相次いで発表される最新スマートスピーカー、Google, LINE, Apple, Amazonの主要4機種を徹底比較

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音声アシスタントやAIを搭載し、部屋での過ごし方を大きく変える可能性のある「スマートスピーカー」が日本に続々と上陸しています。 スマートフォンの次のデバイスと目されるこのスマートスピーカーはGoogleやAppleなど多くの会社から発表され、GoogleアシスタントやSiriなどのAIを搭載した「ただ音楽を聴く」だけではない、 さまざまな機能を搭載したデバイスです。 そんな未来を感じさせるスマートスピーカーですが、米国など海外で人気が高まっており、遂に日本での展開も相次いで発表されはじめましたので、今回は主要IT企業各社の最新スマートスピーカーを紹介します。

国内展開済みのスマートスピーカー

Google Home

Googleは、スマートスピーカー「Google Home」を10月6日に販売開始、「Google Home mini」を10月23日に発売します。
「Google Home」、「Google mini」はGoogleアシスタントを搭載し、「OK Google」と呼びかけることで音楽再生だけでなくニュースや天気予報、今日の予定などを教えてくれます。
Google Play Musicとの親和性が高く、アーティスト名や曲名、「ゆったりした曲」など伝えるとGoogleアシスタントが曲を流してくれます。

「Google Home」シリーズ特徴は、GoogleカレンダーやGoogle Play Musicなど、さまざまなWebサービスと連携しており楽しめることです。
「OK Google」と呼びかけ今日の予定を聞けば、Googleカレンダーを見て、Googleアシスタントが教えてくれます。
Spotify、Google Musicなどの音楽サービス、映画などが見放題のNETFILXなどのWebサービスも「OK Google」と呼びかければ、Google Homeを通して楽しめます。

それだけではなくニュースやラジオも連携しており、新聞は朝日新聞と毎日新聞が、ラジオはニッポン放送やJ-WAVE、ラジオNIKKEIなど多くのメデイアが対応しています。
そのほか食べログやホットペッパーグルメ、Yahoo Mapなども対応予定です。

仕様として「Google Home」は円柱型、「Google Home mini」はドーナツ型のボディが特徴で、Wi-FiおよびBluetoothでデバイスと繋がっています。
本体の上部にボタンがあるので、ボタン操作も可能です。なお電源は内蔵されておらず、アダプターが必要です。

カラーは「Google Home」がホワイト、ストレート・ファブリックの2種類、
「Google Home mini」がチョーク、チャコール、コーラル(Googleストア限定販売)の3色を展開しています。
価格は「Google Home mini」が14,000円(税別)、「Google Home mini」は6,000円(税別)となっています。

また現在、日本で発売の予定はありませんが、 「Googel Home max」もアメリカなどでの発売を予定しています。

LINE Clova WAVE

「Clova WAVE」は、10月5日にLINEが発売したスマートスピーカーです。「Clova WAVE」はLINEのサービスを利用できるのが強みです。
AIに「Clova」を搭載して、音声による操作をおこないます。「Clova WAVE」に合わせて新たに家族用のアカウントを用意して家族間でのLINEのやりとりが可能になっており、「LINE送って。」といえばメッセージの送信を、「メッセージ読んで」といえば受信しているメッセージの読み上げをさせることができます。 あらかじめ登録しておいたLINE友だちへメッセージを送ることも可能です。

音楽面では、楽曲数が豊富なLINE MUSICと連携して豊富な楽曲を再生できます。
Clovaに「リラックスできる曲を再生して。」や「曲名をおしえて?」と聞けば答えてくれます。
特定のアーティストの指定や、お気に入りのジャンルの指定、オススメの楽曲の再生など、音声でのリクエストに応じた音楽を再生が可能で、スマホに入っている曲のほかにLNE MUSICで聴けるすべての楽曲を聴けます。

それ以外の機能は、ニュースや天気予報の読み上げなどです。
たとえば「Clova 、今日の天気を教えて?」と聞けば、「10月6日の東京 千代田区の天気は」といった具合に答えてくれます。
ニュースはLINE NEWを活用するなど、LINEのサービスを「Clova WAVE」に採用しています。

今後も声での話者認識や音声翻訳、カレンダー管理やメモ帳機能、radikoなどの機能も随時拡大していく予定と発表さていることから、どんどんサービスの向上されていくことが期待できますね。

音声による操作が基本ですが、本体天板にタッチセンサー式の操作ボタンがあり、ボタンではボリューム調整と一時停止や再生のほか、プレイリスト再生などを割り当てられます。
なお他のメーカーと異なり、「clova WAVE」は唯一バッテリーを内臓しているので家のどこでも気軽に持ち運んで使うことができます。

LINEの音楽聴き放題サービス「LINE MUSIC」を12カ月利用できるチケットセットにしたキャンペーン価格の12,800円(2018年3月31日までの期間限定)と、通常価格14,000円の2つが用意されています。
LINE MUSICをはじめて使う人にはお得なキャンペーンになっていますね。

国内展開が期待されるスマートスピーカー

HomePod

「HomePod」は、アメリカなどで12月に発売を予定していますが、まだ詳細が明らかにされておらず、どんなアプリはWebサービスが使えるのかわかっていません。
現在わかっている限り、Google Homeと異なり音楽に特化している印象です。搭載しているAIは、おなじみの「Siri」です。

円筒型のスピーカーは、4インチのウーハーと7つの高音用スピーカーが内臓されており、高音質なサウンドを楽しめます。

「HomePod」の特徴は、自動室内感知テクノロジーというものを備えていて、たとえば部屋の隅やテーブルの上、壁近くなどの環境を自動で感知して最適な音量・音質を提供してくる点です。
音楽に関してはApple Musicと連携していて「Hey Siri、この曲いいね」というと、HomePodとApple Musicがユーザーの好みを学習して、プレイリストや視聴履歴からユーザー好みの曲をかけてくれます。
「Hey Siri このアーティストはだれ?」「Hey Siriこのバンドのギターはだれ?」という検索もしてくれる優れものです。

スピーカーのスペックだけではなく、このようなサービスも音楽に力を入れていることが伺えます。

また「HomePod」は6個マイクで音声コントールが可能です。部屋の反対側に居ても大きな音で音楽を再生しながらでも聞き取ってくれます。たとえば「Hey Siri、今日の天気は?」と聞けば天気予報を教えてくれて、メッセージの送信やニュース、スポーツ情報などを知らせてくれるなどの機能があります。

HomePodは12月にアメリカ、オーストラリア、イギリスで発売を予定していて、アメリカでの価格は349ドル。
残念ながら現時点で日本国内展開は未定となっていますが、Siriの日本語対応は主要Apple製デバイスで既に実績があることから、近い将来展開が発表されると思います。

Amazon Echo

最後はAmzaonが販売している「Amazon Echo」です。Amazon Echoは、アメリカで2014年11月に発売しました。機能強化やサービスの拡充を行い、2016年のアメリカのクリスマス商戦で大ヒットを記録しています。
そして先日、日本向けに2107年内に展開するという発表がなされました。
これから解説する「Amazon Echo」の機能などはアメリカで販売されている製品となります。

ほかのスマートスピーカーと同様に、Amazon Echoは「Alexa」というAIが搭載されており、Alexaは天気やニュースなどいろいろな質問に応えてくれたり、Amazon Musicやスマホの音楽の再生をしてくれます。

この辺りはほかのスマートスピーカーと同じなのですが、「Amazon Echo」には、他社にはない強みがあります。それはAmazonのサービスが使えることです。
Kindle書籍の読み上げ、Amazonでショッピングが「Amazon Echo」を通じて行うことができます。
ショッピングができる機能は、Google Home、HomePod、Clova WAVEのいずれにもありません。ECをもつAmazonならではのサービスでしょう。
そしてkindleで本を読んでいる人にとってはkindle書籍の読み上げ機能も見逃せません。

またAlexaはAIなので、どんどん成長します。「Amazon Echo」の操作に使うアプリ「Alexa」アプリの中にある「Voice Profile」に声を登録すると、ユーザーの声を認識して、パーソナライズされます。
「Voice Profile」には複数人の声が登録可能です。Alexaと会話をすればするほど自分の声の特徴を記憶して、より正確に早く反応するようになります。

現在パーソナライズされている機能は、通話やメッセージ、ショッピング、Amazon Musicで、今後もサービスの追加が予定されています。

日本では事前購入を希望したユーザーに対して、招待制で「Amazon Echo」を購入できるようにするという発表がされていますが、現時点での発売日や価格は未定です。
なおアメリカでの販売価格は180ドル(約21,600円)です。

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まとめ

こうして各製品を掘り下げてみると各社自社サービスの強みを最大限に活かす機能を搭載していることがわかります。Googleは検索、LINEはメッセージ送信サービス、AppleはSiriとAppleMusic、Amazonはショッピングと書籍ですね。どの製品もスマートスピーカーとしての基本性能は備えていますので、自分が良く使うサービスでスマートスピーカーを選択するというのが今後の流れになりそうですし、それこそが各企業の顧客囲い込み戦略だと思います。
MicrosoftやSONYもスマートスピーカーを開発中という話もありますし、AIを搭載して色々な特徴を持ったまったく新しい「スピーカー」は、これから盛り上がることは間違いないでしょう。
音楽だけでなく家での過ごし方そのものを大きく変えそうなスマートスピーカーから目が離せません。