとなるキャンパーズコレクション。アウトドア初心者にも優しい手頃な価格で高品質なアウトドアグッズを展開しています。
そんなキャンパーズコレクションのプロモキャノピーテントの一番の特徴は、ドーム型テントにも関わらず、壁面がほぼ垂直に近い角度で立つこと。これによりテント内有効面積が、従来品よりも大きく広がりました。特に壁面の近い場所でもストレスを感じることがないため、大人5人でも気持ちよく寝ることができますね。
雨が降ってもポリエステルの生地が雨をはじき、朝まで快適に過ごすことが可能。広い前室は玄関のように使用することができ、調理にも使えて便利です。前と後ろに大きなメッシュのドアがあるので風通しが良く、夏季シーズンのキャンプでも快適に過ごすことができますね。
細かい部分では、中にフックがあることでランタンなどを吊るすことができて便利です。全体的に落ち着いた色味なので、視覚的にもゆっくりと快適に過ごすことができる製品ではないでしょうか。こちらは4〜5人用ですが、6〜7人用となるプロモキャノピーテント7という製品も展開されています。
20,000円以上のおすすめテント
【1-2人用】DOD(ディーオーディー) ライダーズバイクインテント
「バイクと一緒に寝たい。その夢叶えます。」のキャッチフレーズのとおり、バイクツーリングキャンプの醍醐味を最大限に味わえるDODのライダーズバイクインテント。ワンタッチで寝室、バイク収納スペース、リビングスペースが完成する、簡単設営が可能なテントになっています。
ツーリングキャンプでは、少しでも道具や装備をコンパクトにしたいものですよね。バイクへの積載も想定されたこの製品は、20cm径×58cmという非常にコンパクトなサイズに収納できる製品になっています。重量もこのスペックに対して5.2kgほどしかない、というのも魅力的ですね。
フライシートは3,000mmほどあるので、悪天候にも対応。ソロツーリングだけでなく、タンデムツーリングでも活躍してくれます。バイクが納まるほどの大型のキャノピーがついてますが、こちらはバイク収納だけでなく様々な用途に使え、ライダー以外にもおすすめのテントとなっています。
【5人用】snow peak(スノーピーク) アメニティドーム
アウトドアメーカーとして非常に有名な、スノーピークから販売されているこのアメニティドームは、入門モデルとして不動の人気を誇っているテント。定番にして最強のテントと呼ぶ人もいるくらい、完成度の高い製品になっています。
ポールとスリーブ、テープなどが適切な組み合わせになるように色分けされており、説明書なしでも組み立てやすい初心者にも優しい設計。エントリーモデルでありながら、フレームには高級素材であるジュラルミンを採用し、軽量かつ耐久性が高く、風などの外的衝撃をしなりで逃してくれます。
耐風性もしっかりしており、地上高を最低レベルに抑えた流線型のフォルムは非常に頑丈です。キャンプ好きな人にとっては憧れのブランドでもあるスノーピークですが、エントリーモデルのアメニティドームシリーズなら、価格を抑えつつそのすばらしさを体験することができますね。6人用も販売されています。
まとめ
今回は価格帯や利用シーン、利用人数別におすすめのテントを紹介しました。設営が非常に簡単なワンタッチテントや、快適に過ごせるような装備が充実している製品、持ち運びしやすい軽量コンパクトな製品まで、様々なテントがありますね。
テントはキャンプを快適で楽しいものにするかどうかを左右すると言っても過言ではないくらい重要なアイテム。用途や人数に合わせて最適な製品を購入して、ぜひキャンプやツーリングを楽しんでください。
BBQコンロやキャリーカート、アウトドアチェア、防水スピーカーなど、他にも色々とアウトドアグッズを紹介していますので、よろしければ下記もご覧ください。
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